川後陽菜(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ

川後陽菜は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。乃木坂46加入前から芸能活動を行っており、川相陽菜の名前で福岡県福岡市を拠点に活動するアイドルグループ「青春女子学園」のメンバーだった。グループ内では毒舌キャラで知られており、各メンバーへのあだ名付けのセンスは抜群だった。2018年12月20日に卒業。卒業後には元アイドルグループのメンバー4人で結成された「Youplus」のメンバーとして活躍。本記事ではそんな川後陽菜のテレビや雑誌のインタビュー等での発言を集めている。

「まずはやってみようと。一度は挑戦するのもいいかなと思ったんです」

大手事務所に所属したら、きっと私を色んな場面で守ってくれるだろうし、仕事も絶えずとってきてくれるだろうなとは思いました。だけど、まずはやってみようと。一度は挑戦するのもいいかなと思ったんです。フリーでもやっていけるくらいの存在感を出さないと、芸能界で生き残れないと思ったんですよ。もっともっと売れて忙しくなって「マネージメントしてもらわないと無理!」ってなったら、また事務所に入ればいいかなって。
(2021年4月12日『FREENANCE』)

川後は乃木坂46卒業後、どこの事務所にも属さずにフリーランスで活動する道を選択している。フリーで頑張ろうという意気込みと同時に「『ネージメントしてもらわないと無理!』ってなったら、また事務所に入ればいいかなって」と言える程度の冷静さを合わせ持っているのが川後らしい。

「ファンからの信頼度が下がることは、すべて断ります」

ファンからの信頼度が下がることは、すべて断ります。PR案件も、慎重に選びます。本当に自分が自信を持ってオススメできるもの以外は、どんなにギャラが高くてもちゃんと断る!
逆に、漫画など、カルチャーにまつわる仕事ならギャラが安くても受けることもあります。フリーっていつ仕事が来るかわからないという不安があるから、目先の仕事に飛びつきたくなることもあるけど(笑)、そこは絶対にブレないようにしています。自分が好きなことや、将来の自信に繋がる仕事がしたいんです。
最初に「請求書出してください」って言われたときに、超困惑(笑)。迷ったので「どうしたらいいですか?」って、素直に聞くことにしました。そしたらなんと、取引先の方がフォーマット作ってくださったんです!それをいまだに、毎月愛用しています。
お金の面ははっきり言うようにしていますね。「断れないと損するよ」って、失敗談をよく友達から聞いていたので。自分の仕事に自信を持っているし、弱気にならないようにしています。
独立してからは毎月達成、右肩上がりです。 具体的な額は言えないですけど、おかげさまで2019年はこれまでの人生で、最高年収! 毎月の目標金額は、2018年(乃木坂46所属時代)の年収を12で割って算出しました。
(2021年4月12日『FREENANCE』)

川後のフリーランスの仕事に対する姿勢や責任のあり方がよくわかる発言。逆にいえばこれだけの心構えがなければフリーで仕事をやり続けることは困難だということなのだろう。
「請求書」は笑い話として語られているが、こういう細かい事務処理も自身で行わなければ行けないのがフリーランスなのである。「自分の仕事に自信を持っているし、弱気にならないようにしています」という発言も自信と責任をきちんと自覚している川後のスタンスを現わしているように思える。最後の「独立してからは毎月達成、右肩上がりです」はフリーランスにおける収入のことである。乃木坂46在籍時よりも収入が増えているということはフリーランスで活動を続ける為の大きな自信になっているものと思われる。

「主軸にしていたトークイベントなど、ファンの方と直接会えるお仕事が一気になくなってしまって」

新型コロナウイルスが流行し始めたタイミングで、もともと主軸にしていたトークイベントなど、ファンの方と直接会えるお仕事が一気になくなってしまって……。仕事内容は、大きく変わりました。外での仕事、今はほとんどやってないんです。
やっぱり、イベントを開催できないのがかなり痛くて。「イベントができない!」という空気を感じた後は、すぐに仕事をオンライン化しました。オンラインでのグッズ販売やプロデュース業に力を入れて、特にYouTubeでの発信を強化したことで、流れが変わったと思います。
でも、どんなにオンラインで頑張っても、対面での接点がないとファンの方が離れてしまわないかと、とにかく心配でした。SNSでコミュニケーションをとるのにも、限界があるなと。そこでYouTubeで他のアイドルの子たちと組んでみたり、今までやっていなかったジャンルにトライすることを意識するようになりました。以前は「せっかくフリーランスになったんだから、自分が楽しむことが大切」っていう思いが強かったですけど、そういう部分は、思考がかなり変わったかもしれないです。
(2021年8月31日『FREENANCE』)

コロナという感染症は様々な場面に影響を与え、既存のシステムや確立していたルーティン・ワークの変更が求められた。大手の事務所ですらこの変更からは逃れられなかったのだから、個人で全てを取り仕切る必要があるフルーランスには相当の痛手だったことが想像できる。川後もその例から漏れることは出来ず、「思考」から変わらざるを得なかったことが上の発言から垣間見ることができる。上で「YouTubeで他のアイドルの子たちと組んでみたり」という発言は"「Youplus」について”の項で触れる「カオスピピス」のことである。

「Youplus」について

「Youplus」とは

「Youplus」とは、SEKAI NO OWARI のグローバルプロジェクト「END OF THE WORLD」のクリエイティブディレクターでもある和田直希を音楽プロデューサーに迎えている4人組ガールズグループ。メンバーは川後陽菜(元「乃木坂46」)、中西香菜(元「アンジュルム」)、尾形春水(元「モーニング娘。」)、林田真尋(元「フェアリーズ」)。グループの発起人は中西で、「アイドルのセカンドキャリアとして新しい道を作りたい」という意図で結成されている。
母体は2021年4月に結成されたカオスピピスというグループで、メンバーは川後、中西、尾形、林田の他に小此木流花(元「アキシブproject」)、白木莉帆(元「タートルリリー」)。このカオスピピスは虚偽の仕事依頼や金銭面等のトラブルに見舞われ、活動に支障が生じていた。そこで2021年7月にプロデューサーとして和田を迎え、改めて「Youplus」として活動を再開することとなった。この際、白木は「Youplus」には参加せず、上記の4名がメンバーとなった。事務所には所属せず、フリーランスとして活動している。

「かなえられなかったことに新たに挑戦したい」

アイドルを卒業して3年ぐらい経った。フリーで活動していく中で、1人では、どうしてもできないお仕事、かなえたくても手の届かないことも多くて、もどかしかった。その時に、リーダーの中西から声をかけてもらった。また、新たにセカンドキャリアとして歌って踊るグループを作ると聞いて、私もそこで今まで、かなえられなかったことに新たに挑戦したいと思いました。
前のグループで、いろんな経験をさせてもらったけど、その時とは全然、違うグループの色になっていると思います。
アイドルを辞めた後に「消えていった」とか、マイナスなことを言われることが多かった。アイドルを辞めても輝いているというポジティブなイメージがつくようになったらいいなと思っていたのでグループで頑張りたい。
(2021年12月10日『ORICON NEWS』)

元々フリーランスで活動していた川後ではあるが、やはりフリーランスでの限界もあり、またコロナ禍という全く予期せぬ災いにも見舞われた。新しい音楽グループ「Youplus」への参加というのは、そんな状況を打破する意味合いもあったのであろう。但しグループ自体も事務所に属さないフリーランス状態なので、他のグループと比較すれば色々な面で脆弱さは露呈してくるのかもしれない。

「自分が好きな世界観で活動できるなと思って」

もともと中西香菜とは高校の同級生、林田真尋とは昔からの友人で、尾形春水のことも知っていたし、チーム自体仲がよかったのでやりやすいかなって思いました。それに、プロデューサーが自分が好きだなと思って見ていた作品を手がけていた和田さん(和田直希)って聞いた時に、自分が好きな世界観で活動できるなと思って、やりたいなって思いました。
(2021年12月24日『推しごと』)

事務所に属さないフリーランスなグループではあるが、音楽プロデューサーとしての和田直希の存在は大きいのかもしれない。他の3名のメンバーとの繋がりも初対面ではないという安心感もあるのだろう。

「アイドルよりもアーティストが上位にいるって感覚だとしたら、それは違うなと思うんです」

私たちが紹介されるときに「アイドルの"Youplus”です」と言われることは、まったく気にならないです。でも、ずっとアイドルとしてやってきたグループだと、アーティストって言われたいとか、アイドルであることをあんまりアピールしたくないっていうパターンもありますよね。ファンのコメントや、メディアのキャッチコピーでも「アイドルを超越したグループ」って表現されることも多いかな。でも、アイドルよりもアーティストが上位にいるって感覚だとしたら、それは違うなと思うんです。
きゃりーぱみゅぱみゅさんやPerfumeさんはアイドルなのか、アーティストなのかって考えたときに、本人はいちいちカテゴリを分けたりしてないと思うんですよ。私たちも「"Youplus”は"Youplus”」って思われていくのが理想です。アイドルとかアーティストとかってカテゴライズされるのではなく、「"Youplus”の川後陽菜」という肩書がつくのが一番いいのかなと思います。
(2022年6月19日『日刊サイゾー』)

上の発言の「アイドルよりもアーティストが上位にいるって感覚だとしたら、それは違うなと思うんです」等は川後のアイドル感がよく出ている内容に思える。「Youplus」と川後自身の立ち位置を俯瞰している姿が垣間見れる。

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