天使な小生意気(天こな)のネタバレ解説・考察まとめ

『天使な小生意気』とは、1995年から2003年まで西村博之によって『週刊少年サンデー』(小学館)に連載された青春コメディー漫画。主な略称は『天こな』。コメディー要素が主であるが、バトルや恋愛要素も含まれている。絶世の美女は実は男だという話だが、どうしようもなかった不良が更生されるほどの魅力を持つ、天使恵(主人公)に目が離せない内容になっている。漫画の人気からテレビアニメ化されDVD化、更にはゲーム化もされている。

『天使な小生意気』の概要

『天使な小生意気』とは、1995年から2003年まで西村博之によって『週刊少年サンデー』(小学館)に連載された青春コメディー漫画。
漫画界の中でも名誉ある「小学館漫画賞」受賞している。
コミックは全部で20巻。
主な略称は『天こな』。
漫画の人気から、2002年4月6日から2003年3月29日まで、テレビ東京にてアニメ化される。他は、テレビ大阪、BSジャパン、TVQ九州放送、テレビせとうち、テレビ愛知、テレビ北海道でも放送されている。
DVD化され、全部で13巻ある。
バンダイプレーステーション専用ソフトにより、ゲーム化もされている。
コメディ要素が主であるが、バトルや恋愛要素も含まれている。
9歳の少年、主人公・天使恵が、魔法使いのような格好をした老人を子供達から助け、お礼に魔本『天の恵み』をもらう。
魔本から出てきた小悪魔に「どんな願いも一つだけ叶えてやろう」と言われ「世界一男らしい男の中の男にしてください」とお願いすると、女の中の女にされてしまい、女として生きて行くストーリー。
高校生になり絶世の美女となった天使恵は、どうしようもなかった不良・蘇我源造をも更生させてしまうほどの魅力を持っている。
女になってからも、男の中の男を目指す天使恵は、男女問わず魅了してしまうわけだが、学生生活や普段起こりえない様々な問題やトラブルを解決して行く内容になっている。

『天使な小生意気』のあらすじ・ストーリー

恵の人生の転機

左側が恵、右側が美木。

9歳の少年、主人公・天使恵(あまつか めぐみ)が、幼馴染の花華院美木(はなかいん みき)と遊んでいる途中、魔法使いのような格好をした老人が現れる。そこで遊んでいた子供達が、老人に暴力を振るおうとしていたところを恵が助けに入り、お礼として魔本『天の恵み』をもらう。魔本から出てきた小悪魔に「どんな願いも一つだけ叶えてやろう」と言われる。恵は「世界一男らしい男の中の男にしてください」とお願いすると、逆の女の中の女にされてしまう。「男に戻せ」と小悪魔にお願いすると、「先ほどは初回だったからタダだったが、次の願いは見返りとして君の寿命を10年頂く」と言った小悪魔にキレた恵は、何も考えずに川に投げ捨ててしまう。男に戻る術をなくした恵は、女として生きて行くことになったが、その内容を知っているのは恵と美木のみで、家族、友人その他すべての人は恵を元から女と思っている。少年の心のまま育った恵は、中学生になってもケンカをよく行い、口も悪かったため周りの生徒からスケバンと悪口を言われるようになる。スケバンと言われることに対し、恵以上に耐えられなかった美木は、恵と共に誰も知り合いがいない剣ヶ峰高校に入学することにする。

めぐ団との出会い

15歳になり絶世の美女となった天使恵は、美木と一緒に入学式初日の登校中、別れを切り出し女を泣かせてしまう男・蘇我源造(そが げんぞう)を見かける。恵は後ろから蘇我に話しかけ、蘇我が恵の美しさにうっとりしているところ、恵に股間を蹴られKOされる。入学初日から教室にて男女から話題になる恵。男どもが誰も話しかけられないでいると平凡な男・藤木一郎(ふじき いちろう)が、他の男の視線を無視して恵に「隣の席の蘇我には気をつけたほうがいい」と話しかける。先ほどKOした男は蘇我であり、教室についた蘇我に恵は絡まれる。周りが必死に止めようとしている間に、恵は蘇我に飛び蹴りを行い、またKOする。今まではケンカをする度にスケバン扱いされて罵られていたが、あまりの美しさに周りは魅了される。蘇我がイラついて外を歩いていると、大人数の3年が現れてボコボコにされ、ふらふらしていたところを恵が見つけると、恵は一緒に逃げて助けることにする。そのあと、恨みをかった女の復讐でその知り合いの男達からボコボコにされ、血だらけになっているところを、恵が逃がして助ける。この事をきっかけに、誰もが恐れるほどのどうしようもなかった不良・蘇我源造をも魅了し、骨抜きにしてしまう。

恵に魅了された男達でめぐ団を結成する。メンバーは、藤木一郎、安田太助(やすだ たすけ)、蘇我源造。恵に魅了された男達が急にぶつかってきたり、写真を撮ったり、抱きついてきたりしてくるため、恵は男性不信になる。ある日、恵と美木が帰宅中、男達に絡まれる。その場面をたまたま藤木が目撃し、恵達を守るために前に出る。恵は藤木のことを全く覚えていなかったが、藤木は「大丈夫なので早く逃げてください」と言い、恵と美木に逃げるように説得する。極めて普通の男である藤木は、男達にボコボコにされる。ボコボコにされても笑いながら「逃げて」と言う藤木を見て、逃げることにした恵と美木。恵は(男っていいな)と思いながら、悔しい顔をして逃げるが、「男なのでやっぱり逃げない」と現場に戻り反撃を開始する。しかし、相手の人数が多すぎてピンチになる。そこで蘇我が現れ助けてくれるが、自分が殴った後と、蘇我が殴った後の相手のビクともしない倒れ具合の違い、蘇我の強さに感銘を受ける。藤木も身体を張って助けてくれたので、恵は「男ってかっこいいな」と思うようになる。藤木は「恵さんは人を変える力がある。あの蘇我もいい奴に変わった」と安田に報告する。

蘇我が今までケンカをして倒してきた男達が、蘇我が恵にゾッコンだということを知る。そんなに骨抜きにされている女ということであれば、復讐材料になると考え恵を連れて行こうとする。その場は乗り切ったが、恵と美木は、「蘇我と一緒にいると、私たちが絡まれる」と蘇我を追い詰める。蘇我は今まで倒してきた奴らに土下座して謝ることにする。毎日傷だらけの蘇我を見た藤木は、蘇我はいい奴に変わったと思っていたのに、ケンカに明け暮れていると思い、蘇我にケンカを売る。それを見た安田がケンカをしている所まで恵を呼び、ケンカを止めるように説得させる。安田と藤木が帰っていると、男二人が「今までのことを水に流せとかありえない、ボコボコにしてやった」と話しており、その内容を問い詰める藤木。「蘇我が謝ってきて、ボコボコにした」と言い、傷だらけだったのは謝ってきたからだと理解する。蘇我がまだ別の不良に謝りに行っている可能性があるので、藤木と安田は恵や美木に蘇我と会っていないか聞き、蘇我を探し回る。恵と美木は別で蘇我を探し、ボコボコにされている蘇我見つけるが、「悪くもないのに謝っているバカを助けたらタダのバカになる」と影に隠れて様子を見る。蘇我を発見した藤木と安田だが、蘇我が何をしているのか確認するために様子を見ることにする。すると、蘇我は不良に「今までのことは水に流してくれ」と謝っていた。いくらボコボコにしてもまだ殴り続ける不良達だが、蘇我が「勘弁してくれるか?」と聞くと、「やだね、またよろしく。そもそもオマエが嫌いなんだよ」と、立ち去ろうとする不良達。すると、蘇我は土下座をして謝るが、不良がまた手を出そうとしてきたので、隠れていた藤木と安田は飛び出して土下座をする。不良は、藤木と安田を殴ったため、今まで反撃をしなかった蘇我が、怒って不良に反撃するが、フラフラの状態で1発殴るのがやっとだった。我慢できずに恵も参戦し、男達をけなしながら全員ボコボコにし勝利する。恵は蘇我、藤木、安田一人ずつに「オマエ好きだ」と言い放ちその場を去る。めぐ団はさらに団結することになる。

小林との出会い

小林一文字

同じ学年で別のクラスではあるが、イケメンと噂されている、小林一文字(こばやし ひともじ)という武士のような男が現れる。初めは恵のようなおしとやかでない女性に興味はないといい、恵本人に「下品だ」と説教をするほどだった。恵に対してそういった言葉を言う人が今までいなかったので、恵も蘇我もムキになり、どうにか小林をぎゃふんと言わせようと作戦を立てる。そんな中、正義感の強い小林は、不良の悪を許さない性格のため、先輩にも注意をし、逆にナイフで攻撃されようとする。恵と蘇我もその場におり、小林の後ろにいた恵をかばい、どうやって乗り切る考えていたところ、恵が小林を突き飛ばしナイフを蹴り飛ばす。そして蘇我がその先輩を殴り小林を助ける。蘇我が蹴り飛ばしたナイフを探していると、武士の形をしたキーホルダーが落ちているのを発見する。それが小林のものと知って大笑いする恵と蘇我だが、それを見ていた女に、「それは小林君の友達の形見だ」と教えられる。恵はすぐに謝りそのキーホルダーを返す。小林はその話はウソだと言ったが、大事そうにしまっているのを見て、本当の話だと思った恵だった。小林は、悪いことをする不良を見かける度に注意をするので、不良に恨まれるようになる。不良が女を人質に取り、小林をボコボコにする。ちなみに女は小林の知らない人で、不良の仲間だった。小林が大事にしている形見を不良に奪われ、恵がその形見を持っている不良をたまたま見かけ、不良から形見を取り返すことに成功。恵は小林がいる所にこっそり投げて返し立ち去る。小林は周りの人に聞き回り、恵が取り返してくれたと気づいて、恵にお礼を言うも、恵は「知らん」と回答。そして小林も恵の立ち振る舞いに惹かれていく。そしてしれっと、めぐ団に入会している。

実は男だとカミングアウト

カミングアウトする天使恵

恵の家にめぐ団が揃った時に、「実は男なんだ」とカミングアウトし魔本のことを話す。別日に学校にて、恵はめぐ団に「学校にあるはずの魔本を皆で探してくれないか」とお願いをする。「魔本を探したら何かしてくれるのか?」と蘇我が問うと、「タダで働かすのは悪いから」と条件を飲むことにする恵。それぞれ何をしてもらうか必死になって考えていると、安田がすかさず「メイドの格好をしてほしい」と変態な案を出す。蘇我、藤木は「ただ見るだけじゃないか!」と怒り出すも、恵のメイド服を想像して結局は賛同する。ちなみに小林はこの時何も発言していない。誰よりも早く魔本を見つけ出すために、闇雲に探しに出る蘇我、藤木、小林。冷静な安田はその場に残り、恵と美木に「川に捨てたはずなのに、なぜ学校にあると思うのか?」と問う。すると、美木のツテでテレビにも出ているような有名人「透視能力者のMr.スミス」に恵の写真を見てもい、「学校が見える、そこへ行けば必ず手に入る」といわれ、学校にあるはずだと判明。学校を探すがなかなか見つからず、恵と美木が帰宅しながら「魔本見つからないね」と話していると、帰宅中の蘇我と遭遇する。蘇我が思い切って「うちに来ない?」と恵と美木を誘ってみると、美木が「行ってみたい」と言い、恵と三木は蘇我の自宅に行くことになる。蘇我が子供の頃に拾ってきたゴミのようなものがたくさんあり、恵と美木は、気持ちが悪いから帰ろうとする。恵がカバンを忘れそうになり振り返ると、魔本が本棚に入っているのを見つける。恵は蘇我にどこで拾ったのか聞くと、蘇我は「川原に落ちてて面白そうだから拾った」と言う。魔本から小悪魔を出そうとするが、なかなか出てこない。前は出てきたのになぜ出てこないのかわからず考える恵。学校にてめぐ団が集合し、魔本が本物なのか確認する。小悪魔のページだけコピーをしても白紙になる為、本物だと確信する。蘇我は、恵よりも先に小悪魔を呼び出し、二度と男にならないようにお願いする作戦に出る。安田は魔本を眺め観察していると、血がついてることに気が付く。安田は「6年前の恵さんは、ケンカの帰りに本をめくったら現れたらしい」と説明している途中で、蘇我が指から血を出し魔本に血を垂らす。すると小悪魔が登場する。恵は小悪魔を出すためには血を流すことが必要だった事を思い出し、めぐ団のいる教室へ向かう。蘇我は小悪魔に「天使恵が僕にホレるようにしてください」とお願いする。小悪魔は「お安い御用だ」と願いをかなえようとしている時に恵が教室に到着し、「何を頼んだ?そいつは願いを逆にするぞ」と叫ぶ。蘇我は確かめるために、恵に「俺のこと嫌い?」と聞くと恵は「大嫌いだ」と言われ、焦って「元に戻して」と小悪魔にお願いする。小悪魔は「10年寿命をもらう」と言い、契約をして元に戻り魔本に戻る小悪魔。恵は魔本を叩いて無理やり呼び出し「元に戻せ」とお願いすると、小悪魔は以前川に投げられたことを怒っており、「災いがかかるように呪いをかけてやろう」と恵に呪いをかけてしまう。その後蘇我の部屋に保管されていたが、魔本は行方不明になってしまう。呪いがかかり、1日物が落ちてきたり、釣り中に海に落ちようとしたり、流されたり不運が続く。自分のせいで皆を巻き込んでしまったと反省する恵。

泥棒・礼子との出会い

呪いが解けぬまま、恵の父に誘われ、美木と共に大阪旅行に行くことになる。父は恵のことを溺愛しており、寝顔の写真を撮ろうとしたり、恵が嫌がることをするので恵は逃走。その後屋台のたこ焼き屋で泥棒・礼子(れいこ)と知り合いになる。その後恵はホテルにて、盗みを働こうとしている礼子と再会する。恵は泥棒をしているのはやりたくてやっている訳ではなく、「何か理由があって泥棒をしているんだろ?」と聞く。礼子はそれを聞き「乙女チックで夢見る少女」だと笑う。その後裏社会が絡んだ事件に巻き込まれ、恵と礼子はピンチになる。大阪まで追いかけてきていためぐ団は、恵たちを助けようとする。礼子は携帯があることを思い出し、側にいた恵を一旦相手側に突き飛ばし、警察に電話をしようとするがバレて捕まってしまう。恵はショックを隠せなかったが、礼子は悪いやつではないと信じ、めぐ団の皆に「あんな奴助けるのか?」と言われても救おうとする。めぐ団は恵が助けようとしたのならと協力をする。礼子は気絶させられ、車に乗せられて海に車ごと落とされようとする。恵が車の窓を割ろうとするが、なかなか割れない。蘇我が見事に窓を割り、礼子を助け出すことに成功。その男は「恵にいやらしい写真を取らせてくれたら誰も死なない」と言ってくる。蘇我が「テメー死にてーのか」と言うと、男は蘇我に銃を突きつける。恵は蘇我に銃を突きつけられたことにブチ切れ、ナイフを投げて銃口に刺し、男の気を失わせ銃を奪うことに成功する。他の仲間は恵に恐れをなして逃げようとするが、猟銃を持った美木が現れ発砲する。美木は、相手が100人はいると恵から聞いていたので警察も呼んでおり、全員で逃げることになる。美木は逃げるために手こぎボートを準備しており、逃げることに成功する。礼子は恵に惹かれ「めぐ団に入れて」とお願いする。別れの挨拶の後、恵に対し「可愛いのに時々男みたい」と言い、恵を喜ばせる。

ライバル・田中桂子登場

恵の中学生時代の同級生・田中桂子が剣ヶ峰高校に転入してくる。恵と同じくお金持ちの令嬢であるが、綺麗で目立つ恵を勝手にライバル視しており、わざわざ恵と同じ高校に転入してまで追いかけてくる。桂子を見た恵は、美木の後ろに隠れるほど桂子を恐れている。中学の頃、周りは「恵は男女、暴力王」「桂子が一番だ」と言っていたが、実は皆恵のことを見ていたことを気にしていた。桂子は恵の本性を暴き、最下位に叩き落としたいという野望で、友人・良美や、使用人・三島を使って恵を陥れようとする。鳥のフンに似せたものを恵の頭上に落としたり、めぐ団を誘惑するがことごとく失敗に終わる。ある日、恵が帰宅していると桂子が遭遇し、どちらが早く歩けるかという謎の対決が始まってしまう。そこでいじめをたまたま見つけ、いじめっ子を追い払った恵。恵と桂子は、いじめられっ子・一(はじめ)と話すことになる。桂子は「やり返せ」といい、強引に一をいじめから脱却させるために、家に連れて帰り厳しい修行を行う。その際に両親が文句を言いにきたが、家の凄さと桂子の迫力に圧倒され息子を桂子に預けることにした。一が外で「俺は強い」という言葉をノートに書いていると、恵・美木・蘇我と遭遇する。恵は現状を聞くと、一は「強くなりたくない、特訓したくない」と本音をいう。一を迎えにきた桂子が連れて行こうとする。恵は止めるが、一は修行の時に、桂子は瓦も割ることができるほど強い女だと知っていたので、恵に何かあったらと思い、桂子についていくことにする。厳しい修行を重ね、強くなってきたので一の実力を見るために、監視をつけ、いじめから脱却できるか確認する桂子。学校にて一が「悪党から狙われている」と情報を聞きつけた桂子は、恵・美木・蘇我を呼び、一が強くなったところを見せつけようとする。しかし、一はいつものいじめっ子にやられっ放しだったので、恵がまた助ける。それを見て桂子は「ガッカリ」と言い、一を見捨てることにした。何度もやられているため、そのいじめっ子は兄に相談し、恵に復讐することにした。いじめっ子は一に「仲直りしよう」と呼び出していた。兄といじめっ子が一緒にいるところをたまたま見かけた恵と蘇我は、話を盗み聞きすると、「一に恵を呼び出させて、恵に復讐する」という内容だった。一が待ち合わせ場所に着き、「仲良くしてやる代わりに、恵の連絡先を教えろ。兄ちゃんたちがあの女を成敗してくれるから」と恵の連絡先が書かれたメモを探し出す。一はメモを破り口に入れ、恵を守ろうとする。いじめっ子の兄に殴られようと、一人で必死にメモを守る姿を見て、恵が出ようとするが「アイツは今めぐに助けられたくないだろ」と蘇我が代わりに兄たちをボコボコにしてくれる。その後怪我をした一と恵が遭遇し、一は「転んだだけ、もう自分でなんとかする」ととても強くなった。ちなみに桂子は一の存在をもうすでに忘れている。

花華院美木の秘密

美木の両親は火事で亡くなっており、祖父・花華院 京一(はなかいん きょういち)から育てられる。京一は日本の黒幕、花華院翁と言われる大人物。京一は美木の幸せを思い、名家である岳山気の嫡男・岳山 隆雄(がくさん たかお)と許婚とする。しかし、岳山は自己中心的な性格であり、恵は初めから政略結婚を認めていないところから、めぐ団と一緒に破談させようとする。岳山と美木の顔合わせの日に、どうにか邪魔をしようと作戦を立てるめぐ団。岳山は部下を使い、破談させようと邪魔するめぐ団の存在を知り疎ましく思い、卑劣な妨害をする。美木は初めはめぐ団と一緒に逃げ恵の家に隠れていたが、京一から電話があり「おまえも約束を破るのか?」と言われ、京一との約束を思い出し婚約を進めることにする。その内容とは、京一の娘が結婚するときに「幸せにする」と京一に言った夫だったが、二人とも火事で亡くなってしまう。娘を失った悲しみから、「あの男は約束を破った男だ」と美木に言い続け、美木にはちゃんとした相手と結婚してほしいことから、許婚をするようにと約束していた。恵は美木の結婚する決意を一度は受け止め破談作戦は一旦やめるが、どうしても諦めきれずめぐ団に協力をお願いをする。案の定岳山に妨害されながらも、何とか恵は美木の部屋にたどり着く。美木と話してみると美木の意思は固く、恵は結婚に反対してもどうにも出来ない状況だと悟った。京一が美木の部屋に迎えに来て、美木の決心意思を確認し岳山と共に部屋を去ろうとする。すると岳山達から妨害をされていた蘇我が美木の部屋に到着し、美木にプロポーズをした。蘇我の姿を見た京一は、「人を幸せにすると軽々しく口にするな」と蘇我に激怒する。蘇我は、「コイツと出会って人生が楽しくなったし、友達も出来た。守るものが出来た」と話す。美木は、その内容から恵のことを言っていると気づく。一部始終見ていた、美木の護衛である坂月(さかつき)は、京一に「美木様の前に、岳山家の嫡男より優れた人間が現れた場合、この約束は無効とする」と京一が美木を思って付けられた条項があることを伝える。坂月は「蘇我が美木を不幸にした場合は腹を切る」とまでいい、京一は心が揺れる。蘇我と岳山のどちらが強いのか勝負することになり、誰も勝つことの出来なかった岳山を殴って吹き飛ばすことに成功した蘇我。蘇我が美木を連れて出ようとすると、めぐ団VS岳山の部活達の乱闘が始まり、家を出ることに成功しためぐ団。恵と美木は落ち着いたころに美木の家に戻り、美木は京一に「約束は守れない(結婚は出来ない)」と伝える。京一は「オマエも母と同じ道を通るのか、不幸な人生が望みなのか?何もいいことなんてなかった」と言うと、美木は「違う、そんなことない」と言いたかったが、恵がその言葉に怒り京一をビンタする。「本当に何もなかったのか?美木が生まれただろ!」と京一に怒鳴る。京一は「親の悪口を言われて気にしない子はいない」と謝り、考えを改め結婚は白紙になる。

もともと男ではなかった

恵から蘇我にキスをするシーン

行方不明になった魔本は、蘇我姉が部屋に隠し持っていたことが発覚する。小悪魔が現れ、恵に「そのうち元に戻る」と伝える。元許嫁・岳山が現れ、しぶとく恵含め、めぐ団を襲撃する。蘇我が命がけで守ってくれたが、恵は3日間意識を失う。その後、目を覚まし皆と会うことの出来た恵は、蘇我に「俺はオマエが好きだよ」と言いキスをする。そこで恵と美木は意識がなくなり回想シーンになる。実は恵はもともと男ではなく、もともと女であることが判明。恵と美木だけが男だったと記憶を改ざんさせられていたという内容だった。小悪魔が恵に、「願いは叶ったか?」と尋ねると「叶ったよ」と返答した。

『天使な小生意気』の登場人物・キャラクター

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