花は咲くか(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『花は咲くか』とは、日高ショーコによるボーイズラブ漫画作品。ルチル(幻冬舎コミックス)に掲載された(2006年8月~2015年1月)。広告代理店のクリエイティブディレクター、桜井和明(さくらいかずあき)は、通勤途中に美大生、水川蓉一(みながわよういち)と出会う。桜井は下宿を営む自宅が気に入って頻繁に訪ねるようになり、やがて蓉一に惹かれるようになる。桜井と蓉一の恋愛と、ふたりを取り巻く蓉一の家の下宿人や友人たちの人間ドラマが描かれる。
桜井は、水川邸に出入りするようになった後、蓉一の母親が採取したらしい種を水川邸の庭に蒔く(最初は菖太と共に蒔く)。手入れが継続しないため、芽が出て育ちかけても、枯れてしまい、また種を蒔くということを続けている。その古い種は父親のタンスから見つかったものだったので、蓉一は当初、父親のものだと考えていたが、物語の終盤で、母親のものだったとわかった。それは母親が、蓉一が生まれたら、そのときに蒔いて育て、蓉一と同じ名前の花を咲かせるつもりでいたという種だった。この蒔いた種の話は5巻のラストシーンの場面に帰結している。
『花は咲くか』番外編収録集について
映画『花は咲くか』のDVD特典に収録された、その後のふたりについての短編や、応募者全員サービス用小冊子に掲載された、本編に未収録の短編は、電子書籍化され、2021年12月24日より販売されている。
『花は咲くか』の主題歌・挿入歌
主題歌:綱希美香『ふたり願い星』
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目次 - Contents
- 『花は咲くか』の概要
- 『花は咲くか』のあらすじ・ストーリー
- 桜井と蓉一の出会いから、桜井が蓉一に対する気持ちを自覚するまで
- 桜井と蓉一それぞれが自分の気持ちを自覚してから
- 桜井の大阪転勤が決まった後
- 思いが通じ合った後のふたり
- 『花は咲くか』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 桜井和明(さくらいかずあき)
- 水川蓉一(みながわよういち)
- 藤本浩輝(ふじもとこうき)
- 水川菖太(みながわしょうた)
- 岩崎竹生(いわさきたけお)
- 吉富桔平(よしとみきっぺい)
- 柏木雅史(かしわぎまさふみ)
- その他の登場人物
- 水川蓉介(みながわようすけ)
- 水川アヤコ(みながわあやこ)
- 水川菖一(みながわしょういち)
- 『花は咲くか』の用語
- 水川邸
- 中央広告
- アドイースト
- 『花は咲くか』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 桜井和明「俺が苦手だと思うってことは、向こうもそう思ってるってことだ」
- 桜井和明「他人に全てを奪われるような、この感覚を忘れていた。こんなにも誰かを好きになることができるなんて、考えもしなかった」
- 水川蓉一「興味って、絵だけに? それとも俺に?」
- 水川蓉一「意味を考えろって言われたけど、やっぱり何も考えられないんです。俺の頭に浮ぶ言葉なんていつも一つしかないんです。桜井さん、俺は――あなたが好きです」
- 藤本浩輝「桜井さんを見る時に目の色かわってるの、自分で気付いてる? 俺も――水川にはそういう目で見られたいなって」
- 藤本浩輝「平気じゃないから喋り続けるんだろ。少しでも一言でもお前の言葉が欲しいから。その先にある俺への気持ちが知りたいから」
- 『花は咲くか』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- “花は咲くか”というタイトル
- 『花は咲くか』番外編収録集について
- 『花は咲くか』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:綱希美香『ふたり願い星』