魔女の旅々(小説・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔女の旅々』とは2016年からGAノベルより発刊されている白石定規の小説、およびそれを原作とした2020年のアニメ作品である。主人公イレイナは、魔女ニケが世界を旅してつづった本『ニケの冒険譚』の内容に憧れ、自らも魔女となり世界をあてのない旅をすることになる。イレイナは訪れる様々な国で出会いと別れを繰り返していく。その中には明るい話もあれば、暗く悲しい話もある。イレイナは旅人として、それらを記録しながら旅を続ける物語である。

CV:楠ともり
「二丁目殺人鬼」と呼ばれる連続殺人犯。エステルによって捕まり処刑される。エステルの幼馴染。

『二人の師匠/二人の弟子』の登場人物

「骨董堂」のボス

CV:斉藤貴美子
「骨董堂」のボスとしてフランとシーラに立ちふさがる。現代においては「アンティーク堂」と組織名を改める。

『ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語』の登場人物

粗暴なイレイナ

CV:本渡楓
粗暴な性格のイレイナ。イレイナとは別の旅路を歩んできたため性格が異なる。

『魔女の旅々』の用語

魔女

卓越した魔法の能力を持った人々。国に仕えているものもいる。魔女になるには「魔女見習い」として、魔女に師事する必要がある。また、魔女見習いになるためには試験に合格して、その資格を得る必要がある。なお、これら以外にも魔法を使うものは多くおり、それらは「魔導士」と呼ばれる。

魔法統括協会

魔女見習いになるための試験を執り行ったり、魔法によって引き起こされた事件を解決したり、新しい魔法の研究などを行っている組織。サヤやシーラが所属している。所属メンバーは月をかたどったブローチをしている。

『ニケの冒険譚』

ヴィクトリカが旅をしながら執筆した本。本の中に登場するニケはヴィクトリカ本人がモデルになっている。また、本の中に登場する「フーラ」はフランがモデルであり、「シレン」はシーラがモデルである。イレイナが魔女を志すきっかけになった。イレイナは旅を始めてからは、この本に書かれていた場所に訪れたこともある。「旅人が刻む壁」や「二人の弟子」で訪れた国は、この本がきっかけである。

『魔女の旅々』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

フラン「自分が耐えればいいだなんて思わないでください。気に食わないことがあれば戦いなさい。イヤなものはイヤだとはっきり言えるようになりなさい。自分自身を守るために。」

試練を与えても耐えて立ち上がろうとしてしまうイレイナにフランが伝えた言葉が「自分が耐えればいいだなんて思わないでください。気に食わないことがあれば戦いなさい。イヤなものはイヤだとはっきり言えるようになりなさい。自分自身を守るために。」である。フランはこの言葉を通して、イレイナに自身を大切にすることを教えた。これ以降、イレイナは率直にイヤなことを伝えることができるようになった。これはフランに対してだけでなく、その後の魔女として旅をしている間にもその影響を伺うことができる。イレイナの人格形成に大きな影響を与えた言葉である。
フランはイレイナの両親の依頼であえて理不尽な態度を取り続けていたが、このときに初めてイレイナに対して師匠として優しい側面を見せた名セリフである。

イレイナ「本当に本気で何かを成し遂げるとき、人はいつだって孤独です。1人じゃないとダメなんですよ。なれ合ったら終わりなんです。」

1人で寂しいのが嫌でイレイナを引き留めようとしていたサヤにイレイナが諭すために言った言葉が「本当に本気で何かを成し遂げるとき、人はいつだって孤独です。1人じゃないとダメなんですよ。なれ合ったら終わりなんです。」である。人に依存しがちなサヤに対して、魔女になるために本気で挑ませようとして、この厳しい言葉をかけた。一方で、寂しさを埋められるように、イレイナは三角帽子もサヤにプレゼントした。サヤはこれをきっかけに一人で魔女見習いの試験に挑み、見事合格し、のちには魔女にもなることができた。サヤの人生を変えた重要な名セリフである。

イレイナ「剣が真実なら嘘はその剣のさや。むやみやたらに振り回して人を傷つけないために、嘘で真実を包んでいるのです。」

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