天使な小生意気(天こな)のネタバレ解説・考察まとめ

『天使な小生意気』とは、1995年から2003年まで西村博之によって『週刊少年サンデー』(小学館)に連載された青春コメディー漫画。主な略称は『天こな』。コメディー要素が主であるが、バトルや恋愛要素も含まれている。絶世の美女は実は男だという話だが、どうしようもなかった不良が更生されるほどの魅力を持つ、天使恵(主人公)に目が離せない内容になっている。漫画の人気からテレビアニメ化されDVD化、更にはゲーム化もされている。

恵は今まで無敗の蘇我をもKOする強さ

恵が登校中、蘇我の股間を蹴り上げたので、同じ学校と知った蘇我が、恵に絡んできたところを周りが止めている間にKOした。

3階から飛び降りても「タトン」で着地

しつこい源造をまくために、女子トイレに隠れたことを「男らしくない」と後悔した恵。3階の窓から飛び降りて華麗に逃げきることに成功する。

蘇我「俺は好きだ」

恵からいくら「嫌い」と言われようと、「好きだ」と言い続ける蘇我。恵は顔を真っ赤にしてしまう。

恵「オマエ好きだ。」

蘇我が今までやっつけてきた奴らに頭を下げ謝っていたが、不良は蘇我をボコボコにする。立てないほどにボコボコし、蘇我が「勘弁してくれるか?」と聞くと、その不良は満足せず、「またよろしく」と立ち去ろうとしたら、蘇我は土下座して謝る。それまで藤木と安田は陰で見ていたが、飛び出して一緒に謝る。恵も隠れていたが近くにいたので、不良たちをボコボコにした後、その3人の姿をみて恵は「オマエ好きだ」と3人共に1人ずつ伝える。

恵「大丈夫だよ。どんな手を使っても守ってみせる」

美木が許嫁・岳山と結婚すると知り、破談をさせようと必死に邪魔をする恵。岳山は恵相手にも手を出し、恵は防戦することしかできないが、心配そうにしている美木に対して「大丈夫だよ。どんな手を使っても守ってみせる」と言い放つ。

恵が源造にキスをするシーン

岳山と戦い終わった後、恵は3日間意識を失う。蘇我が数々のピンチを救ってくれ、恵の蘇我に対する気持ちはどんどん変わってくる。恵は高校生になったばかりの時、「死んでも(男と)キスだけはしたくない」と豪語していたくらいに嫌がっていたが、蘇我であればいいと思えた唯一の男。目が覚めた恵は蘇我に「俺はオマエが好きだよ」と言いキスをする。

『天使な小生意気』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

小悪魔は実は人間であった

天使な小生意気には外伝があり、アニメでも放送されていない。作者・西森博之氏が、ストーリー配分を間違って入りきれなかった分を外伝として追加したと言われている。外伝の中に小悪魔の過去の話がある。実は小悪魔は昔人間であった。人間時代泥棒であり、違う部族に襲撃をされて捕まり、牢屋に入れられてしまう。小悪魔は襲撃された際に重症だったので命の時間も短いと悟っていた。牢屋から見えるのは、親の命を奪われ、毎日こき使うためだけに連れてこられた少女への虐待の姿。その少女は虐待され続けているためか、未来の希望がなく目が死んでいた。少女と小悪魔はただ死を待つだけの存在だった。小悪魔は少女に「ここから逃がしてくれたら、素敵なものを見せてあげる」と言うと、少女は本当に鍵を開けてくれる。小悪魔は冗談のつもりだったが、少女に宝を見せようと取りに行く。しかし、怪我が重症のため届かずそのまま亡くなってしまう。小悪魔になれそうなものを探していた魔法使いは、遺体となった小悪魔に「人の願いを聞いてやれそう」だと魔本に封印してしまう。その後最終話で、気を失っている恵と美木に、小悪魔は「恵に願いが叶ったのなら命を頂く、叶わなかったといえば何も盗らん」というと、恵は「叶ったよ」という。小悪魔は恵の命をとらず成仏した。小悪魔は人間時代、少女に願いを叶えてあげられなかったので、恵にだけでもいいことをしようとしたようだ。

『天使な小生意気』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):北原愛子『grand blue』(第1話〜第26話)/ED(エンディング):(第50話)

天使な小生意気 OP 「grand blue」

作曲・編曲 : 徳永暁人 作詞・歌 : 北原愛子

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