乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)』とは、三嶋与夢が小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿していた小説、及びそれを原作とした漫画、アニメ作品。浮島が点在する世界を舞台に、乙女ゲームに転生した主人公リオンが、ゲームの知識で自分と仲間の問題を解決する。登場人物らは、困難の中で己の未熟さに気づかされたり身分の違いに悩んだりしつつも精神的に成長していく。『小説家になろう』に投稿された原作の第2章までの内容がアニメ化され、2022年4月から6月までAT-Xほかにて放送された。

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)』の概要

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)』とは、三嶋与夢が小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿していた小説。2018年5月よりGCノベルズから出版される。イラストは孟達が担当。2018年10月から潮里潤により漫画化され、2022年4月3日よりアニメの放送・配信が開始される。通称は『モブせか』。『このライトノベルがすごい! 2020』のランキングでは単行本部門の8位となる。2019年11月に小説の既刊4巻全巻が重版となり、2022年9月時点でシリーズ累計発行部数は200万部を突破。

リオン・フォウ・バルトファルトは、5歳のある日、自分が乙女ゲームの転生者であることに気づく。しかし、バルトファルト家はゲームには登場しなかった男爵家であり、リオンは自分がいわゆる「モブ」であることを自覚する。記憶を取り戻した当初、ゲームの知識で無双することを考えるが、自然豊かな領地で暮らすうちにモブらしい平穏な人生を望むようになる。学園に入学し、無難な結婚相手を見つけて田舎の領地でのんびり暮らす人生計画をたてていたリオンであったが、父バルカスの本妻ゾラのもたらした貴族女性との結婚話で命の危険に晒される。遺族年金が狙いの結婚であり、もしリオンが承諾して結婚すれば戦場に送られ殺されてしまうのだ。望み通りの平穏な人生を歩むために立ち上がったリオンは、乙女ゲームの知識を頼りにダンジョンを攻略し、前世の自分が課金し手に入れた船「ルクシオン」を手に入れる。ルクシオンは船の名前であると同時に、船を制御する人工知能の名前でもある。以降、本体とは別に球体の子機が常にリオンの側についてリオンを助けることになる。無事に学園に入学したリオンであったが、本来のゲームの主人公オリヴィアに代わってマリエという女子生徒が攻略対象たちと仲良くなっていることに疑念を抱く。実はマリエも転生者であり、中途半端なゲームの知識をもって、王宮での贅沢な生活を手に入れるために暗躍していたのである。マリエの存在が、本来なら敵対するはずの主人公オリヴィアと公爵令嬢アンジェリカを結びつけ、ゲームのシナリオには関わらないつもりであったリオンも巻き込むことになる。周りの人間や自身に降りかかる困難をルクシオンと共に解決していくなかで、リオンは己の望みとは真逆に異例の出世を繰り返すことになる。

リオンが自分より社会的地位が上にある者を容赦なくやり込める姿には爽快感があり、本作品の魅力の1つである。

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)』のあらすじ・ストーリー

異世界に転生したリオンは、ルクシオンを手に入れ学園に入学

転生前のリオンは社会人として働く若者であり、貴重な休日を使って乙女ゲームをクリアする。その乙女ゲームは妹から押し付けられたもので、妹に弱みを握られていたリオンは妹の頼みを断れなかったのだ。精神的にも肉体的にも疲れ切ったリオンは「腹が減った」と外に出るが、めまいに襲われ階段から転落し命を落としてしまう。

5歳になったリオン・フォウ・バルトファルトは前世の記憶を取り戻し、自分が乙女ゲームの世界に転生したことに気づく。バルトファルト家は乙女ゲームに登場しない男爵家であり、その男爵家の3男のリオンはいわゆるモブキャラであった。記憶を取り戻した当初はゲームの知識を使って人生を有利に進めようと考えるが、成長するにつれてモブなりに無難な人生を歩もうと考えが変わっていく。しかし学園に入学する直前、父の正妻ゾラの持ち込んだ貴族女性との婚約話で命の危険にさらされ、それを回避するためにゲームの知識を使ってダンジョンに挑み、ロストアイテム「ルクシオン」を手に入れる。ルクシオンは転生前のリオンが課金して手に入れた空を飛ぶ船であり、船を制御する人工知能であった。以降、球体の子機が常にリオンの側についてまわり、リオンの良き相棒となる。この冒険でリオンは大量の財宝を手に入れ、準男爵級の浮島も発見。ゾラの持ち込んだ縁談をはねのけ、予定通り学園に入学する。この功績で、リオンは男爵の地位を与えられた。

入学式が終わり学園内を1人歩いていたリオンは、1人の女子生徒が王太子ユリウスの頬を叩く場面に遭遇する。これはリオンの記憶する乙女ゲームのイベントであったが、少女がゲームの主人公とは別人であった。少女の名はマリエ・フォウ・ラーファン。子爵家令嬢であるが、実はリオンと同じく転生者。乙女ゲームの知識を使って、ゲームに出てくる攻略対象らを籠絡していたのである。攻略対象はユリウスを含めて5人おり、王太子のユリウス以外は上級貴族の子息ばかり。攻略対象5人のお気に入りとなったマリエは、ユリウスの婚約者である公爵令嬢アンジェリカから敵視される。アンジェリカはゲームでは悪役令嬢として登場する人物で、本来なら主人公の恋愛を邪魔するキャラクターである。しかし、この世界のアンジェリカは言動に厳しさは見られるが他人を思いやる優しさがあった。

学園を卒業するまでに結婚相手を見つけなければならない男子生徒にとって、お茶のマナーを熟知するのは必須である。当初、男が茶のマナーを学ぶことをバカにしていたリオン。ある教師から茶の実践を受けてからは、心を入れ替えて茶のマナーを真剣に学ぶようになる。その教師はリオンから「師匠」と崇められ、様々な場面で暴走するリオンを制御できる唯一の人物となる。

初めて開いたお茶会を傲慢な女子生徒に台無しにされ涙するリオン。茶会を開いた部屋の外で、貴族令嬢らから嫌がらせを受ける少女を見かける。その少女こそゲームの主人公オリヴィアであり、落ち込むオリヴィアを見かねて茶会に誘ったリオンはオリヴィアと知り合うことになる。平民であるオリヴィアは貴族社会のルールに疎く、それが原因でクラスに馴染めないと悩んでいた。それならとリオンは同じ学園に通う姉ジェナをオリヴィアに紹介する。ジェナの助言に従い、クラスの代表格のアンジェリカに挨拶を済ませたオリヴィア。これがきっかけで、アンジェリカとオリヴィアの友好関係が始まる。

アンジェリカの代理で王太子ユリウスら5人の攻略対象と決闘

事あるごとに「マリエは殿下にふさわしくない」とユリウスに訴えるアンジェリカ。しかし、それを聞くユリウスの態度は冷たく溝は深まるばかりであった。そんななか、一学期終盤のパーティー会場にて、アンジェリカとマリエの間でトラブルが発生する。他の男子生徒と手を繋ぐマリエをアンジェリカが見てしまい、アンジェリカの怒りが爆発したのだ。必死にマリエの不誠実さを訴えるアンジェリカだったが、ユリウスを始めとする攻略対象5人は聞く耳を持たなかった。それどころか、マリエを援護しマリエへの愛を語る。冷静さを失ったアンジェリカは、マリエに手袋を投げつけて決闘を申し込む。決闘とは両者が代理人を立てて勝敗を決めるものであり、マリエの代理人としてユリウスが名乗りを上げ、残りの攻略対象らもマリエの代理人として戦うと立候補する。それとは対照的に、アンジェリカの代理人には誰も名乗り出ず、孤立無援のアンジェリカは悔しさに涙を浮かべる。見かねたリオンはアンジェリカの代理人になる事を決意し、ユリウスら5人の前に歩み出る。決闘方法は闘技場を借りた鎧を用いてのもの。どちらが勝つかで賭けが始まり、大部分の生徒が攻略対象5人に賭けているのを知ったリオンは、大金を用意して自分自身に賭ける。ルクシオンが用意する鎧「アロガンツ」なら、ユリウスたちに勝てる自信があったからだ。

初戦はブラッド。リオンはルクシオンに武器としてブレードを取り出すように命じるが、出てきたのはスコップ。ルクシオンの嫌がらせである。しかし、リオンはスコップで勝負に挑み、一撃でブラッドを沈める。続くグレッグとクリスにも勝利。ジルクとの戦いでは休憩時間にアロガンツに爆薬を仕掛けられるも、頑丈なアロガンツには傷1つつくことはなかった。ジルクを負かしたリオンは、ユリウス戦にて王太子ユリウスを言葉で煽りつつも正しい道に戻るよう説得する。しかし、マリエに一途なユリウスにリオンの言葉が届くことはなかった。「マリエと一緒になるためなら王位もいらない」と言うユリウスを見限ったリオンは、アロガンツの圧倒的な力でユリウスの鎧を破壊し勝利する。

リオンは王太子ユリウスを始めとする上級貴族たちを相手に戦ったことで実家が処罰の対象になる事を懸念。アンジェリカの父ヴィンスと兄ギルバードに王宮へのとりなしを依頼する。リオンを気に入ったヴィンスは願いを聞き入れ、宮廷工作に乗り出す。この件で正式にアンジェリカとユリウスの婚約は解消され、傷心のアンジェリカはヴィンスの勧めでバルトファルト領へ気晴らしに出かける。仲が良くなったオリヴィアと共にバルトファルト領を訪れたアンジェリカは、リオンの発見した浮島も見学。ルクシオンの開発した温泉でゆっくり体を休める。この休養でアンジェリカとオリヴィアの友好は深まり、お互いに「アンジェ」「リビア」と愛称で呼ぶようになる。
ヴィンスの働きでバルトファルト家にお咎めはなく、逆に王太子の愚行を諌めたとしてリオンは昇進。ユリウスら5人は廃嫡処分となり、それを知ったマリエは王宮での贅沢な暮らしが消えてしまったことに愕然とする。

伯爵令嬢ステファニーにより仕組まれた空賊騒ぎを解決

学園祭にてリオンは喫茶店を開くことになり、友人のダニエルとレイモンド、アンジェリカにオリヴィアがリオンの店を手伝う。リオンのために喫茶店への呼び込みをするオリヴィアであったが、リオンは学園の生徒から嫌われており反応は良いものではなかった。落ち込むオリヴィアに声をかけたのは、準男爵家の次女カーラ・フォウ・ウェイン。カーラの目的はリオンに近づくことであり、リオンと仲の良いオリヴィアに仲介を頼んだのである。リオンの喫茶店にやって来たカーラは、リオンに空賊の討伐を依頼する。カーラの話では、実家の領地が空賊により荒らされているというのだ。そこで実績のあるリオンに話を持ってきたと言う。
しかし、空賊がカーラの実家を襲っているというのは偽りで、真の目的はリオンを陥れることであった。カーラの背後にいるのは伯爵令嬢ステファニー・フォウ・オフリー。攻略対象5人との決闘にリオンが勝利したことでステファニー周りの人間が大損しており、ステファニーはリオンに復讐する機会を伺っていたのである。ステファニーとカーラは主従関係にあり、カーラは主であるステファニーの命令でリオンに空賊討伐を依頼したというのが真相である。
しかし、これが罠であることをリオンもゲームの知識から承知していた。それでも依頼を引き受けたのは、空賊が重要なアイテムを持っていたためである。そのアイテムとは「聖なる首飾り」。オリヴィアが聖女としての能力を発揮するために必須のアイテムだ。空賊の長との戦いに勝利してリオンは「聖なる首飾り」を手に入れる。

この戦いでオフリー家と空賊とのつながりが明らかとなり、オフリー家は取り潰し。ステファニーは学園を退学することになる。カーラは退学を免れるも、他の生徒から貴族の面汚しと避けられてしまう。なお、この空賊討伐にはステファニーの差し金でオリヴィアも参加していた。アンジェリカと親しいオリヴィアを危険な場所に向かわせることで、アンジェリカへの嫌がらせを目論んだのである。その際、オリヴィアはステファニーから残虐な言葉を受けており、心が弱っていた。平民の自分と貴族であるリオンとの身分の差をステファニーの言葉で刷り込まれてしまったのだ。そんなときリオンの活躍する姿を見せつけられたオリヴィアは、ますますリオンとの距離を感じてしまう。結果、落ち込むオリヴィアを心配するリオンを拒絶。2人の間に亀裂が入る。本来ならゲームの主人公であるオリヴィア。そんなオリヴィアとモブの自分が関わるのは間違いだったと、リオンはオリヴィアから距離を置くことを決意する。

修学旅行の帰り道、ファンオース公国の襲撃を受けるが撃退

空賊討伐の際、オリヴィアを泣かせたとアンジェリカから非難されたリオン。アンジェリカとも気まずくなり1人落ち込む。そんな中、学園では修学旅行で盛り上がりを見せていた。学園の修学旅行の行き先は3通りあり、リオンはそのうちの1つ、南の浮島に向かう。南の浮島は日本に似た文化があり、お祭りは屋台で賑わい神社も存在する。リオンが南の浮島を選んだのには理由があり、そこでしか得られないアイテムが目的であった。アイテムは3種類あり、それぞれに魔力や戦闘力などを上昇させる効果がある。南の浮島の神社を参拝したリオンは、神社の巫女からお守りを受け取る形でアイテムを手に入れる。

修学旅行の帰り道、リオンたち学園の生徒が乗る豪華客船はモンスターからの襲撃を受ける。モンスターを仕向けたのはファンオース公国。元は王国の公爵家であったが、後に独立し王国と戦争を繰り返してきた国である。軍を率いるのは公国の王女ヘルトルーデ。ヘルトルーデは公国が所有するロストアイテム「魔笛」でモンスターを操ることができ、生徒らが乗る船をモンスターに襲わせた。学園の船を占拠した公国は男爵以上の子弟を捕虜にする予定であった。しかし公爵令嬢アンジェリカが名乗りを上げたため、アンジェリカ1人が捕虜として連れ去られる。自分を犠牲にするアンジェリカをリオンとオリヴィアは止めようとするが、他の生徒らに羽交い締めにされてしまう。アンジェリカがリオンに連れ戻されると、自分らが公国に捕らわれてしまうと心配したからだ。生徒らは公国の使者の命令に従い、リオンとオリヴィアに暴行を加え、2人を船の牢に閉じ込めてしまう。これで助かったと安心する学生たちだったが、公国から1時間後に攻撃を開始すると布告され愕然とする。
そんな中、リオンは牢に足を運んだクリスから「力を貸してほしい」と懇願される。クリスも南の浮島を訪れていたのだ。真摯な態度でリオンに願い出るクリスであったが、リオンの態度はそっけない。リオンには、自ら動こうとしない人間を守る気がなかったのだ。戦うなら生徒全員で。それがリオンの出した戦うための条件である。
広間に現れたリオンは男爵という地位を盾に、生徒全員に公国と戦えと命令する。当然のことながら学生たちはリオンの横暴さに反発。しかしリオンの「偉大なる冒険者の末裔なら戦ってみせろ」との言葉に戦うことを決意。自分らのもつ魔力で公国のモンスターに対峙する。
一方、シュベールトに乗って公国の船に出撃したリオンはアンジェリカを救出し、ヘルトルーデ王女を人質にして学園の船に戻る。これで公国は攻撃できないと安心したリオンたちであったが、公国はヘルトルーデが「その身を捧げた」として攻撃を開始。大砲による衝撃で学園の生徒らが乗る船が傾き、アンジェリカをかばったオリヴィアが船から落下するが、シュベールトで駆けつけたリオンが救助する。これをきっかけに、リオン、オリヴィア、アンジェリカの間のわだかまりは解消された。
到着したルクシオン本体とパルトナーによる公国への反撃が始まり、学園側の勝利へ傾きかけるが黒騎士の登場により再び流れが覆される。黒騎士は過去に数多くの王国の戦艦を沈めてきた天敵である。アロガンツに乗ったリオンと黒騎士の戦いが始まり、リオンは初めての苦戦を強いられる。しかし機転を活かして黒騎士に勝利し、多くの戦利品を持って王国に帰還することとなった。

この功績でリオンは、またもや昇進。田舎領主の生活を夢見るリオンの願いとは裏腹に子爵の地位が与えられる。捕えられたヘルトルーデは王国の留学生扱いと処分が決まり、これよりリオンらと行動をともにすることになる。

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)』の登場人物・キャラクター

主人公

リオン・フォウ・バルトファルト

CV: 大塚剛央、赤尾ひかる(幼少期)/ 小林裕介(ドラマCDおよびボイスコミック版)
本アニメの主人公。バルトファルト家の3男に転生した。
前世では妹の悪巧みにより乙女ゲームのコンプリートを強制され、ゲーム内容に辟易しつつもクリア。意識が朦朧とする中「腹が減った」とコンビニに行くため部屋を出るが、目眩に襲われ階段を転げ落ち、気がつくと乙女ゲームの世界に転生していた。
転生後のリオンは黒髪でやや吊り目ながら整った顔立ちをしており、体を鍛えているため引き締まっている。父バルカスの正妻ゾラに、高齢の女性との結婚を強制されるが全力で拒絶。学園に行くための資金を得るため前世の乙女ゲームの知識をもとにダンジョンに挑む。結果、ルクシオンと出会い大量の財宝を手に入れ準男爵規模の浮島を発見。ゾラの結婚話を回避し、無事学園に入学する。
乙女ゲーム世界に転生したことに気づいた当初は、ゲームの知識を使って人生を有利にしようと目論んでいた。しかしバルトファルト領地にて暮らすうちにその野望は消え、モブとして穏やかな人生を歩む方向へ心変わりする。ところが平穏を望む本人の希望とは裏腹に、数々の活躍により昇進を重ねることとなる。
性格はひねくれており、毒舌で相手を怒らせる場面がよく見られる。しかし、その毒舌にも正当性があり相手を煽ることで正しい道へ導くのが目的なのがほとんど。
乙女ゲームでは主人公となるオリヴィアや悪役令嬢アンジェリカと親しくなるものの、モブの自分が恋人になるのはありえないと距離を置くよう心がけている。
金儲けが大好きであり、ルクシオンの提供する情報のおかげで賭け事では大金を稼いでいる。
戦闘では、たとえ相手が空賊や敵国であっても命を奪わない。そのことでルクシオンからは、しばしば苦言を言われている。
学園の女子生徒らの性格の汚さにはうんざりしており、学園祭では王妃ミレーヌの30代とは思えない可憐さに求婚する場面もある。

主要人物

ルクシオン

CV:石田彰 / 白井悠介(ドラマCDおよびボイスコミック版)
リオンの相棒であり、普段は球体の姿でリオンの側に付き添っている。本体は巨大戦艦の人工頭脳であり、この世界では旧人類の作ったロストアイテム。
リオンと出会った当初、リオンを侵入者とみなし排除しようとするが、リオンが新人類でありながら旧人類の特徴も備えていることに興味を持ちリオンをマスターと認める。旧人類を嫌っているためリオンに対する発言には嫌味を交えることがあり、ユリウスたちとの決闘では武器としてスコップを用意するなど嫌がらせもする。しかし重要な場面ではしっかりリオンをサポート。リオンの良きパートナーとして活躍する。
リオンが乗る鎧「アロガンツ」、大型戦艦「パルトナー」を制作。クラリスの実家から贈られてきたエアバイクに「シュベールト」と名付け高性能なバイクに改造する。

クレアーレ

本作品には登場しないが、ルクシオンと同じく人工知能。エルフの島に隠されていた遺跡を担当していたが、その施設を爆破し、以後ルクシオンと同じく球体の姿でリオンの側に付き添うことになる。
Web版 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第3章に登場。

オリヴィア

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