the band apart(ザ・バンド・アパート)とは、1998年に結成されたジャズやボサノヴァのテイストを表出した爽やかなサウンドを特徴とするロックバンド。Gt. & Vo.、Gt.、Ba. & Cho.、Dr.の4ピースバンドで、ROCK IN JAPANなどの日本の主要なフェスに出演する実力派。また、海外でも高評価を受け、活躍の舞台を広げている。メンバーのフランクなキャラクターも彼らのブランド性を高めており、ライブ中のMCも好評で、ファンからは「バンアパ」の略称で親しまれている。
the band apart(バンアパ)の概要
the band apart(ザ・バンド・アパート)とは、1998年に結成された4ピースバンドである。メンバーは、荒井岳史(Vo, Gt)、川崎亘一(Gt)、原昌和(Ba, Cho)、木暮栄一(Dr)の4人からなる。ヘヴィメタル、メロコア、フュージョン、ソウル、ジャズ、ボサノヴァなど多岐にわたるジャンルを独自に消化・吸収し、複雑なメロディーラインが爽やかに流れるハイクオリティな楽曲を特徴とする。
結成当初はヘヴィメタルのコピーバンドとしてスタートしており、そのルーツが高い演奏力や自由自在な曲づくりの土台となっている。歌詞は主に英語がメインで、荒井の伸びやかな歌声と、歌いながら複雑なコード進行をこなすテクニック、さらに川崎のアグレッシブな速弾き、原の激しくうねるベース、木暮の繊細なリズムワークが融合し、洋楽さながらの洗練されたサウンドを構築している。
ライブでの立ち位置は、右側に荒井、センターに川崎、左側に原、後方に木暮という4ピースとしては珍しいスタイルを取る。これは「4人が同列の関係に見えるように」というメンバーの意思を反映したものだ。特にベースの原はキャラクターが濃く、ライブ中に「デブのライフライン」と称するボックスファン(扇風機)を設置し、風に煽られながら激しく演奏する姿がファンの間で名物となっている。
ROCK IN JAPAN等の主要フェスに出演し続けるベテランであり、メンバー中3人が他バンドでも活動するなど音楽性の追求に余念がない。卓越したセンスで、ロックバンド界でも確立した地位を誇り、常に高い人気をもつthe band apart。一方で「仲の良い奴らでバンドをやっている」と公言するほどメンバー仲が良く、互いを尊敬し合う関係性が長年の精力的な活動を支えている。
フランクなキャラクターや面白いエピソードも含め、国内外の音楽ファンから「バンアパ」の愛称で深く親しまれている。
the band apart(バンアパ)の活動経歴
結成からデビューまで
1993年、中学時代の同級生であった川崎亘一(Gt)、原昌和(Ba, Cho)、木暮栄一(Dr)の3名により、ヘヴィメタルのコピーバンドとして結成された。
1995年には、共通の友人を介して原と知り合った荒井岳史(Vo, Gt)が加入し、4人体制となる。なお、荒井は原との初対面時、その容貌から原を「原の父親」と勘違いしたというエピソードが残っている。
一時期、木暮が音楽性の不一致を理由に脱退するものの、1998年頃より現在のバンド名を名乗り、4人での活動を本格化させた。バンド名はクエンティン・タランティーノの映画プロダクション「A Band Apart」に由来する。
インディーズシーンでの台頭と「Eric.W」のヒット
2001年に1stシングル「FOOL PROOF」でデビュー。翌2002年に発表した2ndシングル「Eric.W」が大きな反響を呼び、世間的な知名度が急激に上昇した。2003年には1stアルバム「K.AND HIS BIKE」をリリースし、同時に自主レーベル「asian gothic label」を設立。以降、コンスタントな作品発表やライブ活動、多彩なアーティストとのコラボレーションを精力的に展開し、「バンアパ」の略称で広く親しまれる存在となった。
国内外での精力的な活動
2004年、15,000枚限定の3rdシングル「RECOGINIZE ep」を即完売させる。2005年リリースの2ndアルバム「quake and brook」では、オリコンチャート最高位5位を記録。続く2006年の3rdアルバム「alfred and cavity」も最高位9位を獲得し、同年12月には両国国技館にてワンマンライブを開催した。2007年には盟友MOCK ORANGEとのアメリカツアーを敢行し、2008年の4thアルバム「Adze of penguin」リリース後には幕張メッセでの公演を成功させる。2011年には日本武道館にてASPARAGUSとのツーマンライブを開催するなど、ライブバンドとしての地位を揺るぎないものとした。
アコースティック編成の確立
2013年発表の6thアルバム「街の14景」では、キャリア初となる日本語詞を導入。2016年の8thアルバム「Memories to Go」では英語と日本語を織り交ぜた作詞スタイルを確立した。また、アコースティック編成の「the band apart (naked)」名義での活動も本格化させ、2018年にはバンド結成20周年を記念したトリビュート・アルバムが制作されるなど、後進のアーティストからも多大なリスペクトを集める唯一無二の存在となった。
2023年にはnaked名義で4枚目となるフルアルバムをリリースしたほか、the band apart名義でもシュガー・ベイブの名曲「DOWN TOWN」をカバーし大きな話題を呼んだ。ビルボードライブでの公演も2023年から恒例企画となり、2026年には4年連続となる同会場での公演を開催。ジャンルの境界線を軽やかに飛び越える独自のスタイルと、熟練の技術に裏打ちされた緻密なアンサンブルを追求し続けている。
the band apart(バンアパ)のメンバー
荒井 岳史(あらい たけし)
Vo. & Gt.担当。
元ラガーマンで、元ヘヴィメタのボーカル担当、また、the band apart結成当時はボーカルに加えベース担当(ベースは現在、原が担当 ※後述)という、異色のバックボーンを持つ。
浮遊感をまとわせながらも存在感のある歌声と、複雑なカッティング奏法が彼の武器である。
2013年からはソロでも活動している。
無類の映画好きであり、過去にはフリーペーパーで映画コラムの連載をしていた。
川崎 恒一(かわさき こういち)
Gt.担当。
一見、物静かそうな風貌をしているが、ライブでは彼のヘドバンが定評であるほど、激しいパフォーマンスで観客を沸かせる。
また、メンバーたちの間では、“超”がつくほどのおしゃべりとしても知られている。
速弾きやタッピングなどの特殊技法を自在に操り、the band apartの最前面の音を支えている。
彼の同級生がスニーカー屋を営んでいたことに影響を受け、彼自身、200足以上の靴を所有するマニアである。
原 昌和(はら まさかず)
Ba. & Cho.担当。
the band apartの盛り上げ頭。
数々の伝説級のエピソードを残しているが、中でも、アメリカでのツアーライブのMCにて、「I'm fat boy」と言ったのが現地の観客たちに「I fuck boy」と誤認され、大歓声を巻き起こしたことは今なおファンたちの間で語り継がれている。
ギターサウンドに協調したり、独立して力強く発せられたりする彼のベース音は、彼のベーシストとしての腕の高さを物語っている。
コーラスとしては、見た目に反してクリアなハイトーンでボーカル荒井をバックアップする。
木暮 栄一(こぐれ えいいち)
Dr.担当。
多彩なリズムパターンから織りなす細やかなサウンドが彼のマークポイントである。
the band apart結成当初、他のメンバーとの音楽性の不一致により、彼自身の夢であったラッパーを目指すためにクラブでのイベントに参加していたが、「その時の映像を見ると飛び降りたくなる」と述懐している。
the band apartの公式HPの「Diary」をほぼ彼一人で更新し続け、このコンテンツはファンの間で「月間コグレ」と呼ばれ親しまれている。
カナダ在住の経歴から、英語が得意。
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目次 - Contents
- the band apart(バンアパ)の概要
- the band apart(バンアパ)の活動経歴
- 結成からデビューまで
- インディーズシーンでの台頭と「Eric.W」のヒット
- 国内外での精力的な活動
- アコースティック編成の確立
- the band apart(バンアパ)のメンバー
- 荒井 岳史(あらい たけし)
- 川崎 恒一(かわさき こういち)
- 原 昌和(はら まさかず)
- 木暮 栄一(こぐれ えいいち)
- the band apart(バンアパ)のディスコグラフィー
- アルバム
- 『K.AND HIS BIKE』
- 『quake and brook』
- 『alfred and cavity』
- 『adze of penguin』
- 『Scent of August』
- 『街の14景』
- 『謎のオープンワールド』
- 『Memories to Go』
- 『Ninja of Four』
- the band apart(バンアパ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- ピルグリム
- Eric.W
- cosmic shoes
- 夜の向こうへ
- The Sun
- I love you Wasted Junks & Greens
- WHEN YOU WISH UPON A STAR
- the band apart(バンアパ)の名言・発言
- 原昌和「扇風機はデブの命を繋ぐライフライン」
- 原昌和「こんなでっけー舞台に上がったのは、中学時代に校長に呼び出し喰らって朝礼の時間にみんなの前で謝った時以来ですかね」
- 原昌和「自分が世界で一番カッケェ音楽をやってるって自己満足したい。それがために俺はバンドを始めた」
- 原昌和「こんだけ人がいると地蔵に見える。ありがたい」
- 原昌和「音楽的には自分たちが感動できるものをやりたいし、精神的にはこの4人の絆を強めるためにバンドがあるっていう考え方」
- 原昌和「ファックユー」
- the band apart(バンアパ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 英語歌詞の誕生秘話
- 日本語歌詞の誕生秘話
- 原の恐怖体験
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