バタフライ・エフェクト3/最後の選択(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』とは2009年に公開されたサスペンス・スリラー映画。
2004年に公開された『バタフライ・エフェクト』3部作シリーズの最終章。
主人公サムにはタイムトリップ能力があり、殺された恋人を救うため過去を変えてしまったことで、連続殺人鬼を生み出してしまう。今度はその連続殺人鬼を止めるために過去に戻る度に、サムの周囲の人々が次々と不幸に巻き込まれることに。そしてサムはついに連続殺人鬼の正体にたどり着く。衝撃の真実を前にサムはある究極の選択をするのだった。

吹き替え:赤城進

2番目の人生で、サムのアパートに居候していた同居人。
3番目の人生では立場が逆転し、サムがパコのアパートに居候していることになり、家賃を払わず追い出されてしまう。

家主(演:リンダ・ボストン)

サム(右)と話す家主(左)

吹き替え:五十嵐麗

ジェナが暮らしているアパートの大家。
最初の人生では妹を思いやる兄であるサムに、家主として優しく接する。
しかし、人生が変わると一変、サムを冷たく突き放そうとした。

看守(演:ダニエル・スピンク)

サム(中央)の釈放に立ち会う看守(左)とグレン刑事(右)

吹き替え:間宮康弘

サムは何度も過去に戻るうちに、連続殺人犯として逮捕されてしまう。
しかしサムのタイムトリップの能力を信じたグレン刑事は独断でサムを釈放する。
看守はグレン刑事の釈放の手続きに協力した。

『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』の用語

バタフライ・エフェクト

カオス理論の1つで、ほんの小さな出来事がめぐり巡って大きな事象に繋がるという現象。
ほんの小さな出来事でも、もしかしたら歴史を大きく動かすことがある、というカオス理論における予測困難性を表す。
気象学者エドワード・ローレンツ氏(Edward Norton Lorenz)が1972年に講演で、『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』と語ったことが発端。
映画『バタフライ・エフェクト』シリーズのモチーフになっている。

タイムトリップ

現在から過去や未来に移動すること。
映画や文学の題材として古今東西扱われてきた。
他にもタイムスリップやタイムトラベルとも表現される。
日本語では時間旅行と呼ばれている。

ブルダンガ

ゴールドバーグ教授(中央)の育てるブルダンガの花(右)を眺めるサム(左)

教授が自宅の温室で育てていた珍しい花で、別名悪魔の息。
百合のような白く美しい花だが、この花の香りを嗅ぐと、体が1時間マヒしてしまう。
教授が住んでいるデトロイトは危険な街なので、窓にぶら下げて防犯アラーム代わりにしていた。

イースタン廃車場

イースタン廃車場をうろつくサム

デトロイトにある廃墟となった大きな廃車場。
ここでビッキーの遺体が焼かれたり、ゴールドバーグ教授がジェナにメッタ切にされるなど凄惨な殺人事件として利用される。

『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』の名‌言・‌名‌セ‌リ‌フ‌/‌名‌シー‌ン・‌名‌場‌面

ゴールドバーグ教授「カルデ・ディエム(今日をつかめ)」

サム(右)を励ますゴールドバーグ教授(左)

自分には過去に戻る能力があるのに、レベッカを救えない罪悪感に苦しんでいるサムにゴールドバーグ教授は「今を生きよ」とアドバイスする。
元々はゴールドバーグ教授の元奥さんが庭師と駆け落ちする前に、教授に放った言葉であったが、ゴールドバーグ教授は深い後悔から自戒の意をこめてサムにこの言葉を贈った。
そして去り際に、古代ローマの詩人ホラティウスの詩から引用して「今日をつかめ(カルデ・ディエム)」とサムに伝える。
「今という時を大切に使え」という意味だが、インテリの教授らしい励まし方だ。

泣きながら指切りげんまんをするジェナとサム

指切りげんまんをするサム(左)とジェナ(右)

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