キュウソネコカミ(Kyuso Nekokami)の徹底解説まとめ

キュウソネコカミ(Kyuso Nekokami)とは、2009年に兵庫県で結成されたロックバンド。2010年より神戸、大阪を中心に活動を始め、2014年にミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』でメジャーデビュー。キャッチーでダンサブルなメロディに、ボーカルのヤマサキセイヤが感じている日々の鬱憤や現代社会への愚痴を綴った歌詞の楽曲で人気を獲得。オーディエンスの上を歩くなど、距離が近く、激しいライブパフォーマンスにも定評があるライブバンドである。

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キュウソネコカミ(Kyuso Nekokami)の概要

キュウソネコカミ(Kyuso Nekokami)とは、2009年に結成されたロックバンド。大学の軽音楽部で出会い、就職に失敗したもの同士5人組で兵庫県西宮市で結成。2010年より神戸、大阪を中心に活動を始め、2014年にミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』でメジャーデビューを果たす。「メンバー全員コミュ障」を自称する異色のプロフィールと、キャッチーなメロディにボーカルのヤマサキセイヤが感じた日々の鬱憤を綴った歌詞を乗せた楽曲が徐々に注目を集め始め、その独自の音楽性は「全方向対応型ネガティヴディスコ・パンク」や「エモ・ブルース」と呼ばれるようになる。オーディエンスとの距離が近く、激しいライブでも人気を獲得している。ハウス食品の栄養ドリンク「メガシャキ」のCMソングである「MEGA SHAKE IT!」や、タマホームのCMソング「家」など、インパクトのあるCMソングも手掛けたことでも話題となった。
バンド名はスクウェア・エニックスから2003年に発売された名作RPG『ファイナルファンタジーX-2』に登場する装備アイテム「キューソネコカミ」のほか、ことわざの一つである「窮鼠猫を噛む」(きゅうそねこをかむ)が由来となっており、「キュウソ」の略称で親しまれている。公式ファンクラブの名称は「メゾンネズミ」。

キュウソネコカミ(Kyuso Nekokami)の活動経歴

上段左からオカザワカズマ(Gt)、ヤマサキセイヤ(Vo,Gt)、下段左からヨコタシンノスケ(Key,Vo)、ソゴウタイスケ(Dr)、カワクボタクロウ(Ba)

結成とインディーズ時代

2009年、関西学院大学文化総部軽音楽部で就職に失敗した同期を中心として、兵庫県西宮市で結成。結成翌年の2010年には神戸バックビートで初のライブを行うが、当初は集客5人以下のライブも珍しくないという状況からスタートした。しかし、その桁外れなライブパフォーマンスが観客の口コミで広がり始め、徐々に集客を増やしていく。
2012年3月には1stアルバム『10代で出したかった』をリリースし、インディーズシーンで大きな話題を呼ぶようになる。ヤマサキセイヤが日常で募らせた不満や世相を切り取った歌詞とキャッチ―な楽曲が、特に若い世代の音楽ファンの共感を呼び、ネクストブレイクの最有力候補として注目される。

メジャーデビューと躍進

2014年4月、メジャーデビューを発表。同年6月にはミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』をリリースし、その後も精力的にライブ活動を行い、各地の音楽フェスやテレビ出演を重ねていく。栄養ドリンク「メガシャキ」のCMソング「MEGA SHAKE IT!」や、タマホームのCMソング「家」などのCMタイアップ曲も手掛けるようになった彼らは、その知名度を全国へ轟かせるようになっていった。2018年には神戸ワールド記念ホールでのワンマンライブを成功させるなど、ライブバンドとしての地位を不動のものにする。

カワクボタクロウの活動休止とメジャーデビュー10周年

精力的なライブ活動を行い、人気を不動のものとしたキュウソネコカミ。

メジャーデビュー以降も確固たる人気を築いてきた彼らだが、ベースのカワクボタクロウが演奏時の指の痛みを訴え活動を休止。バンドは仲間である「空きっ腹に酒」のシンディをサポートベースとして迎えてライブを行った。カワクボは2022年12月のファンクラブ会員限定公演「We are 5RATS」でライブ活動を再開したものの、2023年9月、心身の不調の治療に専念するため再び活動を休止することが発表された。
しかしバンドとしての歩みを止めることはせず、メジャーデビュー10周年となる2024年10月には10周年記念アルバム『出現! 鼠浄土』をリリースするなど精力的な活動を続けている。

キュウソネコカミ(Kyuso Nekokami)のメンバー

現メンバー

ヤマサキ セイヤ

ボーカル、ギターを担当。1987年4月14日生まれ。和歌山県御坊市出身。本名は山崎正也。a.k.a 赤ネットシコ太郎。かつては「セルフボラギノール」というバンドに所属していた。中高はバレーボール部で、大学へは指定校推薦で進学。日々の鬱憤を綴った歌詞で人気を博す。

オカザワ カズマ

ギターを担当。1988年6月28日生まれ。兵庫県多紀郡西紀町出身。本名は岡澤和真。かつてはヤマサキと共に「セルフボラギノール」で活動していた。特技はクイズで、「キュウソネコカミのクイズ王」と呼ばれている。2021年にはテレビ番組「パネルクイズ アタック25」に出演し、トップ賞を獲得する大活躍を見せている。

カワクボ タクロウ

ベースを担当。1987年6月16日生まれ。静岡県掛川市出身。本名は川久保拓朗。8年かけて大学を卒業していることでも知られる。大好物はカレー。2023年9月より、心身の不調の治療に専念するため活動を休止。

ヨコタ シンノスケ

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