明日に向かって撃て!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『明日に向かって撃て!』とは、1969年にアメリカで制作・公開された西部劇映画である。19世紀に実在した銀行強盗のブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃避行を題材に制作された。アメリカンニューシネマの代表作として知られ、監督はジョージ・ロイ・ヒル、主演の二人はポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じている。1969年の米国アカデミー賞にノミネート。B・J・トーマスが歌う「雨にぬれても」はアカデミー主題歌賞を受賞し、世界中で大ヒットした。
変わった名前に思えるが「壁の穴(Hole-in-the-Wall)」はアメリカのワイオミング州にある地名である。そこにアジトがあったため「壁の穴強盗団(Hole-in-the-Wall GANG)」と呼ばれるようになったそうだ。
『新・明日に向かって撃て!』
若き日のブッチとサンダンスの出会いから、コンビを組むまでが描かれた『新・明日に向かって撃て』が1979年に制作・公開された。
監督はリチャード・レスター、ブッチ・キャシディはトム・べレンジャー、サンダンス・キッドはウィリアム・カットが演じた。
また『明日に向かって撃て』でブレッドソー保安官を演じたジェフ・コーリーが同じブレッドソー保安官を演じている。
物語は刑務所から釈放となったブッチ・キャシディ(演:トム・べレンジャー)がカジノで銃撃戦に巻き込まれるところから始まる。その中でブッチはハリー・ロングボー(後のサンダンス・キッド)という若者(演:ウィリアム・カット)を成り行きで助けることになる。
意気投合した二人はその後銀行強盗や列車強盗といった悪事を働いていく。そして二人は警察だけでなく、逮捕されたことを逆恨みしたブッチの昔の仲間にも、付け狙われるようになっていくのだった。
『明日に向かって撃て!』の主題歌・挿入歌
挿入歌:B. J. トーマス「雨にぬれても(Raindrops Keep Falling on My Head)」
1970年第42回アカデミー賞ではアカデミー主題歌賞を受賞した。
ビルボードチャートでは1970年年間4位を獲得している。多くのミュージシャンにカバーされており、日本では布施明や山崎まさよしなどがカバーしている。
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目次 - Contents
- 『明日に向かって撃て!』の概要
- 『明日に向かって撃て!』のあらすじ・ストーリー
- 「壁の穴」強盗団
- しばしの休息
- 追跡者
- ボリビアへ
- 明日に向かって撃て!
- 『明日に向かって撃て!』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- ブッチ・キャシディ(演:ポール・ニューマン)
- サンダンス・キッド(演:ロバート・レッドフォード)
- エッタ・プレイス(演:キャサリン・ロス)
- 「壁の穴」強盗団
- ハーヴェイ・ローガン(演:テッド・キャシディ)
- ニュース・カーヴァー(演:ティモシー・スコット)
- 鼻ぺちゃカーリー(演:チャールズ・ディアコップ)
- その他の人物
- ウッドコック(演:ジョージ・ファース)
- ブレッドソー保安官(演:ジェフ・コーリー)
- パーシー・ギャリス (演:ストローザー・マーティン)
- 『明日に向かって撃て!』の用語
- アメリカンニューシネマ
- 「壁の穴」強盗団
- ボリビア
- 『明日に向かって撃て!』の名言・名ゼリフ/名シーン・名場面
- サンダンス・キッド「いてくれと言ったら出てってやるぜ」
- ブッチとエッタの自転車のシーン
- ブレッドソー保安官「お前たちの時代は終わったんだ」
- 西部劇のヒーローらしからぬ二人
- 映画史に残るラストシーン
- 『明日に向かって撃て!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実話をもとにしたストーリー
- 「壁の穴」強盗団の名前の由来
- 『新・明日に向かって撃て!』
- 『明日に向かって撃て!』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:B. J. トーマス「雨にぬれても(Raindrops Keep Falling on My Head)」