灼眼のシャナのネタバレ解説・考察まとめ

『灼眼のシャナ』(しゃくがんのシャナ)とは、人を喰らう異世界の住人「紅世の徒」を討つ「フレイムヘイズ」の少女と、両者の戦いに巻き込まれた少年の恋と成長を描いたライトノベル作品。様々なメディアミックスを果たした、2000年代を代表する作品である。
高校生の少年坂井悠二は、ある時不可思議な怪人に襲われ、割って入った小柄な少女から「お前はもう死んでいる」と告げられる。今の自分がかつての己の残滓でしかないと理解した悠二は、家族や友人のために街を守るべく、少女にシャナという名を与えて共に戦う道を選ぶ。

マージョリー・ドー

CV:生天目仁美

紅世の王マルコシアスと契約している歴戦のフレイムヘイズ。「弔詞の詠み手(ちょうしのよみて)」の異名を持ち、即興で呪文と術を組み上げて戦う変幻自在の戦法を得手としている。
紅世の徒を狩るために御崎市を来訪するも、当初は方針の違いからシャナと交戦したりと好き勝手に振る舞っていた。啓作と栄太に目を付け、便利に使える手下にしようとするが、やがて啓作から本気の好意をぶつけられて困惑。最終的にその想いを受け入れ、祭礼の蛇が作った新世界にほとんどのフレイムヘイズが去っていく中、自身は彼と共に生きるためにこの世界に留まった。

ヴィルヘルミナ・カルメル

CV:伊藤静

「万条の仕手」や「戦技無双の舞踏姫」の異名を持つフレイムヘイズ。その高い実力と輝かしい戦歴で、数いるフレイムヘイズの中でも名の知られた存在。普段からメイド服を着用している。
シャナの育ての親の1人で、彼女がフレイムヘイズとして一人前になった後も保護者のような立場で見守っている。それだけに悠二の存在は気がかりで、「あのミステスはシャナの弱点になっているのではないか」との想いから彼を排除しようと試みたこともあった。
自身も恋に身を焦がした経験があり、次第にシャナの中に芽生えた恋心とその相手である悠二のことを認め、頼れる仲間となっていく。

カムシン・ネブハーウ

CV:皆川純子

「儀装の駆り手」の異名を持つフレイムヘイズ。見た目は幼いが最初期に生まれたフレイムヘイズの1人で、長く戦い続けながらも生き延びて活動を続けている猛者。
御崎市を来訪した際、一美を協力者に選び、彼女が悠二やシャナと共に超常の世界に踏み入れる大きなきっかけを作った。

紅世の徒

祭礼の蛇

CV:速水奨

本作の事実上のラスボスを務めた紅世の徒。“新たな世界の創造”すら可能とする力を持つが、それを他人の願いを叶えるためにしか使うことができず、本人はただ「誰かの願いを叶えたい」との欲求を持て余し続けている。なお、願いを叶える対象には特にこだわっておらず、作中では紅世の徒たちの思惑を取り込みつつ悠二の願いを叶えるために行動した。
かつてフレイムヘイズたちによって封じられたが、零時迷子を通して現世とつながり、虎視眈々と復活の時を待ち続けた。零時迷子を内包するミステスと化していた悠二の存在を乗っ取る形で復活するが、この時「フレイムヘイズと紅世の徒の果ての無い戦いを終わらせたい」という彼の強烈かつ純粋な願いを汲み取り、その自我を消さずに肉体を共有。目的を果たした後は休眠状態に入り、悠二とシャナの旅を夢見るような面持ちで見守っている。

ヘカテー

CV:能登麻美子

仮装舞踏会のリーダー。感情が希薄で、ほとんど表情を変えることもなければ、仲間たちに何かの指示を出すことも稀。ただ“祭礼の蛇を復活させ、その願いを叶える補助を務める”という「大命」を果たすことだけに全てを懸けて行動する。
悠二の中に零時迷子が存在することに気付き、これを利用して祭礼の蛇と接触しようと彼に近づく。アニメ版では出番が増しており、零時迷子の状態を調べるために「近衛史菜」という人間の分身体を作って悠二たちの学校に潜り込ませている。

シュドナイ

CV:三宅健太

仮装舞踏会の三柱臣の1人。「将軍」の異名を持ち、数ある紅世の徒の中でも別格で強大な存在。変身能力を活かした変幻自在の戦法を得手としているが、単純な力押しでもフレイムヘイズが束になっても蹴散らされるほどの戦闘能力を持つ。
立場上は同僚にして三柱臣のリーダー格であるヘカテーを愛でることを趣味にしており、その様は親戚の子供をかわいがるかのようである。もう一方の同僚であるベルペオルには気安い態度で接しているが、戦闘においては抜群のチームワークを発揮する。

ベルペオル

CV:大原さやか

仮装舞踏会の三柱臣の1人。方針を示す一方で具体的な手法については特に提案しないヘカテー、戦闘においては無類の強さを発揮するも細かい作戦はあまり気にしないシュドナイに代わり、実質的な作戦立案を担当する参謀役。3つ目の美女だが、普段は右目を眼帯で隠している。
知恵が回るだけでなく、戦闘においても相当な実力者で、シャナたちを幾度も窮地に追い込んだ。

『灼眼のシャナ』の用語

フレイムヘイズ

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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