がっこうぐらし！の原作とアニメの違い・相違点まとめ

『がっこうぐらし！』の概要

『がっこうぐらし！』とは、ニトロプラスの海法紀光（原作）、千葉サドル（作画）により、『まんがタイムきららフォワード』2012年7月号から2020年1月号にかけて連載されていた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。単行本は全12巻。テレビアニメはニトロプラス脚本プロデュース、Lerche制作により、2015年7月から9月にかけて全12話が放送された。PG-12指定。

突如現れたゾンビにより人々がことごとく殺害、同族化されていき、社会は壊滅状態になる。学校に立てこもっていた丈槍由紀（たけや ゆき／ゆき）や恵飛須沢胡桃（えびすざわ くるみ／くるみ） 、若狭悠里（わかさ ゆうり／りーさん）ら女子高生と教師である佐倉慈（さくら めぐみ／めぐねえ）は、避難生活を部活動の一環としてとらえ、「学園生活部」を設立。学校の中で日々を過ごすようになる。
キャラクターは日常系作品のように可愛いらしく、アニメ1話時点ではホラーものであることが隠されていたため、その後の展開が多くの視聴者に大きな衝撃を与えることになった。話題の異色のサバイバルホラー・学園ストーリーである。

がっこうぐらし！（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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『がっこうぐらし！』とは海法紀光（原作）、千葉サドル（作画）により、2012年より『まんがタイムきららフォワード』で連載を開始した漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。主人公の丈槍由紀が住む街にゾンビが出現。周囲の人間がゾンビ化する中、生き残った丈槍由紀を含む4人の女子高生が学園生活部を立ち上げ、学校に寝泊まりするというサバイバル作品。1話まではストーリーのホラー要素が隠されていたため、多くの視聴者に大きな衝撃を与えた。

原作の太郎丸はすでに感染

アニメではドアを器用に前足で開けたり、みーくんの存在を知らせたりと芸達者な太郎丸。しかし原作ではアニメと違い、すでに感染している。しかも時期的にはめぐねぇがまだ生きており、みーくんと合流する前のお話になっている。そのため原作のみーくんはめぐねぇと同じように太郎丸の存在をりーさんから聞かされるだけで、会ったことはない。
そもそも、原作ではゆきがどこからか犬を拾ってきて、ゆきが勝手に「太郎丸」と名付けている。そのため、「太郎丸」は正式な名前ではない。
原作では犬が感染したことで犬もダメとわかるが、アニメではりーさんが太郎丸に傷がないかチェックしていた。この辺の情報源もアニメと原作で異なる。

アニメ第五話の約束は原作にはない

アニメ第五話のショッピングモールでのくるみとりーさんの約束のシーン。くるみがりーさんに、自分が感染した時は迷わず殺してくれと頼んでいる。
これは原作にはなかったシーンである。原作でも感染した時にどうするかという話をするシーンはあるが、くるみもりーさんもその時になってみないとわからないと答えている。

学園生活部がモールに来た際の行動が違う

ショッピングモールに遠足に出かけた学園生活部。原作では、まず5階に向かい、そこでペンライトなどを入手。それから1階に戻って各階を捜索している。その後は裏側の階段で移動し、5階の籠城している箇所に突入するが、ゾンビの数におされて即撤退していた。
一方、アニメでも恐らくまずは5階に向かってペンライトなどを入手しているようだが、その後はエスカレーターで移動している。最後は物音が聞こえた映画館へ入り、やはりゾンビの数を見て即撤退していた。

みーくんが学園生活部に入るまでの流れが違う

アニメと原作ではみーくんが学園生活部に入るまでの流れが違う。アニメでは加入後からストーリーが始まっており、回想という形で加入経緯が描写されていた。また、アニメではあっさりと仲間入りしている。
一方、原作は話の流れに沿って途中で加入しており、その際にかなりギスギスしている。りーさんが本気で怖い顔をするシーンある。
これはアニメの尺の都合上変更されたと考えられるが、原作ではみーくんがゆきの精神状態をおかしいと感じていることが今後の展開ではかなり重要となっていた。
原作では、ゆきがめぐねぇの幻覚を見るという異常な精神を治そうとみーくんが行動を起こし、その結果、学校の地下の存在に気付いたのだ。一方、アニメではゆきの精神状態を容認しているため、このあたりの展開も違っている。

緊急避難マニュアルを見つけた経緯

原作ではめぐねえのノートなどを探っていたみーくんが職員室の棚で緊急避難マニュアルを発見した。また、過去に職員に対してマニュアルの存在を確認する指示があった回想シーンも入っている。
一方、アニメではめぐねえの遺品の中に鍵があるのをみーくんが見つけ、その鍵をりーさんに渡した。その後、学園生活部全員で職員室を捜査し、緊急避難マニュアルのある隠し扉を発見する。原作のような回想シーンはない。

伝書鳩の名前が違う

原作では「アルノー鳩錦」という名前だが、アニメでは「アルノー鳩錦2世」と命名されている。

手紙を風船で飛ばした時期が違う

原作ではみーくん加入前に手紙を飛ばしている。そのため、みーくんは手紙を書いていない。
一方、アニメではみーくん加入後に手紙を風船で飛ばしている。手紙を書いたかは不明である。

手紙の届いた先が違う