生駒里奈(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ
生駒里奈は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバーであり、初代センターの重責を担ったメンバー。デビューシングル『ぐるぐるカーテン』から5枚目のシングル『君の名は希望』まで5作連続でセンターを務めた、初代「乃木坂46の顔」的な存在だった。2018年5月6日に乃木坂46を卒業。本記事ではそんな生駒里奈のテレビや雑誌のインタビューでの発言を集めている。
乃木坂が去年Zeppツアーをやって、このレベルでお客さんに見せたらダメだなって思い始めたのも大きくて。ライブを少しずつやるようになって改めて1人の表現者として、ライブは生ものであるのと同時に作品だと思うようになったんです。その作品をよりよいものにしたいし、そのためにダンスや歌の技術をどうしたら上げられるんだろうと考えたときに横アリでライブがあって。実は終わったあとに、お母さんに泣きながら電話したんですよ(笑)。「このままじゃダメだ」って。自分のダメな部分にたくさん気付かされたし、そこで危機感を感じて3年目はもっとレッスンしようっていうことになったんです。これから忙しくなりそうだなって思った矢先に、兼任の話がきたから「おお!」って。
(2014年4月1日『音楽ナタリー』)
生駒がAKB48との兼任の話を承認した大きな理由は「危機感」だったことが伺える。乃木坂46は単独でのライヴも行えるまでになっていた。2013年10月6日には「真夏の全国ツアー2013」ファイナルとして国立代々木競技場第一体育館でのライヴも開催された。また2014年2月22日には横浜アリーナで「乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE」が開催された(上で生駒が「横アリでライブがあって」と語っているのはこのこと)。共に非常に大きな舞台なのだが、これらのライヴ・パフォーマンスは生駒の納得のいくものではなかった。もっと自分たちで切磋琢磨しないといけない、と思った矢先に兼任の話があったことになる。生駒はホームである乃木坂46ではなく、あえてライバルでありアウェイでもあるAKB48の中で自分を鍛えるという選択をしたのだ。ちなみにこの兼任に関しては「拒否権はあった。でも拒否しても、止まるだけだなと思ったので」と生駒は語っている。
「生駒ちゃん、AKBに行かないで!」
休憩時間にほかのメンバーが組閣のことが気になってネットを見たら、うちの名前があって「あっ」っていう顔で見るんです、うちを。それでメンバーに説明したら、やっぱりみんな泣いちゃって……ああ、うちのせいでみんなを悲しませちゃって悪かったなと思った。でもみんなすぐに理解して、プラスに捉えて気持ちを切り替えてくれて。それが救いだったかな。だけどファンの方もビックリさせちゃったし、反対署名運動までさせてしまって……まさかここまで大事になるとは……今でもビックリしてます。だってうち、乃木坂の中でもそんなに人気があるほうだと思わないし。なのにブログのコメントで「生駒ちゃん、AKBに行かないで!」って声が多くて驚いた。
(2014年4月1日『音楽ナタリー』)
ライバルグループであるAKB48に、乃木坂46のセンターであり、顔でもある生駒が交換留学生として参加する、という話は乃木坂46内に動揺をもたらした。上の発言では「でもみんなすぐに理解して」と語っているが、内情はそう簡単なものではなかったはず。西野七瀬は「始めは喜びはしなかったです。兼任の話を聞いた時は泣いた。『これからどうなっていくんやろうな』と…」と語っており、松村沙友里は「ちょっと悲しい気持ちはありましたね。ずっと乃木坂46の顔としてやってきた子やったから、AKB48に行くのは悲しかった」と語っている。
またこの兼任の話は勿論ファンにも動揺を与えた。生駒自身、そこまで大きな騒動になるとは想像していなかったようだが。
「もっと気を引き締めてやってかなきゃいけないなと思ったから兼任するんだよ」
AKBさんに行きたいから行くんじゃなくて、あくまでも歌やダンスの技術を上げたいし、もっと気を引き締めてやってかなきゃいけないなと思ったから兼任するんだよ、別にみんなを裏切るために行くんじゃないんだよって。一時代を築いたAKB48というグループにうちが行って、学んできた技術を乃木坂のみんなに伝えればそれがきっと乃木坂にとってプラスになるし。うちらはグループの中に先輩がいるわけじゃないから、自分たちで道を切り開いていかなきゃいけないんです。
(2014年4月1日『音楽ナタリー』)
上の発言は生駒が兼任ついて乃木坂46のメンバーにどう説明したのかを語っている。この発言の後、「乃木坂のことを裏切ったと感じたメンバーはいた?」との質問に「いたかもしれない。乃木坂っていうものにこだわっているメンバーは多いから。正直、しばらくみんなの前に出たくなかった。怖かったし。でも今はもうみんな味方だから」と発言しているように、とてつもない恐怖心と、それでもそれを上回る「乃木坂46をもっと向上させたい」という気持ちの狭間で、これだけの勇気ある行動を取れるのが、生駒の凄みの1つだろう。
「うちでも乃木坂でこうしてやってこれたんだから、きっとAKBさんでもちゃんとやっていけると思う」
うちでも乃木坂でこうしてやってこれたんだから、きっとAKBさんでもちゃんとやっていけると思う。ただやり方は全然違うと思うから、そこに戸惑うことはあると思うんですけどね。それを知るために行くわけだし、そこも含めて全部学んできたいなって思います。
(2014年4月1日『音楽ナタリー』)
あまり弱音を吐かない生駒だけに、前向きな発言でもあるが、それでも不安や心配を垣間見れる発言。
「AKB48との兼任は自分の中で挑戦でした」
AKB48との兼任は自分の中で挑戦でした。寝ないで振り付けを覚えることもありました。どれだけ体が悲鳴を上げていても「きつい」と言わないようにしてきました。そしたらそういう姿をみんながちゃんと見てくれていて「大丈夫?頑張っているから心配いらないよ」と声をかけてくれました。自分なりに精一杯頑張れば、みんなから返ってくるものがあると実感できました。なので頑張ることを止めたらダメだと思います。私はこれからも頑張ることを続けていきます。
(2015年7月10日『モデルプレス』)
2015年5月14日の兼任解除から約2ヵ月後に掲載されたインタビューから。生駒らしい頑固さ、強い気持ち、仲間への信頼が伺えるが、1つの大きな試練を乗り越えたこと、そこからくる自信と、これからの自分への責務を自身に言い聞かせているようにも思える。
「今ここで頑張らないと私は何もできない人間になってしまう」
体力的にも精神的にも、AKB48を兼任している時が一番つらかったです。本当にこなすので精一杯といった感じ。体力的には去年の夏、乃木坂46のツアーの初日が大阪であって、翌週に福岡、その1週間の間に3回もAKB48として東京ドームでのコンサートがあって…という時期が覚えなきゃいけないことも多くて本当に大変でした。(それでも逃げ出さなかったのは何故?)その時は自分で兼任することを選んだのに「無理!」と言ったら周りの人に示しがつかないと思いましたし、自分はどうやったら成長できるのかなと考えている時期でもあって「今ここで頑張らないと私は何もできない人間になってしまう」という不安から、諦めるわけにはいかないと思っていました。
(2015年7月10日『モデルプレス』)
生駒の責任感の強さと、ストイックさ、そして頑固さがみられる発言。「今ここで頑張らないと私は何もできない人間になってしまう」というように生駒は常に不安と戦ってきたようにも思えるし、それが彼女のエネルギー源になっているようにも感じさせる。
「考え方が柔軟になっていったし、積み重ねてきたものを解き放つことができました」
素人からアイドルになったので、日々たくましくなっていかないとやっていけない。「乃木坂46」はデビューが恵まれていたぶん、気持ちもパフォーマンスもすぐにプロ意識をもたなければいけない状況だったんです。だから無意識に考え方も変わっていったんです。そんな中でも、私自身の出来事でいうと「AKB48」との兼任ですかね。はじめて自分の意志で「やらなければいけないんだ。変わらないといけないんだ」って思った出来事でした。そこから考え方が柔軟になっていったし、積み重ねてきたものを解き放つことができましたね。
(2015年11月19日『MOVIE Collection』)
「乃木坂46に入って(生駒さんが)一番変わったなという出来事は?」という質問に対する回答。乃木坂46を俯瞰しているのと同様に、「そこから考え方が柔軟になっていったし、積み重ねてきたものを解き放つことができましたね」と語っているように自分自身を冷静に俯瞰している姿勢が見られる。生駒にとって乃木坂46のセンターというポジションや、それに伴う乃木坂46の顔的な存在は、彼女自身の意思でそうなった訳ではない。それに反してAKB48との兼任というのは、彼女自身の意思で選んだ道であり、それをやり遂げた自信とある意味の解放感があったのだろうと思う。
「自分で決めたことなので、迷ってもしゃーないって感じで」
なかったですね。自分で決めたことなので、迷ってもしゃーないって感じで(笑)。2回目のバースデーライブ(「2ND YEAR BIRTHDAY LIVE」)のとき、自分の中ではすごく悔しくて、何か変われることがないかって探していたんです。そんな状況で兼任の話が来たので「受けよう」って思ったんです。(兼任したことで乃木坂46の見え方は変わった?)それほど大きく変わったということはないですが、前より自分に対しても「乃木坂46」に対しても客観的に見える範囲が広がった気がしますね。浮かれちゃいけないなって。冷静に自分の欠点をいっぱい探して、そこを補って長所は伸ばしていける人になりたいって思いは強くなりました。
(2015年11月19日『MOVIE Collection』)
「兼任への葛藤はなかったですか?」という質問に対する回答。生駒本人は開き直ったので葛藤はなかったと発言しているが、彼女の無意識化ではやはり葛藤はかなりあったのではなかろうかと想像できる。ただそれを感じさせない、あるいは抑え込むことが出来るところが生駒の強さなのかもしれない。ここでも体験は、これからの乃木坂46の活動にも、卒業後の活動にも大きな糧になっているはずである。
自分自身について
「結婚は35歳までにというのが目標」
結婚は35歳までにというのが目標。この間、『世界の果てまでイッテQ!』で森三中の大島(美幸)さんの出産シーンを観て、お母さんになることって素晴らしいことなんだなって、ごはん食べながら1人で泣いて(笑)。それ以来ちゃんと、人の親になるっていうのも大切なことなんだ、そういうことも諦めないでおこうと思ったんです。
(2015年7月26日『リアルサウンド』)
「10年後の自分を想像してみて」という質問に対する回答。この時、生駒は20歳。10年後はちょうど30歳になるタイミングだった。あまり自分の恋愛とか結婚に対しては発言しない生駒の、珍しい発言かもしれない。
「意外とスプラッター系は大丈夫」
お化けは苦手なんですけど、意外とスプラッター系は大丈夫なんです。コスプレ好きなこともあって、血のりってどうなっているんだろう?とか傷メイクってこうすればいいんだ! とか興味津々でした。
(2015年8月1日『CanCam』)
2015年8月1日に公開された生駒里奈初主演映画「コープスパーティー」を受けてのインタビュー。「コープスパーティー」は同名のゲームをベースにしたホラー映画。怖がりのイメージがある生駒だが、意外とホラー映画の撮影現場は怖くなかったとのこと。
「夢ばっかり言っていても努力しないと叶わない」
夢って叶えられる夢と叶えられない夢があると思うんです。例えば、「この雑誌に出たい」と思ったら自分で口に出して言ってみたり、雑誌に出てるようなお洋服を着てみたり、大胆にアピールしていったり、目標のために自分の行動を変えたり、見せていったりすると叶えられる夢もあると思います。それでも中には叶えられない難しい夢もあるんですけど…でも、叶えられなくてもそのために努力したことは無駄にはならないので。夢ばっかり言っていても努力しないと叶わないので、まずは何かやってみる、努力してみるというのは意識しています。
(2015年11月12日『ライブドアニュース』)
「夢を叶えるための原動力は?」という質問に対する回答。「夢は必ず叶う」というような理想論を言わないところや、努力は決して無駄にはならない、という考えがいかにも生駒らしい。
「あまり自信をつけない方がいい感じにいく」
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目次 - Contents
- 生駒里奈(いこまりな)の概要
- アイドルについて
- 「アイドルはカワイイだけじゃないってことを知っちゃったんで」
- 「アイドルは日々傷つきながら頑張っている」
- 「こんなに恵まれた環境にいるのに拒むほうが本当にバカだなって思って」
- オーディションについて
- 「ほらっ! おんなじようなことやってる子もいるから、お前もやってみろよ!」
- 「ダメだったら牛タンでも食べて帰ろう」
- 「事に携わる職業にはすごく興味がありました」
- 「オーディションに受かったら学校辞めれるじゃん」
- AKB48との兼任について
- 「このままじゃダメだ」
- 「生駒ちゃん、AKBに行かないで!」
- 「もっと気を引き締めてやってかなきゃいけないなと思ったから兼任するんだよ」
- 「うちでも乃木坂でこうしてやってこれたんだから、きっとAKBさんでもちゃんとやっていけると思う」
- 「AKB48との兼任は自分の中で挑戦でした」
- 「今ここで頑張らないと私は何もできない人間になってしまう」
- 「考え方が柔軟になっていったし、積み重ねてきたものを解き放つことができました」
- 「自分で決めたことなので、迷ってもしゃーないって感じで」
- 自分自身について
- 「結婚は35歳までにというのが目標」
- 「意外とスプラッター系は大丈夫」
- 「夢ばっかり言っていても努力しないと叶わない」
- 「あまり自信をつけない方がいい感じにいく」
- 「20歳ってもっと大人だなと思っていたんですけど」
- 「キャラクターという鎧を着るとちょっと自信が持てる」
- 「今まで自分なりに頑張ってきた自分がいたからだなって」
- センターについて
- 「うち、本当にここでいいのかな?」
- 「なんでお前が?」
- 「自分にとってすごく傷つく言葉とかも 受け入れてやってきた」
- 「認めてもらえなかったから認めてもらえるように頑張りたい」
- 「もし2期生がセンターになるなら堀ちゃんかなって」
- 「センターから外れてなかったらきっとうちダメになってたと思う」
- 「乃木坂を作っていく段階でのセンターしか経験してなくて」
- 「あの頃と景色が全然違っていて」
- 「ありがたいお話なんですけど、私はそれを望まないです」
- 「センターじゃなくなった日です」
- 卒業について
- 「どうか、私の背中を押して下さいませんか?」
- 「悔いがあるくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか」
- 乃木坂46について
- 「私たち乃木坂46には、越えなければいけない目標があります」
- 「自分に自信がない子たちばかりが集まった」
- 「2期生はうちらを見て入ってきてくれてるから」
- 「今やっと勝負できるところまできたなと思っています」
- 「自信がないほうがすごくいいなと思っていて」
- 「身をかけて、自分を犠牲にしてでも、守りたいって思えるのが、乃木坂46のメンバーなんですよ」
- 「好きな人をよりもっと好きにさせるっていうのがきっと大事」
- 「メンバーにいじめっ子いなかったんです」
- マンガについて
- 「マンガって作者の考えていること、伝えたいことが絵と文字でダイレクトに描かれているじゃないですか」
- 「『こういうマンガがあるんだよ」って『銀魂』を勧められて」
- 「元気の源は……漫画(笑)」
- 卒業後について
- 「今までやってきたものの上にプラスして活動していきたい」
- 「これ以上、この恵まれた環境に甘えていてはいけないなって」
- 「変わってないのは頑固さかな」
- 他のメンバーについて
- 「堀未央奈について:そうでもしないと打ち込めないっていう気持ちは理解できる」
- 「桜井玲香について:誰よりも冷静に、誰よりもいろんなパターンで乃木坂が良くなるようにって考えている玲香」
- 卒業していくメンバーへ
- 「渡辺麻友さんへ:こんな風に強くなりたいと思ってそこから私は変われました」
- 「若月佑美へ:責任背負って次に向かうんだもの、かっこいいじゃない」
- 「桜井玲香へ:れいかちゃんがキャプテンだったから、みんなが他人から家族になれたんです」
- 「白石麻衣へ:乃木坂の美しさは貴女だと思ってます」
- 「生田絵梨花へ:私の 君の名は希望は。 生田絵梨花」
- 「星野みなみへ:何があってもみなみちゃんは生駒のかわいい天使」
- 卒業スピーチ
- 「生駒ちゃんを見たときに現実を忘れて心の底から楽しんでもらえるようなエンターテイナーになりたいと思います」
- 「私がやることはこれからも乃木坂46の希望になること」
- 「うん……人が嫌いだったけど、人を好きにさせてくれて本当にありがとうございます」
- 「これからも乃木坂46を応援し続けてください!」
- その他
- 「そこのお皿にあるイカの揚げ足を取って下さい」
- 「ゴキブリがバレリーナみたいに立ってたんです」
- 「タクシーで帰ってきたよと嘘をついてごめんなさい」
- 「ちらべたところによりますと」
- 「今までやってきたことを継続していきたい」