洞窟物語(Cave Story+)のネタバレ解説・考察まとめ

『洞窟物語(Cave Story+)』とは、2004年に開発室Pixelが製作した2Dアクションアドベンチャーゲーム『洞窟物語』を原作とした移植版である。PCとNintendo Switchでプレイ可能だ。記憶の無いロボット(主人公)が自分やこの世界のことを知りつつ、仲間の願いを叶えるために武器を手に駆け回るというストーリーだ。

スーたちの正体

スーたちの正体はこの島の調査に来た調査チームだ。
スーと伊藤はドクターにミミガーにされてしまったが元は人間。
スー、カズマ、ブースター博士、百鈴、伊藤、ドクターの計6名が島に来た当初の調査チーム。

『洞窟物語(Cave Story+)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

天谷大輔とこの作品を形作ったのはゲームボーイ

ドット絵や音楽から懐かしさを感じることができる今作。これは天谷さんの子供時代が強く関係しているといえる。
子供時代、好きだったファミコンを買ってもらえなかった天谷さんは「ゲームボーイ」にハマった。なぜなら親に隠れてゲームができるからだ。
特に『魔界塔士Sa・Ga』や『スーパーマリオランド』が印象に残っているというのだ。
音楽は色濃く影響を受けており「単純な三和音ではなく、微妙に変化を加えることで雰囲気などを作っている」というのをプレイしたゲームヵら学び、作曲に生かしている。
またグラフィックスをドット絵にした理由は、単純に好きということに加え「都合がいいから」。というのも、ドット絵は描くのが簡単で容量が少なくて済むというのだ。
そんな中、容量が増加しても入っているのは「水の表現」。これは世界を広げて、そのステージ特有の臨場感を出すために絶対欲しいものなのだ。

名前の由来

記憶に残りやすい名前をしている登場キャラクターたちだが、その名前に深い理由はない。
ミミガーの由来は「耳が長いから」だったり、主人公周りは「符号(クォートは引用符’’、カーリーブレイスは中括弧{})」だったり、調査チームは「数字」だったりと思い付きで付けたのだ。
バルログに関しては「悪役の手下」というイメージから付けられた。

テストプレイヤーの存在

実はβ版を経て一から作り直し完成した洞窟物語。その開発は天谷さん一人の力だけではなかった。
プログラムを教えてくれた「Nao」という方。この方はゲームに厳しい人だった。だからこそ途中でもう一度作り直す選択をし、この作品ができたのだ。
さらにはテストプレイヤーの4人。ネットで知り合ったという彼らと意見やアイデアを交換していて「武器にレベルアップとレベルダウンがある」という特徴的なシステムは彼らの協力によってできたのだ。
素晴らしい作品の裏には素晴らしい人たちが協力していたのだ。

スーは元ヒロインだった

β版でのヒロインはスーだった。洞窟から脱出するために走り回り、妹もいてしっかり者という設定だった。
しかし、テストプレイヤーの一人がカーリーに入れ込んでたのもあり、今の形になった。
なんとか活躍させたいと考えたものの、血塗られた聖域が追加されたことで完全にヒロインを降りた。

天谷大輔の改善の早さ

β版ではテストプレイヤーから意見を貰い改善を繰り返すのだが、どんな意見も遠慮なく言っていたテストプレイヤーたちはたびたび驚いていた。
無茶だと思って言ってみたものが次の機会にさらっと追加されているのだ。他の武器と仕様が違う「シュプール」をわずか2週間で実装したのだ。
その他にもおかしい部分なども次の機会にはほとんど直していたりと、安心してデバッグしたり意見が言える環境にしてくれていた。

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