灼眼のシャナのネタバレ解説・考察まとめ

『灼眼のシャナ』(しゃくがんのシャナ)とは、人を喰らう異世界の住人「紅世の徒」を討つ「フレイムヘイズ」の少女と、両者の戦いに巻き込まれた少年の恋と成長を描いたライトノベル作品。様々なメディアミックスを果たした、2000年代を代表する作品である。
高校生の少年坂井悠二は、ある時不可思議な怪人に襲われ、割って入った小柄な少女から「お前はもう死んでいる」と告げられる。今の自分がかつての己の残滓でしかないと理解した悠二は、家族や友人のために街を守るべく、少女にシャナという名を与えて共に戦う道を選ぶ。

悠二の頭の上でメロンパンを食べ散らかす“シャナたん”。

ネットでたびたび取り上げられる「公式が病気」というワードがある。この元祖だともされているのが、本作の公式パロディ作品である『灼眼のシャナたん』だ。
なぜか掌サイズまで小さくなり、子供っぽいを通り越して小動物じみたレベルにまで癇癪と我がままが進行したシャナが悠二の頭の上に居座って様々な騒ぎを起こす。一美はそんな悠二を付け回すストーカーとなり、他にも本編の登場人物たちがギャグ方向にキャラクター崩壊を起こしつつコントじみたことを繰り返していく。パロディ作品とはいえ、これが“公式に作られた”というのが恐ろしい。

多少気を抜ける場面はあれど、『灼眼のシャナ』は基本的にシリアスな物語である。『灼眼のシャナたん』でのはっちゃけぶりはその反動ではないかとの考察もあるが、いずれにせよいろいろな意味で笑うしかない怪作だとファンから評価されている。

YAMAKUZIRA
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