【池松壮亮】子役は大成するorしない?躍進を果たした子役出身俳優を徹底紹介!【染谷将太】
「子役でヒットした役者は大成しない」というのは、ここ数十年の芸能界でよく言われてきた話である。「子供の頃に“芸能界”という特殊な世界で過ごした結果、一般的な人生経験を積んで芸風を広げることができずに飽きられていく」というのは、実際に子役に多く見るパターンではあった。
しかし最近、芸能界に彼らの育成法が浸透していった結果か、子役出身ながら大人になっても活躍する役者が多くなってきた。ここではそんな「子役からデビューして活躍を続けている俳優」を紹介する。
子役出身俳優は個性際立つ実力派揃い
一昔前の「子役として人気者になって豪遊」のようなバブリーな時代ではなくなった影響もあるが、最近の子役出身の若手俳優は地に足がつき、地道に努力をしてきた人が多い。
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「子役は大成しない」というジンクスもも一概に一括りにできない。
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映画やドラマに欠かせない「子役出身の実力派俳優」が増えている。
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池松壮亮
主演作を含め出演映画が絶えず『愛の渦』『大人ドロップ』『ぼくたちの家族』『バンクーバーの朝日』『紙の月』など、話題作に引っ張りだこ。2014年は8本の映画に出演。
TBSで放送されているドラマ『MOZU』では、何者かに狙われている謎の青年・新谷和彦/宏美の二役を演じ存在感を発揮している。
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10歳で子役デビューし、『ラストサムライ』で映画初出演。主演のトム・クルーズと心を通わせる武士の子供・飛源を演じた。2005年には映画初主演を果たす。
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その後も数々のドラマ・映画に出演。三谷幸喜の『連続人形活劇 新・三銃士』でダルタニアン役を演じた声の印象も強い。
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ドラマ『とめはねっ!鈴里高校書道部』『Q10』などで見せた自然体でナイーブそうな芝居は、派手さはないのに妙に記憶に残っている。
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仕事関係者は上京を勧めたが、高校卒業までは地元の福岡に残り野球部に所属。大学へ進学と同時に上京。大学では映画制作を学び、自ら撮影の現場交渉なども行った。「監督は役者より100倍キツイ」と役者として知ることのない苦労も知る。常に仕事と学業を両立さていたが、卒業してからは完全に役者一本になった。
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大学を卒業を期にスピードアップし今まで出来なかった仕事にも必死に取り組んだ。この1年を振り返り、タイミングよくいい作品にも出会えたというが、「よくよく考えてみると、自分のためだけに演技に打ち込んでいた。今年は自分の欲などどうでもいいから、誰かのために演じていきたい」と今後を語る。
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ホリプロオフィシャルサイト -池松壮亮-
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本郷奏多
3月までテレビ東京で放送されていたドラマ『なぞの転校生』では主演の一人を演じ、次々と不思議な出来事を巻き起こす謎の転校生・山沢典夫役の好演は記憶に新しい。
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この春、日本テレビで放送のドラマ『弱くても勝てます』にも出演。“超へっぽこ野球部”のメンバーで、東大医学部を志望する3年生・亀沢俊一役を演じている。
幼稚園のころからキッズモデルとして活躍。2002年『リターナー』で映画デビュー。『HINOKIO』で14歳にして初主演を果たす。
『GOTH』『GANTZ』『NANA2』『テニスの王子様』などこれまでにも多くの熱狂的なファンを抱える小説や漫画の実写作品で重要な役どころを演じてきた。
これまで規格外の人物を演じることが多く、スクリーンに映る彼の歪んだ笑みを見たときは、これが10代の俳優の表情かと戦慄さえ覚えるほど。
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高校卒業後は俳優を生業にしようと思っていたが「役者というのは自分の経験値以上のものは出せない職種。若いうちにしかできないこともある」と大学進学を決意。
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最初は自分の意思ではないところで始めた役者という仕事だが、「気が付いたら戻る道がなくなっていた感じ(笑)」とおどける。しかし、大学を卒業してからはさらに仕事への向き合う気持ちがより強固になって来たという。
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