バタフライ・エフェクト2(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バタフライ・エフェクト2』とは2006年に公開されたタイムスリップラブストーリー。
2004年に大ヒットした『バタフライ・エフェクト』の続編。
主人公ニックはある事故がきっかけで、愛する恋人ジュリーと友達を亡くしてしまう。ニックは過去に戻れるという特殊な能力を使ってタイムスリップし、仲間を救おうとする。しかし事態は思ってもみない方向に進んでしまう。大事な人達を守るため何度でも過去に戻り、何度でも運命に抗おうとするニック。映画史上最も切ないハッピーエンド第2章の幕が上がる。

デイヴ・ブリストル(演:デイヴィド・ルイス)

社員たちに嫌味を言うブリストル

吹き替え:前島貴志

ニックとトレバーの上司。
大手取引先ストライク社との契約を成功させ出世するが、嫌味な態度で部下に嫌われている。
最初の人生では横暴な上司としてニックを休職に追いやる。
2度目の人生ではニックの部下として低姿勢で働く。

ロン・キャラハン(演:アンドリュー・エアリー)

接待の席につくロン社長

携帯PCのOSを開発するIT企業の社長。
しかし競争の激しい世界で会社を破産させてしまう。
美しいグレースという娘がいる。

グレース(演:リンジー・マクスウェル)

いきなり男子トイレに現れるグレース(右)

ニックの勤務先の社長ロンの娘。
美人でスタイルも良く、大事な接待の場に同席する。
ニックの昇給を社長である父親におねだりする程、ニックのことを気に入っている。
2度目の人生ではニックと肉体関係があり、これが原因でグレースと別れることになる。

マルコム(演:JR・ボーン)

ニックと話し合うマルコム

3度目の人生で、ニックと取引をした投資家。
クラブを経営するヤリ手だが、思い通りにいかないと暴力を振るう危ない男。
マルコムは預けたお金が返ってこないことに激怒し、トレバーの頭を机に叩きつける。
血だらけになったトレバーはその後行方不明になってしまう。

ウエイン(演:ジョン・マン)

ニックを脅すウエイン

マルコムの共同経営者でゲイ。
ニックのことを気に入り、マルコムに捕らえられたニックにベットで自分の相手をするように強要する。
しかしニックの反撃に合い、階段から突き落とされてしまう。

キャサリン(演:スーザン・ホーガン)

ニックを心配する母キャサリン

ニックの母親。
事故に会った時は献身的に看病したり、息子の頭痛を心配して医者を勧めたりとニックを気遣う優しい母親である。
自殺した自分の夫の言動とニックのやっていることが似通ってきたことに心を痛めている。

『バタフライ・エフェクト2』の用語

ストライク社

ニックの会社が交渉を進めていた大事な取引先。
この会社と取引できたかできなかったかで、その後の人生が大きく変わっていく。
最初の人生ではブリストルがストライク社との取引を成功させ、会社は安泰。
しかしニックは、出世して上司となったブリストルに嫌味を言われ休職に追いやられてしまう。
2度目の人生ではニックはストライク社の資料をブリストルから盗む。
そして自分がストライク社と交渉し、その後副社長となる。
しかしストライク社との取引は失敗し、会社を破産に追いやってしまう。

ジェイソン・トレボーン

ジェイソン・トレボーンの記事

ジェイソン・トレボーンとは前作の主人公エヴァンの父親。
エヴァンと同じようにジェイソンもタイムスリップできる能力を持つ。
しかし何度も過去に戻ったが上手くいかず、精神病院に入院し、最後は亡くなってしまう。
今作では初めて過去に戻り、人生を変えてしまったニックが、過去にもこういった事例がないかネットで調べた際に、このジェイソン・トレボーンの記事を見つける。
記事には、トレボーンは当初急性健忘症と診断され、妄想が記憶に置き換えられ、統合失調症へと悪化したと書かれていた。
その記事にニックは不安を抱く。
そのニックの予感は的中し、トレボーンと同じように悲劇的な最後を迎えることになる。

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