乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です（モブせか）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.02.12

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です（モブせか）』とは、三嶋与夢が小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿していた小説、及びそれを原作とした漫画、アニメ作品。浮島が点在する世界を舞台に、乙女ゲームに転生した主人公リオンが、ゲームの知識で自分と仲間の問題を解決する。登場人物らは、困難の中で己の未熟さに気づかされたり身分の違いに悩んだりしつつも精神的に成長していく。『小説家になろう』に投稿された原作の第2章までの内容がアニメ化され、2022年4月から6月までAT-Xほかにて放送された。

ホルファート王国バルトファルト家

ユメリア

バルトファルト家のメイド。マリエの使用人であるカイルの母親でエルフ族。リオンの働きかけで、バルトファルト家にて働くことになる。
Web版『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第3章に登場。

ミオル

ジェナの使用人。ジェナがリオンに買わせた。後にジェナやリオンを裏切り、バルカスにより命を絶たれる。
Web版『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第3章に登場。

ホルファート王国学園

クラリス・フィア・アトリー

CV：鈴代紗弓
伯爵令嬢で、リオンから見て1つ上の学年。ジルクと婚約していたが、マリエを愛してしまったジルクにより一方的に婚約を破棄されてしまう。以来、ジルクへの当てつけで複数の専属奴隷を周りに侍らせ遊び回るようになった。
本来は清楚な出で立ちだったが、遊び回るようになってからは服装や髪型などを遊び人風に変えている。学園祭でのバイクレースでは取り巻きたちに命じて妨害をしており、それが元でジルクは負傷しレースへの参加ができなくなる。ジルクに代わってリオンがレースに出場し優勝、その見返りとしてジルクにクラリスへ謝罪させる。これによりクラリスのわだかまりは解け、問題解決へ導いたリオンに信頼を寄せるようになる。

ダニエル・フォウ・ダーランド / レイモンド・フォウ・アーキン

ダニエル

レイモンド

CV：坂泰斗（ダニエル） / CV：土田玲央（レイモンド）
いつもリオンと行動をともにしており、学園女子の悪辣さに愚痴をこぼす仲。リオンがユリウスら攻略対象5人と決闘することになった際、脅されてリオンの部屋に落書きをする。しかし、リオンは彼らの事情を理解して恨むことはなかった。決闘の賭けでは多くの生徒がユリウスらに賭けるなか、ダニエルとレイモンドの2人はリオンに賭ける。陰ながら応援する2人を見てリオンは心を和ませる。代理戦以降も親友関係は続き、学園祭ではリオンの開く喫茶店の準備を手伝ったり、リオンがオリヴィアと気まずくなったときには仲直りするようアドバイスをしたりしている。

ステファニー・フォウ・オフリー

CV：諏訪彩花
伯爵令嬢であり、ブラッドの婚約者だったがマリエの件で婚約を破棄された。オフリー家はファンオース公国との外交で活躍しており、王国はその活躍で黒騎士の脅威を回避している。ブラッドの実家フィールド家は公国との国境警備を任されており、オフリー家からの婚約話を断れなかった。
性格はクズで自分が気に入らない相手には卑劣な手段で陥れる。学園祭ではリオンの喫茶店に専属奴隷らと現れて、喫茶店の経営を台無しにしようとした。手出しができずじっと耐えるリオンに愉悦を感じていたが、お忍びでやって来た王妃ミレーヌに暴言を吐いたことでリオンに逆襲のチャンスを与えてしまう。結果、専属奴隷らを全員ボコられてしまった。
カーラの寄り親であり、それが故にカーラはステファニーに逆らえない。カーラを使ってリオンに空賊退治を依頼し、リオンの命を狙うが失敗。空賊とつながる証拠をルクシオンに押さえられ、ステファニーは王宮とレッドグレイブ家に処罰されてしまう。

カーラ・フォウ・ウェイン

CV：白石晴香
普通クラスの生徒で、準男爵家の令嬢。寄親であるステファニーの命令には忠実で、リオンを陥れたいステファニーの計画を補助する。学園祭ではオリヴィアにリオンへ自分を紹介するよう依頼し、リオンを偽の空賊退治の件に引きずり込んだ。
平民を見下しており、リオンの目が届かないところではオリヴィアを使用人のようにこき使う。空賊討伐の真相がバレて父親に問いただされたときには、オリヴィアに責任を押し付けようとした。
カーラが空賊騒ぎの首謀者ステファニーの企みを白状したことで、ステファニーの実家は取り潰され、カーラは寄り親を失う。
本来ならカーラも退学処分となるはずであったが、ウェイン家に空賊とのつながりが無かったため見逃される。しかし他の生徒たちからは「空賊と関わりを持った恥晒し」として嫌われることとなった。

師匠

CV：速水奨
学園の教師であり、茶会の作法を生徒らに教えている。茶会のマナー教室を真面目に受ける気のないリオンに茶会の何たるかを実践してみせ、感銘を受けたリオンから「師匠」と呼ばれるようになった。
茶の道を極めんとする紳士であり、リオンにはいつも「共に茶の道を歩みましょう」と声をかけている。フェアな精神の持ち主で、代理戦にてリオンがブラッドを倒したときは、ただ1人リオンに拍手を贈った。
暴走したリオンを抑えられる数少ない人物であり、公爵令嬢アンジェリカから頼りにされている。

カイル

向かって右の少年がカイル

CV：竹内順子
マリエの使用人。ユリウスとジルクの支援でマリエに与えられた。エルフ族の少年で、マリエの使用人であるにも関わらずマリエに対しての物言いに遠慮がない。転生前のマリエの評価は「かわいい」だったが、態度の酷さに「むかつく」に変化。マリエのことを嫌っているわけではなく、マリエの味方でありマリエのために働く意志はある。マリエの無茶なダンジョン攻略にも体を張って付き合っている。

ホルファート王国王家