
Paul Weller(ポール・ウェラー)は、イングランド出身のシンガーソングライター、ミュージシャン。1977年にデビューしたパンクバンド、The Jam(ザ・ジャム)のフロントマンを務めていたことでも知られる。1991年にPaul Weller Movement(ポール・ウェラー・ムーヴメント)名義でソロデビューを果たした。幅広いジャンルを取り入れた音楽性と、強い社会的主張を伴う歌詞でも人気を博し、UKシーンの第一線において活動を続けている。
Paul Weller(ポール・ウェラー)の概要
Paul Weller(ポール・ウェラー)は、イングランド出身のシンガーソングライター、ミュージシャン。1977年にデビューしたパンクバンド、The Jam(ザ・ジャム)や、人気ポップロックバンド、The Style Council(スタイル・カウンシル)のフロントマンとしての活動を経て、1991年にPaul Weller Movement(ポール・ウェラー・ムーヴメント)名義で1stシングル「Into Tomorrow」をリリースしてソロデビューを果たした。
2006年には『ブリット・アウォーズ』功労賞を受賞し、イギリスの人気音楽雑誌『Q』が選出する「歴史上最も偉大な100人のシンガー」第76位にもノミネートされている。
Paul Weller(ポール・ウェラー)の活動経歴
The Jam(ザ・ジャム)のフロントマンとしてデビュー

一世を風靡したパンクバンド、The Jam(ザ・ジャム)
ポール・ウェラーのミュージシャンとしての遍歴は、実に多方面に及ぶ。The Jamのフロントマンとして1977年にデビュー。当時、流行していたパンクやニュー・ウェイヴの代表格として人気を博し、60年代初頭の「モッズ」ムーブメントへの影響を一貫して追求する姿勢に「モッド・ファーザー」の呼び名が飛び交う程、当時の若者のシンボル的存在となっていった。The Jamでの華々しい活躍の傍ら、彼の音楽的志向は徐々にR&Bやファンクをはじめとする黒人音楽に傾倒していく。転換期となったのが、The Jamの解散と、The Style Councilの結成であった。
ソロミュージシャンとしての地位の確立

「モッド・ファーザー」としてUKロックの伝説となったポール・ウェラー
より「黒さ」を求めたウェラーは、The Style Council(スタイル・カウンシル)を結成し、ソウルやR&Bからの影響が濃いブラック・コンテンポラリーサウンドへのシフトを見せる。しかし、多様性を求めた結果、バンドは迷走を始め、結果的に短命に終わってしまった。
その後、ウェラーはソロアーティストとして活動を始め、一時期は「ウェラーの時代は終わった」という印象が持たれるまでになっていくが、時を同じくして、Oasis、Blurといった、のちのブリットポップ・ムーブメントの主役となるバンド達がウェラーへのリスペスト姿勢を示すようになる。その流れに乗ったウェラーの人気は復活を果たしていった。
以後、ウェラーは精力的に音楽活動を行い、UKロック界において伝説的な存在として祀り上げられるまでになっていく。
近年でも元Oasisのノエル・ギャラガーやBlurのデーモン・アルバーンとはセッションを行うなどの交流を持ち、UKシーンの第一線において現役で活動する大御所アーティストとしての地位を築いている。ウェラーの音楽における遍歴は非常に多岐に渡っており、その意味でも絶大なインパクトを放ち続けている。
Paul Weller(ポール・ウェラー)のプロフィール

1958年5月25日生まれ。イングランド出身。1977年にパンクバンド、The Jam(ザ・ジャム)のギター&ボーカルとしてデビュー。1983年にはThe Style Council(スタイル・カウンシル)を結成する。1991年にPaul Weller Movement(ポール・ウェラー・ムーヴメント)名義で1stシングル「Into Tomorrow」をリリースしてソロデビューを果たす。
パンク、ソウル、R&B、ファンク、ジャズなど、幅広いジャンルを取り入れた音楽性と、強い社会的主張を伴う歌詞も特徴。
1970年代後半のモッズ・リバイバルを牽引し、1990年代以降のブリットポップの先駆者として、英国音楽界で最も尊敬されるアーティストのひとりとして台頭している。
Paul Weller(ポール・ウェラー)のディスコグラフィー
スタジオアルバム
Paul Weller

1992年リリースの1stアルバム。The Style Council解散後初のリリースとなった。日本盤とイギリス盤では曲順が異なる。
1. Uh Huh Oh Yeh
2. I Didn't Mean to Hurt You
3. Bull-Rush
4. Remember How We Started
5. Above the Clouds
6. Round And Round
7. Clues
8. Into Tomorrow
9. Amongst Butterflies
10. Bitterness Rising
11. New Thing
12. Kosmos
Wild Wood

1993年リリースの2ndアルバム。2007年にはCD2枚組のデラックス・エディション盤が発売されている。
1. Sunflower
2. Can You Heal Us (Holy Man)
3. Wild Wood
4. Instrumental One
5. All the Pictures On the Wal
6. Has My Fire Really Gone Out?
7. Country
8. Instrumental Two
9. 5th Season
10. The Weaver
11. Instrumental One (pt 2)
12. Foot of the Mountain
13. Shadow of the Sun
14. Holy Man (reprise)
15. Moon On Your Pyjamas
16. Hung Up
Stanley Road

1995年リリースの3rdアルバム。スティーヴ・ウィンウッドやノエル・ギャラガー等がゲスト参加したことでも話題となった。
1. The Changingman
2. Porcelain Gods
3. I Walk on Gilded Splinters (Dr. John)
4. You Do Something to Me
5. Woodcutter's Son
6. Time Passes...
7. Stanley Road
8. Broken Stones
9. Out of the Sinking
10. Pink on White Walls
11. Whirlpool's End
12. Wings of Speed
Heavy Soul
目次 - Contents
- Paul Weller(ポール・ウェラー)の概要
- Paul Weller(ポール・ウェラー)の活動経歴
- The Jam(ザ・ジャム)のフロントマンとしてデビュー
- ソロミュージシャンとしての地位の確立
- Paul Weller(ポール・ウェラー)のプロフィール
- Paul Weller(ポール・ウェラー)のディスコグラフィー
- スタジオアルバム
- Paul Weller
- Wild Wood
- Stanley Road
- Heavy Soul
- Heliocentric
- Illumination
- Studio 150
- As Is Now
- 22 Dreams
- Wake Up the Nation
- Sonik Kicks
- Saturns Pattern
- Paul Weller(ポール・ウェラー)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Paul Weller(ポール・ウェラー)名義の代表曲
- Wild Wood
- You Do Something To Me
- The Changingman
- The Jam(ザ・ジャム)時代の代表曲
- In the City
- Private Hell
- Going Underground
- The Style Council(スタイル・カウンシル)時代の代表曲
- Shout To The Top
- My Ever Changing Moods
- Paul Weller(ポール・ウェラー)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 人気復活のきっかけは自宅近くの森と道路