憂鬱な朝(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『憂鬱な朝』とは日高ショーコによるボーイズラブ漫画作品。全46話、8巻。明治時代を舞台としており、主人公は10歳にして子爵家を継ぐことになる久世暁人(くぜあきひと)。暁人と、久世家の家令で暁人の教育係でもある桂木智之(かつらぎともゆき)との恋愛を描く。中心人物二人の恋愛だけではなく、明治時代の華族世界などに触れられる歴史大河ロマンでもあり、登場人物の複雑な人間模様も魅力のひとつである。

出国間際の暁人に、智之は暁人から贈られた懐中時計を交換して持つことを提案する。
智之は、「暁人様、代わりにこれを――頂戴した懐中時計です。私のものをあなたが。あなたのものを私が持って――互いの二年を共に過ごしましょう」と言って、自分の名が入った時計を暁人に渡し、暁人の名の入った時計を自分が持つ。2年間の留学から帰国する船の中で、そのことを暁人が思いだしている場面。

『憂鬱な朝』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作者「日高ショーコ」は漫画家ユニット

作者“日高ショーコ”は、作画と原作の二人組であり、作画を日高ショーコが担当し、原作をタキエが担当している。
東京都出身、2004年『リスタート』(リブレ)でデビュー。

本編のドラマCDと完結記念スペシャルブックの発売

ドラマCD全6巻が発売されている。また、『憂鬱な朝 Noble Colors』という完結記念の永久保存版スペシャルブックも発売されている。

二人の関係性の変化を表現した表紙絵

1巻~8巻までの表紙絵のトーンが次第に明るくなっているところには、二人の関係性の変化が表現されている。

『憂鬱な朝』の海外における出版状況

『憂鬱な朝』は、タイトル『Blue Morning』として北米版が2013年~2019年に刊行されている。北米版も全8巻。
また、中国語版、韓国語/ハングル版も出版されている。

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