明日に向かって撃て!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『明日に向かって撃て!』とは、1969年にアメリカで制作・公開された西部劇映画である。19世紀に実在した銀行強盗のブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃避行を題材に制作された。アメリカンニューシネマの代表作として知られ、監督はジョージ・ロイ・ヒル、主演の二人はポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じている。1969年の米国アカデミー賞にノミネート。B・J・トーマスが歌う「雨にぬれても」はアカデミー主題歌賞を受賞し、世界中で大ヒットした。

「壁の穴」強盗団

前列左からニュース・カーヴァー、サンダンス・キッド、ブッチ・キャシディ、鼻ぺちゃカーリー
後列左からハーヴェイ・ローガン、不明

ハーヴェイ・ローガン(演:テッド・キャシディ)

ハーヴェイ・ローガン

吹き替え:小林清志
大柄で腕力に自信がある男。ブッチとサンダンス不在中に自分がボスになろうと、他のメンバーを味方につける。帰ってきたブッチに決闘を申し込むも、不意を突かれ敗北しまう。その後は強盗団からは姿を消した模様。

ニュース・カーヴァー(演:ティモシー・スコット)

ニュース・カーヴァー

壁の穴強盗団の一味。帽子と口ひげがトレードマークの優男。ニュースの名は自分たち強盗団の記事が載った新聞をいつも持っていることに由来する。
ハーヴェイの下剋上の時は最初はハーヴェイに味方するような言動をするが、ブッチが勝利した後はブッチが勝つことを信じていたとおべんちゃらを言う。

鼻ぺちゃカーリー(演:チャールズ・ディアコップ)

鼻ぺちゃカーリー

壁の穴強盗団の一味。その名の通り鼻が低い。口数が少ない。

その他の人物

ウッドコック(演:ジョージ・ファース)

往路で爆破されケガをするも忠実に職務を果たすウッドコック

吹き替え:青野武
セントラルパシフィック鉄道の社員。列車での金の輸送を担当している。社長のE・H ハリマンへの忠誠心が高い。
1回目の列車強盗の際にブッチの命令を聞かず扉を開けずにいたところ、ダイナマイトで吹き飛ばされるが運よく一命をとりとめた。
数日後の復路にもけがを押して同乗しており、ブッチにあきれられている。ブッチらが他の乗客に危害を与えると思い、扉を開けてしまう。
この映画の中で最もまっとうな人物。

ブレッドソー保安官(演:ジェフ・コーリー)

ブレッドソー保安官

吹き替え:及川ヒロオ
自分の管轄に入ってこないことを条件に、ブッチとサンダンスの悪事を見逃してきた保安官。追跡者から逃れるために訪ねてきた二人を、「自分たちがしてきたことを考えろ、無理だ」ときっぱりと断り、ブッチたちと通じているように思われないように自分をイスに縛りつけるように言う。ブッチたちに「もはや逃げ道はない」と現実を突きつけた人物。

パーシー・ギャリス (演:ストローザー・マーティン)

鉱山のマネージャーのパーシー・ギャリス

吹き替え:槐柳二
ボリビアで鉱山のマネージャーをしているアメリカ人。同じアメリカ人ということでブッチとサンダンスを給料運搬のボディーガードとして雇う。
しかし運搬中に山賊に襲われ、最初の1発であっけなく死亡してしまう。

『明日に向かって撃て!』の用語

アメリカンニューシネマ

1960年代後半から1970年代半ばにかけてアメリカで流行した反戦、反体制主義的な映画作品のこと。
有名な作品として『イージーライダー』『俺たちに明日はない』、エッタ・プレイス役のキャサリン・ロスが出演していた『卒業』などがある。

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@7rkenta114

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