【エクソシスト】元ネタのある傑作ホラー映画13選!【チャイルド・プレイ】

傑作と呼ばれるホラー映画の中には、"実際にあった心霊現象”を元ネタとするものが少なからず存在する。ここでは、『エクソシスト』、『汚れなき祈り』、『ロード・オブ・セイラム』、『死霊館 エンフィールド事件』、『悪魔の棲む家』、『エミリー・ローズ』、『チャイルド・プレイ』などの元ネタを紹介する。

あらすじ
何一つ不自由のない暮らしで、奨学金も給付され大学に進学。その後も安定した生活を送っていた19歳のエミリー・ローズはある日の晩、大学寮で眠っていたところ奇妙な現象に襲われる。真夜中の午前3時、焦げ臭い匂いで目を覚ました彼女は突如として何かに押さえつけられるようにしてもがき苦しみだしたのだ。
その後、彼女には幻覚、幻聴が起こるようになる。そして遂には発狂してしまう。医学的治療を行なっても治る兆しを一向に見せない彼女は、それらを悪魔の仕業だと確信。地元の地区神父であるムーア神父に助けを求める。神父も事態を重く見て彼女を救うべく、祈りによって悪魔との対決を試みた。しかし結果は失敗。エミリーは死亡してしまう。
悪魔の存在は信じられることなく、エミリーの死亡はムーア神父によるものと疑いをかけられてしまい、神父は裁判で裁かれることになる。弁護士のエリンはそんなムーア神父を救うべく奔走する。

出典: ja.wikipedia.org

エミリー・ローズ - Wikipedia

アンネリーゼ・ミシェルのエクソシズム 6/6

ドイツで起きたアンネリーゼ・ミッシェル死亡事件

1952年9月アンネリーゼはドイツ、バイエルンにあるクリンゲンベルクの町に生まれました。
アンネリーゼは小さなころから体が弱く14才のころからはひきつけを起こし精神科医から「てんかん」の治療を受けていました。1970年の秋頃になると悪魔の顔が見えるよになり、やがて自分を追いかけるような声が聞こえたり悪魔の命令する声が聞こえるようになり彼女は自分は悪魔にと憑かれたのではと思うようになりました。薬を服用しても一向に収まらない幻聴と幻覚。アンネリーゼは医師の治療に疑念を持つようになりました。
1973年悪魔祓いの要請をする為に両親は神父を訪ねましたが儀式を行うには条件がありました。いくつかあげると十字架を乱暴にあつかったりする、知りもしない「ラテン語」で怒鳴る、神を冒涜するような言動をする、などです。アンネリーゼを観察したエルンストン・アルゼ司祭は悪魔祓いの要請を退け適切な治療をさせるように指示。
アンネリーゼの行動はさらに奇怪なものとなり家族に暴力を振るったり、「悪魔が許さない」からと普通の食事をしないようになりました。アンネリーゼは外で眠り蜘蛛やハエを食べ自分の尿を飲むようになり、何時間も大声で叫ぶ姿が近所でも目撃されるようになりました。そしてアンネリーゼは自虐行為を繰り返すようになり十字架を払いのけようと暴れるようになりました。

1975年 アンネリーゼが20才の時 カトリック教会のエルスト・アルト司祭とアーノルト・レンツ司祭が1614年に書かれたとされるパウロ5世の儀式書にのっとって悪魔祓いの儀式は行われました。75年9月から行われた儀式は週3回、彼女が死にいたるまで約9か月続き司祭たちはアンネリーゼにはルシファー、カイン、ユダ、ネロ、バレンティン・フライシュマン(1575年聖職者でありながら撲殺事件で4人殺傷?)、ヒトラーなどの何人もの悪魔が憑りついているといいました。
1976年6月30日が最後の儀式でした。この時点でアンネリーゼは高熱を出し体力は消耗し拝礼さえできませんでした。7月1日アンネリーゼは憔悴と栄養失調の為に死亡。アンネリーゼの両親と二人の司祭が過失致死の容疑で起訴されました。

1977年2月アンネリーゼは生き返ると奇跡を信じていた両親によって墓は掘り起こされましたが、遺体は骨と皮になっていました。
「アンネリーゼには祈りより医者が必要だった。被告達の主張した(悪魔の存在)についてその信仰を裁くことは出来ないが、この裁判の目的はそれではない」として裁判の結果 両親と二人の司祭は過失致死で執行猶予6か月の判決が下されました。
アンネリーゼが埋葬されて11年後悪魔が憑りつかれているか確認(悪魔なら死体は消えているか獣のモノになっている?)の為掘り起しましたがそれは腐敗したことを確認しただけでした。アンネリーゼの墓は悪魔と勇敢に戦ったとして今も十字架をかかげ巡礼に訪れる人がいるといいます。

「チャイルド・プレイ」

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逃亡中にマイク刑事に撃たれ、致命傷を負った殺人鬼チャールズ・リー・レイ(チャッキー)は、死の直前に逃げ込んだオモチャ屋で会得していたブードゥー教の秘術によって売り物の親友(グッドガイ)人形に自分の魂を移す。
しかし、このままだと自分が永遠に人形のままであることを知ったチャッキーは、生身の体を奪うべくチャッキーとは知らずにこの人形を買った少年アンディの体を乗っ取ろうとする。アンディはチャッキー人形が生きていることを知り、周囲の人間に危険を知らせるものの幼いアンディに誰も耳を貸そうとせず、被害が拡大していくばかりかアンディが犯人だとされ、最後には精神病院の独房へ閉じ込められてしまう。
一方チャッキー人形の正体を知った母親カレンとマイク刑事はアンディを救うべくチャッキーに最後の戦いに挑む。

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チャイルド・プレイ - Wikipedia

ロバートはチャイルド・プレイなど様々な人形にまつわるホラー映画のモデルといわれている呪いの人形です。
フロリダ州キーウエスト 地元ではとても有名な呪われた人形で写真をとるとおかしなモノが映り込んでしまうと言われています。
1904年ハイチ出身の男が使用主の息子の4才になる男の子に人形をプレゼントしました。男の子はその人形を自分と同じ名前「ロバート」と呼びかわいがりました。そして男の子は一日中その人形と過ごすようになりました。あまりにも男の子がその人形に執着するのでまわりの大人達は次第にその人形が不気味な物に見えて行きました。そして数日たったある日 男の子は自分の本当の名前は ジーンで人形が本当のロバートだ と言い人形と共に部屋に籠ってしまいました。男の子一人だけの部屋からは「二人」の話声 一人は怯える男の子の声、そしてもう一人は中年の男と思われる男の低い怒鳴り声。そして異変が始まりました。
男の子が就寝した後人形のロバートが男の子の部屋から抜け出し他の部屋のベッドの下に隠れたりニタニタと笑いはじめました。数日後 男の子は高熱に苦しんだ後亡くなったとされています。男の子の死後、恐怖に震えた家人が人形を博物館に預けました。

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ロバート君です

この人形はヘロイン中毒の水兵がモチーフとされ、人形を送ったハイチ出身の男が雇い主に不満を抱き不幸になるブードェーの呪いを掛けたのではと言われています。
そして様々な怪奇現象を引き起こしたこの人形は「悪魔の人形」として今はフロリダ州のイースト・マーテロー博物館に展示されています。この人形は髪の毛は本物の人間の髪の毛で顔には針の跡があるそうです。持ち主だった男の子が着ていたとも言われる水兵の服を着て保存されている人形。職員が博物館をロックし電気を消して帰っても翌日には電気が点いていたり、歩き回ったように足の裏が汚れていることがあったので今はガラスケースにしまっています。ガラスケースの前を黙って横切った人の掛けていたメガネが割れたりガラスケースを叩く音がすると言われています。また博物館を訪れた後、事故にあったり仕事を失うなど不幸な目にあうのはこの人形に敬意を払わなかった為と言われています。
この人形の前には「ロバートを撮影する前にはロバートの許可を必ずとること」と注意書が貼られています。
博物館の職員の話では過去にアメリカのテレビ番組がロバートを馬鹿にするような態度で撮影したところ収録したテープ、写真が全て消えてしまい慌てたスタッフが「ロバート君、撮影させて下さい」と手を合わせ難を逃れたといいます。今も博物館を訪れた後に不幸に見舞われた人からは知らないうちにロバートの反感を買ったのかもしれないとロバートに対する謝罪の手紙が届きます。

呪いの人形「アナベル」

実在の心霊研究家ウォーレン夫妻に持ち込まれたポルターガイスト現象を元に作られた作品が「死霊館」です。映画のあらすじは1977年、ある家族がアナベルを手にしてから怪奇現象にに襲われ心霊研究家ウォーレン夫妻のもとに助けを求めるというモノです。
スピンオフとして2014年に「アナベル 死霊館の人形」が制作されています。実在のアナベルはアメリカの国民的キャラクター「ラガディ・アン」の姿をした布製の抱き人形です。この呪いの人形アナベルはアメリカのコネチカット州にある夫妻の博物館に展示されています。

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憑りついているのは少女の霊?

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実際のアナベル

アナベルは大学に通う女性が母親から誕生日のプレゼントとして貰ったものでした。ある日、人形のアナベルが昨日とは違う場所にあることにルームメイトが気付きます。それから触ってもいないのに毎日いる場所が変わりました。そして見覚えのないメモが家の色々なところから出てきました。それは子供の字で「助けて」と書かれていました。ルームメイトは人形を燃やすように進言しますが持ち主の女性は霊媒師に相談することしました。その霊媒師は7才で死んだ女の子の霊がその人形に憑りついていてその霊は二人の側に居たいと言っていると告げました。女の子の霊に同情した二人はそのままアナベルを置くことにしました。
やがて友人は部屋中から奇妙な音がするようなり、毎晩アナベルが足元に這い上がってくる夢をみるようになります。そして胸に激しい痛みがするので見てみるとそこには獣の爪跡のような傷。ここで二人は当時心霊研究家として名の知れたウォーレン夫妻に助けを求めました。夫妻はアナベルに憑いているのは悪霊と結論づけ、悪魔祓いを依頼。アナベルはそのまま夫妻が持ち帰りました。アナベルは夫妻の家でも勝手に動き出すのでガラスケースに封印したのです。
(日本のテレビ 確かアンビー…の取材?で話されていました)

「サイコ」

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、1960年に製作されたアメリカ合衆国の映画。アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコ・スリラー系のサスペンス映画

金曜日の午後、アリゾナ州フェニックスのホテルで、地元の不動産会社のOLのマリオンは恋人サムと情事にふけっている。カリフォルニアで金物店を営むサムは、経済的な理由でマリオンとの再婚に踏み切れずにいる。職場に戻ったマリオンは、客が払った代金4万ドルを銀行まで運ぶことになるが、彼女は札束を持ったまま、車でサムのいる町へ向かってしまう。その道すがらパトロールの警官や中古車店の店主に不審の目を向けられるが、彼女の持ち逃げは表沙汰になっておらず、それ以上のことは起こらない。
さらに車を進めるうち、たまたま看板が目に留まったベイツというモーテルに寄る。そこは青年ノーマンが一人で切り盛りする小さな宿で、彼は隣接した丘の上に建つ屋敷に住んでいた。マリオンは宿の応接室で食事をとりながらノーマンの話を聞く。屋敷には母親もいて、数年前から彼が世話をしてきたという。客室に戻ったマリオンがシャワーを浴びていると、何者かが刃物を振りかざして襲ってくる。

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サイコ (1960年の映画) - Wikipedia

アメリカ犯罪史に残る殺人犯「エド・ゲイン」

ryouan
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