乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)』とは、三嶋与夢が小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿していた小説、及びそれを原作とした漫画、アニメ作品。浮島が点在する世界を舞台に、乙女ゲームに転生した主人公リオンが、ゲームの知識で自分と仲間の問題を解決する。登場人物らは、困難の中で己の未熟さに気づかされたり身分の違いに悩んだりしつつも精神的に成長していく。『小説家になろう』に投稿された原作の第2章までの内容がアニメ化され、2022年4月から6月までAT-Xほかにて放送された。

ホルファート王国 バルトファルト家

バルカス

CV:新垣樽助
バルトファルト男爵家の当主でリオンの父。ゾラが本妻であり、リオンの母リュースは妾である。女性優位の王国でゾラには逆らえず、ゾラの高慢な態度にも文句を言わず従っている。リオンにはゾラとの結婚を同情されるが「結婚してもらっただけでもありがたい」と割り切っている。
リオンの味方であり、ゾラからの結婚話を回避するためにリオンがダンジョンに挑んだときには船や武器を用意した。リオンが学園に入学してからは、リオンの起こす騒動に胃の痛い思いをしている。

リュース

CV:川澄綾子
バルカスの妾でリオンの母。バルカスとともにバルトファルト領地で暮らしている。ゾラとは違い、バルカスとは相思相愛。バルカスと同じくリオンの味方である。

ジェナ

CV:長谷川育美
リオンの姉であり、母はリュース。高慢でわがままな性格で、いつもリオンからお金をせびり取っている。リオンには邪魔者扱いされているが、オリヴィアの件で相談を受けるなど多少は頼りにされている。自分の立場が不利になることを恐れており、リオンが学園で問題を起こすたびにリオンの部屋に怒鳴り込んでいる。代理戦では脅されてリオンの鎧に爆薬をしかけたり、親友が狙っている子爵家男子を横取りしようとするなど卑怯さを厭わないところがある。

ニックス

幼少期のニックス

リオンの兄であり、リオンと同じくリュースの息子。リオンより2歳年上で、学園では普通クラスに入学する。リオンの起こす騒動に巻き込まれがちで、そのたびに不満を漏らすが結局はリオンのために動くお人好し。ホルファート王国国王を「クソ野郎」呼ばわりするリオンに胃を痛めている。本作品では、エピソード1にて幼少期の姿で登場する。

フィンリー

リオンより2歳年下の妹。リオンと同じくリュースから生まれた。姉のジェナと同じく性格は傲慢。学園に入学すれば自分もジェナと同じく奴隷が買えると期待していたが、ファンオース公国との戦争がきっかけでそれができなくなり不満を漏らす。人違いでジェイク王子に呼び出されたのがきっかけで、ジェイクの付き人であるオスカルと知り合うことになる。オスカルとの婚約を期待していたが、姉のジェナとオスカルが結婚することになりがっかりする。普段はジェナと口喧嘩をしたりするが危機に直面した際には互いに助け合う仲。
Web版 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第6章に登場。
書籍版『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』9巻に登場。

コリン

リオンの弟であり、リオンと同じくリュースの息子。末っ子で可愛がられて育ってきたので素直で人懐っこい。姉のジェナやフィンリーには口で勝てずおやつを奪われたりするので不満を持っており、それだけに2人を黙らせるリオンを尊敬している。バルトファルト家にリハビリのために滞在するノエルに懐いていたが、ノエルがリオンと結婚することを知りショックを受け、自分が恋をしていたのだと初めて気づく。
原作 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第5章に登場。

ゾラ

CV:折笠愛
バルカスの正妻であり、普段は王都で暮らす。高圧的に人を見下す性格でバルカスやリュースを下僕扱いし、リオンに至っては金になる道具としか思っていない。入学前のリオンを遺族年金狙いの貴族女性に売ろうとしたが失敗している。バルトファルト領を訪れたアンジェリカを小娘扱いするが公爵令嬢だと分かった瞬間、態度を豹変。自分より身分が高いものには頭が上がらない。息子1人と娘1人がいる。

ルトアート

ゾラの息子で長男扱いであったが、後にゾラが口を滑らせたことでバルカスの子供ではなく愛人との間にできた子供であることが発覚し、母親のゾラはバルカスから離縁される。
Web版 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第6章に登場。

メルセ

ゾラの息子で長女扱いであったが、後に愛人との間にできた子供であることが発覚。母親のゾラがバルカスから離縁されたことでバルトファルト家から追放され、リオンやその他の兄弟を憎むようになる。
Web版 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第6章に登場。

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