生駒里奈(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ
生駒里奈は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバーであり、初代センターの重責を担ったメンバー。デビューシングル『ぐるぐるカーテン』から5枚目のシングル『君の名は希望』まで5作連続でセンターを務めた、初代「乃木坂46の顔」的な存在だった。2018年5月6日に乃木坂46を卒業。本記事ではそんな生駒里奈のテレビや雑誌のインタビューでの発言を集めている。
責任感というよりは、性格的に浮かれるのが好きじゃないんです。ちょっと良かったからって自信を持つと、スポーツでも勉強でもすぐに失敗しちゃうんです。だから、あまり自信をつけない方がいい感じにいくということを発見してしまったんです。
(2015年11月19日『MOVIE Collection』)
「自信をつけない方がいい感じにいく」というのは、かなりユニークな視点のように思われる。生駒は他のインタビューでも「自信はない方がうまくいく」といった趣旨の発言をしている。
「20歳ってもっと大人だなと思っていたんですけど」
20歳ってもっと大人だなと思っていたんですけど…あまり何も変わらなかったですね(笑)。あ~、こんな感じなんだって、ちょっとガッカリしました(笑)。お酒はお正月に実家に帰った時、家族と一緒に初めて飲みました。20代になったからといって、あれもしたいこれもしたいというのはあまりないかなあ。それよりも今までやってきたことを継続していきたいし、乃木坂でもソロでも、一つひとつのことを見逃さず、気を引き締めてやっていきたいですね
(2016年7月26日『MYJCOM』)
このインタビューの約7カ月前の2015年12月29日、生駒は20歳を迎えた。「20歳になったから」何かが変わるとか何かを始める、ということではなく、20歳という区切りなど関係なしに、常にストイックにやってきた生駒ならではの発言のように思える。
「キャラクターという鎧を着るとちょっと自信が持てる」
私はプライベートをしゃべったりすることがすごく苦手なんですね。でも、キャラクターという鎧を着るとちょっと自信が持てるというか。ちょっと安心してしゃべられるというか、違う人になれる。その感覚はすごく好きですね。
(2016年7月26日『MYJCOM』)
2016年7月30日に公開された、生駒里奈主演映画「コープスパーティー Book of Shadows」を受けてのインタビュー。演じることに対しての面白さについて語っている。
「今まで自分なりに頑張ってきた自分がいたからだなって」
夢ってないなって思ってたり、夢なんて叶わないから持たない方がいいって本気で思っていたあの頃の生駒ちゃん。今の生駒ちゃんは、夢を叶えたくてしょうがなくて、その夢の為にする努力が大好きです。目標って言葉も夢だと私は思います。そんな自分になれたのは、間違いなく、今まで自分なりに頑張ってきた自分がいたからだなって思いました。
(2017年3月15日生駒里奈ブログ)
乃木坂46に加入し、大きく人生を転換した生駒。過去の自分の姿を振り返ると共に、大きく成長した現在の自分を見つめる姿は、自分自身に対する信頼感に溢れている。
センターについて
生駒里奈は乃木坂46のデビュー曲「ぐるぐるカーテン」でいきなりの表題曲のセンターに抜擢。以降5枚目のシングル「君の名は希望」まで連続5枚の表題曲でセンターを任された。12枚目のシングル「太陽ノック」の表題曲で再びセンターに復帰。卒業までに6枚のシングル表題曲でセンターを任されている。
AKB48の公式ライバル、という大看板を掲げて登場した乃木坂46。まだ右も左もよくわからない状態でいきなりセンターという大役を任された生駒。そこには多くの苦悩や葛藤、そして第三者からの誹謗中傷も多かったという。
「うち、本当にここでいいのかな?」
「うち、本当にここでいいのかな?」っていつも不安で。「ぐるぐるカーテン」のときは隣のポジションがいくちゃん(生田絵梨花)だったから「生田と生駒って似てるから、間違えたんじゃない?」って思ったけど、やっぱり自分がセンターで。その謎な状態が今も続いてる感じです。
(2012年5月2日『音楽ナタリー』)
お父さんの勧めでオーディションを受けた生駒。しかも「オーディションに受かったら学校辞めれるじゃん」というアイドル活動をするにはかなり後ろ向きな姿勢で受けたオーディションに合格。AKB48の公式ライバルとしてこれから乃木坂46を大きくしていかなければならない、という重責を担ってのセンターであり、生駒自身、まだまだ自覚も自認もできていない状況だったことが伺える。
「なんでお前が?」
(センターというポジションは)うち以外にまだ誰もやったことがない立場だから、比べることはできないけど……一番見られて、一番嫌われて。うちをきっかけに乃木坂を知る人もいるし、じいちゃんばあちゃんからも「あ、乃木坂の生駒ちゃん」って声をかけられるから、そういう面ではみんなよりは得してるのかな。だけどアイドルのファンの方からしてみると、一番ウザったい存在なんじゃないかなって。例えば、まいやんとかいくちゃんを推してる人は、その人がセンターになるべきだって思ってるわけで。自分が推してる子がなるべきだって。「なんでお前が?」っていう思いを一番ぶつけられるのはうちなので。
(2012年12月18日『音楽ナタリー』)
センターに立つ、ということはそのグループの矢面に立たされる、ということでもある。しかも当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったAKB48の公式アイドル、という大看板を掲げてデビューした乃木坂46である。矢面に立たされた際の逆風も想像以上のものだったことは想像に難くない。上の発言はそんな逆風に立たされている状況をかなり控えめに吐露しているように思える。本当はもっと激しいものが生駒の中に渦巻いていたことも想像に難くない。
「自分にとってすごく傷つく言葉とかも 受け入れてやってきた」
ずっといつかは動くと思っていたから ずっと覚悟はあったし 私はずっと2番の世界しか知らなかったから 自分にとってすごく傷つく言葉とかも 受け入れてやってきたし でもなんかいざ今変わって初めてだから なんか。よくわかんないけど。
(2013年4月22日『乃木坂って、どこ?』)
2013年4月22日の『乃木坂って、どこ?』では「乃木坂46 6thシングル選抜メンバー大発表!!」が放送された。選抜メンバーが次々と発表される中、2列目センター(6番)として名前が告げられたのが、それまで5枚連続でセンターの座についていた生駒だった。生駒の名前が告げられた瞬間、MCバナナマン日村は思わず「え?」と驚きの声をあげた。生駒は自分の名前が告げられる前から、首元を手で押さえ、うなだれて非常に苦しそうな様子だったが、自分の名前を告げられ、座っていた席から前に進み出るとしばらくは泣いて言葉も出なかった。MCバナナマン設楽の「ずっと乃木坂46、立ち上げからセンターでしたからね……しゃべれますか?」と促されて、やっと絞りだした言葉が上の発言。この発言の後、設楽や日村に言葉をかけられるも、生駒はただ泣くばかりだった。番組はその後も続くのだけれど、生駒はテレビの画面の中には不在。調子を崩し裏で休むことに。生駒不在で新センター「白石麻衣」が発表されることとなった。幸いにも番組の最後、選抜16名全員が揃った場面には生駒の姿はあった。生駒は一生懸命に笑顔で映っていた。これが生駒の凄さ。
「認めてもらえなかったから認めてもらえるように頑張りたい」
そしてミニライヴにて選抜発表がありましたね!!
皆さん結果知ってるよね!初めてセンター以外のポジションをやらせて頂くことになりました!乃木どこの選抜発表で泣いたのは、どっちかっていうと解放感でした。全握のステージで立ちくらみしたのも、ホッとしたからです。正直今まで苦しくて、自分のことを攻め続けて来ました。だから、それが一気に取れたから、体がびっくりしちゃったんだと思います。
今は凄くスッキリしています。今まで以上にやる気満々です!!センターじゃなくても、私は輝けるって証明したい。私は今度こそ自信に満ち溢れていたい。だから皆さん。ちゃんと見ててくださいね。そして、ポジションが後ろだから、前だからは関係ないと私は思います。
あぁ、凄くやる気満々。いろんな事に負けたくない!認めてもらえなかったから認めてもらえるように頑張りたい。
いつか、また。そのときが来たら。
私は今度こそ自信に満ち溢れていたい。
(2013年4月23日:生駒里奈ブログ)
2013年4月20日、京都パルスプラザ大展示場において「5thシングル『君の名は希望』全国握手会」が開催され、その場で6thシングルのメンバー発表も行われた(『乃木坂って、どこ?』での選抜メンバー発表の収録は同年4月8日、放送は4月22日)。ここで生駒はステージ上で失神し、後ろに卒倒している。この場面は映画『悲しみの忘れ方』にも収録された。その後、会場の駐車場を「スッキリ!ああスッキリした!」と叫びながら嬉しそうに走り回る生駒の姿があった。生駒はブログでこの時の状況を上のように説明している。この説明に嘘はないと思うが、下の「センターじゃなくなった日です」のインタビューの回答にもあるように、「自分がダメだったからセンターじゃなくなったんだって思ってしまいました」という思いもあったはず。「認めてもらえなかったから認めてもらえるように頑張りたい」が、運営から認めてもらえなかったことなのか、ファンから認めてもらえなかったことなのか、その両方なのか、あるいはまた別のものなのか、ここでは分からないけれど、センターからはずれる、ということは生駒にとって、1つの要因では図り切れないほどの複雑な心境を招いたのだろう。
「もし2期生がセンターになるなら堀ちゃんかなって」
2期生がセンターだと思ってた。で、それが堀ちゃんだっていうのも予想してた。全体的に見て、もし2期生がセンターになるなら堀ちゃんかなって。直感で思った。「乃木どこ」の収録に2期生が見学に来てから、これは完璧に2期生から選ぶなと思って。で、選抜発表のときに今回は今までの16人から17人に増えて、しかも前列も3人から5人に変わった。後列から1人、また1人って呼ばれて、最後に堀ちゃんが呼ばれて「やっぱりね」って心の中では思ってたんです。
(2013年11月25日『音楽ナタリー』)
2013年11月27日にリリースされた乃木坂46の7枚目のシングル『バレッタ』の表題曲のセンターは、いきなり2期生から抜擢された堀未央奈だった。生駒はこの選抜発表の前から、堀がセンターに選ばれることを予想していたという。そしてその予想は実現した。ちなみに、2015年1月12日の『乃木坂って、どこ?』で放送された「乃木坂46オモテ年表ウラ年表・後半戦」において、川後陽菜も堀未央奈のセンターを予想し、見事的中していたことを告白している。
「センターから外れてなかったらきっとうちダメになってたと思う」
こんなこと言ったらいけないと思うんだけど、センターから外れてなかったらきっとうちダメになってたと思う。でも今はセンターの重圧から解放されて、すごく気持ちが楽になったんです。自分も思ったように活動していいんだって。5枚目(「君の名は希望」)までは自分なりに遠慮してるところがちょっとあったけど、6枚目からは自由にしたら、それがすごく楽しくて。
(2013年11月25日『音楽ナタリー』)
乃木坂46のセンター、という重責がどれだけ生駒に重くのしかかっていたのかを如実に表しているような発言。ここまである意味「開き直った」ような発言が出来るのも、下の「センターじゃなくなった日です」にあるような考え方の転換があったからだと思われる。生駒にとってセンターから外れた、ということは想像以上のターニングポイントだったことを物語っているように思われる。
「乃木坂を作っていく段階でのセンターしか経験してなくて」
久しぶりに頭が真っ白になりました。あの……兼任解除になって乃木坂のために兼任で学んだこととかを活かすっていう面では、すごく良いチャンスをいただいたなって思ってて。でも正直、乃木坂を作っていく段階でのセンターしか経験してなくて。まいやんとか未央奈とかなーちゃんとか生ちゃんは、乃木坂が大きくなってからの勢いを保ちつづけたままの、乃木坂を引っ張っていったセンターだからそれは分からないので、教えてもらいながら自分なりに。本当にこの夏が勝負。これで年末決まるっていっても過言でないので……(年末とは?)……紅白……。
(2015年5月11日『乃木坂工事中』)
『乃木坂工事中』第4回放送「12thシングル選抜メンバー発表 / 乃木坂46センター討論会」の中で飛び出してきた発言。この回の選抜発表は、いつものMCバナナマンと一緒のスタジオでの収録ではなく、別会場に緊急招集された中での発表となった。ここで生駒は7枚ぶりにセンターに復帰。センターとして名前を呼ばれた時に、何とも言えない笑顔を見せていたのが印象的。「正直乃木坂を作っていく段階でのセンターしか経験してなくて」という発言には、生駒なりのセンター経験の自負も含まれているのだろう。
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目次 - Contents
- 生駒里奈(いこまりな)の概要
- アイドルについて
- 「アイドルはカワイイだけじゃないってことを知っちゃったんで」
- 「アイドルは日々傷つきながら頑張っている」
- 「こんなに恵まれた環境にいるのに拒むほうが本当にバカだなって思って」
- オーディションについて
- 「ほらっ! おんなじようなことやってる子もいるから、お前もやってみろよ!」
- 「ダメだったら牛タンでも食べて帰ろう」
- 「事に携わる職業にはすごく興味がありました」
- 「オーディションに受かったら学校辞めれるじゃん」
- AKB48との兼任について
- 「このままじゃダメだ」
- 「生駒ちゃん、AKBに行かないで!」
- 「もっと気を引き締めてやってかなきゃいけないなと思ったから兼任するんだよ」
- 「うちでも乃木坂でこうしてやってこれたんだから、きっとAKBさんでもちゃんとやっていけると思う」
- 「AKB48との兼任は自分の中で挑戦でした」
- 「今ここで頑張らないと私は何もできない人間になってしまう」
- 「考え方が柔軟になっていったし、積み重ねてきたものを解き放つことができました」
- 「自分で決めたことなので、迷ってもしゃーないって感じで」
- 自分自身について
- 「結婚は35歳までにというのが目標」
- 「意外とスプラッター系は大丈夫」
- 「夢ばっかり言っていても努力しないと叶わない」
- 「あまり自信をつけない方がいい感じにいく」
- 「20歳ってもっと大人だなと思っていたんですけど」
- 「キャラクターという鎧を着るとちょっと自信が持てる」
- 「今まで自分なりに頑張ってきた自分がいたからだなって」
- センターについて
- 「うち、本当にここでいいのかな?」
- 「なんでお前が?」
- 「自分にとってすごく傷つく言葉とかも 受け入れてやってきた」
- 「認めてもらえなかったから認めてもらえるように頑張りたい」
- 「もし2期生がセンターになるなら堀ちゃんかなって」
- 「センターから外れてなかったらきっとうちダメになってたと思う」
- 「乃木坂を作っていく段階でのセンターしか経験してなくて」
- 「あの頃と景色が全然違っていて」
- 「ありがたいお話なんですけど、私はそれを望まないです」
- 「センターじゃなくなった日です」
- 卒業について
- 「どうか、私の背中を押して下さいませんか?」
- 「悔いがあるくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか」
- 乃木坂46について
- 「私たち乃木坂46には、越えなければいけない目標があります」
- 「自分に自信がない子たちばかりが集まった」
- 「2期生はうちらを見て入ってきてくれてるから」
- 「今やっと勝負できるところまできたなと思っています」
- 「自信がないほうがすごくいいなと思っていて」
- 「身をかけて、自分を犠牲にしてでも、守りたいって思えるのが、乃木坂46のメンバーなんですよ」
- 「好きな人をよりもっと好きにさせるっていうのがきっと大事」
- 「メンバーにいじめっ子いなかったんです」
- マンガについて
- 「マンガって作者の考えていること、伝えたいことが絵と文字でダイレクトに描かれているじゃないですか」
- 「『こういうマンガがあるんだよ」って『銀魂』を勧められて」
- 「元気の源は……漫画(笑)」
- 卒業後について
- 「今までやってきたものの上にプラスして活動していきたい」
- 「これ以上、この恵まれた環境に甘えていてはいけないなって」
- 「変わってないのは頑固さかな」
- 他のメンバーについて
- 「堀未央奈について:そうでもしないと打ち込めないっていう気持ちは理解できる」
- 「桜井玲香について:誰よりも冷静に、誰よりもいろんなパターンで乃木坂が良くなるようにって考えている玲香」
- 卒業していくメンバーへ
- 「渡辺麻友さんへ:こんな風に強くなりたいと思ってそこから私は変われました」
- 「若月佑美へ:責任背負って次に向かうんだもの、かっこいいじゃない」
- 「桜井玲香へ:れいかちゃんがキャプテンだったから、みんなが他人から家族になれたんです」
- 「白石麻衣へ:乃木坂の美しさは貴女だと思ってます」
- 「生田絵梨花へ:私の 君の名は希望は。 生田絵梨花」
- 「星野みなみへ:何があってもみなみちゃんは生駒のかわいい天使」
- 卒業スピーチ
- 「生駒ちゃんを見たときに現実を忘れて心の底から楽しんでもらえるようなエンターテイナーになりたいと思います」
- 「私がやることはこれからも乃木坂46の希望になること」
- 「うん……人が嫌いだったけど、人を好きにさせてくれて本当にありがとうございます」
- 「これからも乃木坂46を応援し続けてください!」
- その他
- 「そこのお皿にあるイカの揚げ足を取って下さい」
- 「ゴキブリがバレリーナみたいに立ってたんです」
- 「タクシーで帰ってきたよと嘘をついてごめんなさい」
- 「ちらべたところによりますと」
- 「今までやってきたことを継続していきたい」