魔女の旅々(小説・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔女の旅々』とは2016年からGAノベルより発刊されている白石定規の小説、およびそれを原作とした2020年のアニメ作品である。主人公イレイナは、魔女ニケが世界を旅してつづった本『ニケの冒険譚』の内容に憧れ、自らも魔女となり世界をあてのない旅をすることになる。イレイナは訪れる様々な国で出会いと別れを繰り返していく。その中には明るい話もあれば、暗く悲しい話もある。イレイナは旅人として、それらを記録しながら旅を続ける物語である。

「正直者の国」の国王に嘘の重要さを伝えるために言った言葉が「剣が真実なら嘘はその剣のさや。むやみやたらに振り回して人を傷つけないために、嘘で真実を包んでいるのです。」である。この言葉の後に国王はイレイナに負かされて、自身の過ちを認めることになった。国王は国民に対して謝罪するなど本気で反省した。そのきっかけを与えた名セリフである。

『魔女の旅々』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作者は自費出版した小説『魔女の旅々』でプロデビュー

作者である白石定規は中学生のときからプロを目指していた。しかし、新人賞に応募もしたが、受賞することができず、プロデビューが無理だと諦めていた。作家になれないのであれば、最後に自分の書きたいもの、やりたいことを詰め込んだ作品を作ろうと考えて『魔女の旅々』を執筆して、それを自費出版した。それが話題となり、結果的にプロデビューすることができた。

アニメ版に度々登場するマッチョは小説版1巻の登場人物

アニメで度々マッチョの男たちが登場する。「旅人が刻む壁」では「わが筋肉と同じくらいに素晴らしい国であった」と壁に刻んでいるシーンもある。本筋の話には全く絡んでこないが、この人たちは小説版の1巻の登場人物である。

「ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語」では一人22役を担当した本渡楓

「ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語」では様々なイレイナが登場するが、これをイレイナ役の本渡楓がすべて担当して話題となった。エンドロールでは本渡楓の名前が大量に並んだ。

「王立セレステリア」の名前の元ネタはイレイナの苗字

作者である白石定規は、最初の設定でイレイナのフルネームを「イレイナ・セレステリア」と名乗らせる予定であった。しかし、自己紹介の度に「イレイナ・セレステリア」としゃべらせるのは長いとして、「セレステリア」をカットした。そして、その名前を国名として再利用することにした。

『魔女の旅々』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):上田麗奈『リテラチュア』

作詞・作曲はRIRIKO、編曲は伊藤賢。イレイナが出会いと別れによって成長する姿を描いた楽曲。

ED(エンディング):ChouCho『灰色のサーガ』

作詞・作曲はChouCho、編曲は村山☆潤。

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