食べて、祈って、恋をして(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『食べて、祈って、恋をして』は2010年8月13日にアメリカで制作されたロマンス映画である。ライアン・マーフィーが監督を務め、エリザベス・ギルバートが書いた回顧録『食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書』を映像化。ニューヨークでライターをしているリズは、取材で訪れたバリで出会った薬療師クトゥ・リエの予言をきっかけに、自分を見つめ直し、離婚を決意。本当の自分を見つけるために、旅に出る。イタリアで食を堪能し、インドで瞑想を身につけ、そしてバリで恋をする物語。
日本語吹き替え:西村知道
リズがインドのアシュラムで出会った男性。離婚経験がある。リズが朝の詠唱で居眠りをしていたのを起こしてくれた。イタリアからの習慣で大量の食事をとるリズのことを「ガッツリ」と呼ぶ。不器用でリズとは言い合うことも多かったが、何かにつけてリズのことを気にかけ、助言をする。リズと打ち解けると、離婚する原因となった自らの過去を話してくれる。酒とドラッグに溺れていた時期があり、酔ったまま運転してきた車で、息子を轢きそうになった。それを妻が見ていて、息子とともに家を出て行ったのだという。リズに話すことで自らの修行にケリをつけ、テキサスへ帰る。
トゥルシー(演:ルシータ・シン)
リズがインドで初めてのセヴァをしている時に話しかけてきた少女。両親が熱心なグルの信奉者。トゥルシーはグルのように大学へ行き、心理学を学びたかったが、リジュルという会ったこともない男性との結婚が決められていた。結婚に関しては悲観的で、愚痴をこぼしていたトゥルシー。結婚式の日、リズから、トゥルシーとリジュルが微笑みあっている姿を想って朝の詠唱をする、と言われたことで、結婚生活を前向きに考え始める。
リジュル(演:ミッキー・ダメジャーニー)
トゥルシーの婚約者。コンピューターを学んでいて、成績優秀でお金持ち。
コレーラ(演:ソフィー・トンプソン)
リズがインドで寝泊まりする部屋を整えてくれた女性。リズと出会った時は、1ヶ月言葉を発しない「沈黙の行(ぎょう)」という修行をしていた。修行後、話せなくて退屈だったけど、肌がリラックスし、喉の線もスッキリしたとリズに話しかけてくれる。しかしその時はリズが「沈黙の行」を始めていて、話すことは叶わなかった。
バリ
クトゥ・リエ(演:ハディ・サビヤント)
バリで薬療師をしている。手相を見て、人柄や未来を視ることが出来る。年齢は不詳。リズが取材でバリを訪れた時にクトゥの元を訪れ、占ってもらった。悲しみに溢れていたリズに助言をする。そして占い通り、数年後再び会いにきたリズは、生き生きとした美しい表情を見せた。リズに自分の学んだことを教える。リズの調和を整える手伝いをし、恋愛に関しても背中を押してくれる存在。
フェリペ(演:ハビエル・バルデム)
日本語吹き替え:江原正士
バリに住む宝石商人の男性。愛していた女性に裏切られて離婚し、人を信頼出来なくなっている。大学生の一人息子がいて、かなりの愛情を注いでいる。運転中、調子の悪くなったカセットをいじっていて、リズを轢きそうになった。リズのことを気にかけ、事あるごとに世話を焼く。実の息子にも背中を押され、リズと付き合う。それによって、離婚による人間関係のトラウマを克服した。
ワヤン(演:クリスティン・ハキム)
日本語吹き替え:林りんこ
バリで治療院を営んでいる女性。トゥッティという名前の娘がいる。旦那からは暴力を振るわれるも、愛に盲目になっていたワヤンは結婚関係を続けていた。まだ幼かった娘から離婚して欲しいと言われ、冷静になって離婚。離婚に抵抗感が強いバリでは、除け者にされることもあり、娘とともに住まいを転々としていた。足を怪我したリズが治療をしてもらいに訪れる。バツイチ同士リズとはすぐに仲良くなる。リズが家をプレゼントしたことで、安住することが叶った。
トゥッティ(演:アナキア・ラパエ)
ワヤンの娘。ワヤンが元旦那から暴力を受けているにも関わらず、別れる判断が出来ずにいた時、4歳にして「離婚して」と口にする。道で拾った青いタイルが気に入り、一人で遊んでいる。
アルメニア(演:アーリーン・ター)
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目次 - Contents
- 『食べて、祈って、恋をして』の概要
- 『食べて、祈って、恋をして』のあらすじ・ストーリー
- クトゥとの出会い
- 新しい彼氏
- イタリアへ
- 食べる歓び
- インドへ
- トゥルシーの結婚式
- バリでの出会い
- 新しい恋
- 愛と調和
- 『食べて、祈って、恋をして』の登場人物・キャラクター
- ニューヨーク
- エリザベス・ギルバート(演:ジュリア・ロバーツ)
- スティーヴン(演:ビリー・クラダップ)
- デヴィッド(演:ジェームズ・フランコ)
- デリア(演:ヴィオラ・デイヴィス)
- アンディー(演:マイク・オマリー)
- イタリア
- ソフィー(演:ツヴァ・ノヴォトニー)
- ジョバンニ(演:ルカ・アルジェンテロ)
- インド
- リチャード(演:リチャード・ジェンキンス)
- トゥルシー(演:ルシータ・シン)
- リジュル(演:ミッキー・ダメジャーニー)
- コレーラ(演:ソフィー・トンプソン)
- バリ
- クトゥ・リエ(演:ハディ・サビヤント)
- フェリペ(演:ハビエル・バルデム)
- ワヤン(演:クリスティン・ハキム)
- トゥッティ(演:アナキア・ラパエ)
- アルメニア(演:アーリーン・ター)
- イアン(演:デビッド・ライオンズ)
- 『食べて、祈って、恋をして』の用語
- セラピスト
- メタボ腹
- 修行道場(アシュラム)
- 詠唱(グルギータ)
- 『食べて、祈って、恋をして』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リチャード「服を選ぶように考えを選べ。」
- クトゥ「傷を癒してくれるものは信頼だ。だが辛い思いは努力したという証拠だ。」
- リズ「私の言葉を決めたわ。アトラヴェルシアーモ。」
- 『食べて、祈って、恋をして』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作はエリザベス・ギルバートの自伝小説
- 薬療師クトゥのモデルはバリのバリアンだった「クトゥ・リヤール」
- 聖地巡礼
- 『食べて、祈って、恋をして』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Eddie Vedder「Better Days」
- 挿入歌:Dario Marianelli「Suzie Creamcheese」
- 挿入歌:Dario Marianelli「Attraversiamo」