花は咲くか(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『花は咲くか』とは、日高ショーコによるボーイズラブ漫画作品。ルチル(幻冬舎コミックス)に掲載された(2006年8月~2015年1月)。広告代理店のクリエイティブディレクター、桜井和明(さくらいかずあき)は、通勤途中に美大生、水川蓉一(みながわよういち)と出会う。桜井は下宿を営む自宅が気に入って頻繁に訪ねるようになり、やがて蓉一に惹かれるようになる。桜井と蓉一の恋愛と、ふたりを取り巻く蓉一の家の下宿人や友人たちの人間ドラマが描かれる。

演:小原唯和、CV:岡本信彦
蓉一の家の下宿人。蓉一の従兄で高校生であり、竹生(たけお)より4歳年下。水川菖一(みながわしょういち)の婚外子であるため、水川本家の人々からは愛人の子と蔑まれていた。母親の死後、水川家に引き取られたが、中学生の頃から蓉一の家に下宿することになった。一見、明るく元気だが、大人たちに遠巻きにされ、無視されてきた過去を持つ。自立して一人暮らしすることを目標にバイト三昧だったが、後に大学進学を決意する。

岩崎竹生(いわさきたけお)

演:水石亜飛夢、CV:日野聡
蓉一の家の下宿人。蓉一の従兄弟。母親が、水川蓉介の妹。大学入学と同時に、高校から一人暮らしを始めた蓉一を助ける意味もあって、蓉一の住む家に下宿することになった。賢く要領が良く、面倒見がいい。蓉一や菖太のことをいつも気にかけている。掃除好き。

吉富桔平(よしとみきっぺい)

演:本宮泰風、CV:杉崎亮
実家が不動産屋で蓉一の家の周辺を管理していた。蓉一の父親、蓉介の友人の一人。蓉一の住む家での食事の用意や家の管理をしている。事故の前に蓉介から、蓉一を頼むと言われたことが忘れられずにいる。

柏木雅史(かしわぎまさふみ)

CV:三宅健太
中央広告会社に勤務。広告業界で有名なディレクター。蓉一の父親の友人。蓉一のことに親身になる身内のような存在。蓉一や菖太たちのことをたえず気にかけており、水川本家の菖一に報告する役目も担っている。仕事で桜井とも関係がある。後に、自分で会社を立ち上げ、桜井を引き抜く。

その他の登場人物

水川蓉介(みながわようすけ)

水川蓉一の父親。画家。多くの人に愛され、友人が多かった。37歳で死亡。実家の水川家は、近郊エリアの大地主で不動産関係の会社も持つ一族。水川邸を下宿として残していこうと考えた発案者。

水川アヤコ(みながわあやこ)

旧姓:花澤アヤコ(はなざわあやこ)。水川蓉一の母親。父親、蓉介と同じ大学の先輩だった。蓉一の父親である蓉介と共に事故死する前、精神を病んでいた。

水川菖一(みながわしょういち)

水川本家の長男。蓉介の兄であり、蓉一の伯父。菖太の父親。厳格で感情表現が不器用なため、蓉一や菖太にはきつく当っているが、蓉介や蓉一や菖太への愛情がないわけではない。水川本家の要である人物。

『花は咲くか』の用語

水川邸

水川蓉一の自宅。森のように広い庭がある日本家屋。家の維持費を賄うために、蓉一の父親である水川蓉介が下宿にすることを思いついた。柏木雅史の会社である中央広告(ちゅうおうこうこく)が企画し、桜井和明の会社であるアドーストが制作するというかたちで、ここをロケ地としてCMが作られた。

中央広告

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