海皇紀(川原正敏)のネタバレ解説・考察まとめ

『海皇紀』とは、川原正敏によって『月刊少年マガジン』で1998年から2010年まで連載されていた冒険活劇物語。舞台は、一度文明が滅びて地図も全く変わってしまった世界。海の一族として海上で生活するファン・ガンマ・ビゼンは、旅の途中で偶然出会った亡国の姫君や仲間たちと共に一族を巻き込んだ戦いに身を投じていく。コミックス全45巻にもおよぶ壮大なストーリーと、広島商船高等専門学校出身である作者の緻密で正確な船舶描写が話題となった。

影船八番艦の乗組員

ニッカ・タンブラ

役職は主計長。副官も同時に務め常に感情を表さず冷静な判断が出来、ファンが最も信頼するクルー。影船八番艦の貿易や渉外活動を主に担当し、副官としてはファンの戦略や意図を解説する役に回ることが多い。実はカナヅチ。

ジン・パベル

クルー随一の弓の名手。戦闘においても主に射手を務め、かなりの遠距離からでも標的を射抜くことが出来る。また別艦ながら船も操ることができる。トーマ曰くファンを唯一「尊敬」している八番艦クルー。

トーマ・ソム

白兵戦担当。普段は飄々とした態度だがクアラとの戦いの際奪い取った奴隷船の指揮を任されるなどファンからの信頼は厚い。

ハルバート・セグノ

副長兼航海士。八番艦最年長でファンが艦長になる前からの八番艦を知る男。通称「ハルじい」。艦長になれるだけの能力や経験を持つが、ファン以上の船乗りはいないとして副長に留まっている。

ナオ

操舵手。平時の八番艦の操船を担当している。

ギルゴマ・ジフン

ファン専属の艇長。海都水門の番を担当していたがファンとの戦闘での敗北をきっかけに惚れ込みファンの為に命を捨てないことを条件として八番艦のクルーになる。

ウォルハン

サリウ・シェイ

カザルの妹。ファンに好意を寄せている。基本的に兄と同様考えなしに動きがち。

アル・レオニス・ウル・グルラ

放浪の大軍師「チャダ」の最後の弟子。ガルハサンに任官後見聞を広める旅の途中でファンと出会う。ファンと別れたのちガルハサンに帰国。ウォルハンの襲来に対し奔走するがその若さと能力の高さ故にファンと同様自身が嫉妬の対象になっていることに気づけずガルハサンは敗北。カザルの呼びかけに応じウォルハンの軍師となる。

海の一族

ソル・カプラ・セイリオス

亡くなった先代海王の末子。海の一族のしきたりに則った王の選定を望み任地から海都に帰還する。王海走の際に他の兄弟とは器が違うと称されるが自身は過去の経験からファンに劣等感を抱いている節がある。後に新たな海王となりロナルディアとの共存の道を目指すが戦い自由を勝ち取ることを目指すファンとは対立することになる。

カノープ・カフ・セイリオス

亡くなった海王の長兄で現海王。気弱な性格故にフェルカドに担がれ王になる。

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