海皇紀(川原正敏)のネタバレ解説・考察まとめ

『海皇紀』とは、川原正敏によって『月刊少年マガジン』で1998年から2010年まで連載されていた冒険活劇物語。舞台は、一度文明が滅びて地図も全く変わってしまった世界。海の一族として海上で生活するファン・ガンマ・ビゼンは、旅の途中で偶然出会った亡国の姫君や仲間たちと共に一族を巻き込んだ戦いに身を投じていく。コミックス全45巻にもおよぶ壮大なストーリーと、広島商船高等専門学校出身である作者の緻密で正確な船舶描写が話題となった。

海都

海の一族の本拠地。地図にも載っていない幻の地と呼ばれていたが実際には島全体が船として常に少しずつ移動しているためであり一度部外者が見つけて後に同じ場所に行っても既にそこにいないことが幻たる所以である。

『海皇紀』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『修羅の門』の主人公の技が本作に登場

ファンの使う体術の中には、川原作品である『修羅の門』にて主人公・陸奥九十九(むつつくも)が使用している陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)の技が使われている描写がある。

商船学校出身の作者

本作の作者・川原正敏は広島商船高等専門学校の出身。そこで得た知識は、作中の帆船の操船法など船舶関係の描写に活かされた。その緻密さ、正確性は高く評価されている。

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『修羅の門』とは、川原正敏が『月刊少年マガジン』において連載されていた漫画。千年不敗を誇るとされる架空の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九を主人公とし、陸奥圓明流が地上最強であることを証明するため、様々な強敵達と戦うストーリーは幅広い層に熱い支持を受ける。前作あした青空においての格闘シーンが好評を得たことで、制作が決定した。1987年5月号から1996年12月号まで連載の後に長期休載。2010年11月号より『修羅の門 第弐門』として連載を再開し、2015年7月号で完結している。

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