イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』とは、日本ファルコムより2010年7月29日に発売されたPlayStation Vita用対戦アクションゲーム。本作は日本ファルコムの看板作品であるRPGゲーム『イース』シリーズ並びに『英雄伝説VI 空の軌跡』シリーズのキャラクターをプレイヤーキャラクターとしており、これらのシリーズのキャラクターたちがザナドゥと呼ばれる異世界に召喚され、魔王ガルシスを倒す冒険を描いたストーリーとなっている。

ロレント家

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられたエステルの生家。エステルの地元である地方都市ロレントから街道を南へ進み、森の小道へ入った先に見えてくる。ひっそりと閑静な佇まいを見せているが、エステルとヨシュアが出会い、『空の軌跡』の物語が始まった場所でもある。

地方都市ロレント

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられた街。『空の軌跡FC』及び『空の軌跡SC』の物語の舞台となるリベール王国の五大都市のひとつに数えられる街で、豊かな森に囲まれて落ち着きのある雰囲気が特徴。かつて、リベールの北東部にあってエレボニア帝国の国境に近かったことから、「百日戦役」と呼ばれるリベールとエレボニアの戦争が起きた際は帝国軍の侵攻を受けたことがある。中央に聳える時計塔もその時に崩落したが、街の有志によって建て直され、戦火によって傷ついたリベールの復興の旗印となった。

グランセル城

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられた城。リベール王国の首都グランセルに存在する城で由緒ある建物で観光地として有名だが、リベール王国を統治する女王アリシアと王族らその関係者たちが生活する女王宮、彼女らが政務を執り行う行政区画などが集結しており、リベール王国の中枢と言える。

ツァイス中央工房

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられた研究施設。リベール王国も含めた『空の軌跡』の世界に普及している「導力」と呼ばれる特殊なエネルギーを扱う技術「導力技術」の中央研究所ともいえる場所で、日用品から武器、飛行船など、導力を利用したあらゆる機器の研究・開発が行われている。『空の軌跡SC』の物語の終盤で活躍することとなった、リベール王国軍が誇る最新鋭の高速巡洋艦アルセイユもこの中央工房で開発され、の技術力の高さを世界に知らしめた。

ルシタニア号

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられた飛行客船。『空の軌跡 the 3rd』の物語の序盤の舞台となった、エレボニア帝国の重工業メーカー・ラインフォルト社が開発した豪華飛行客船。バトルステージはデッキ通路となるが、船内には大展望室、パーティ会場、カジノルーム、図書室など様々な施設があり、パーティ会場では貴族や大金持ちを相手にした仮面舞踏会なども開かれている。

ラヴェンヌ村

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられた村。アガットの故郷で、リベール王国西部・ボース地方の山間に存在し、果樹栽培が盛んなことで知られている。今でこそ平和で素朴な光景が広がっているが、ロレントよりもエレボニア帝国に近い地域なだけに、百日戦役に置いてはもっとも激しい戦火に見舞われた戦災地でもある。

幻影城(ファンタスマゴリア)

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられた異次元の城。『空の軌跡 the 3rd』のラストダンジョンで、『空の軌跡』における創世神話に登場した7つの大いなる力を持った至宝のひとつ「輝く環(オーリオール)」によって構築された異次元の空間「影の世界」に広がる、果てしない荒野に聳え立つ巨大な城である。そしてこの城の最奥には、『空の軌跡 the 3rd』の物語にして事件を引き起こした黒幕「影の王」が潜んでいる。

中枢塔(アクシスピラー)

本作に登場するバトルステージのひとつで、『空の軌跡』の世界からザナドゥに出現させられた機械の塔。『空の軌跡SC』のラストダンジョンである浮遊都市リベル=アークの中央に聳え立つ巨大セントラルタワーで、古い時代にこの浮遊都市で暮らしていた市民たちの生活の基盤となる「ゴスペル」と呼ばれるシステムに干渉するアンテナの役割を担っている。

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