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ドンキーコング64（ゲーム）のネタバレ解説・考察まとめ

『ドンキーコング64』はレア社が開発したNINTENDO64専用の3Dアクションゲームである。『ドンキーコングシリーズ』初の3Dアクションであり、同社の『バンジョーとカズーイの大冒険』のシステムが基となっている。シリーズ伝統の高度なグラフィックと『バンジョーとカズーイの大冒険』を手掛けた作曲家が作る音楽は評価が高い一方、ゲーム内のゲームが難しくクリアまで至らなかった人も多い。シリーズの顔であるドンキーコングを含む個性豊かな5人のコングを駆使し、仇敵キングクルールから住処のDKアイランドを守る。

バトルアリーナパッド

ドンキーの足元にあるのがバトルアリーナパッド。

クルールの顔が描かれたパッド。バトルアリーナに入ることができる。

『ドンキーコング64』の用語

DKアイランド

ドンキーたちコングファミリーが住む島。ドンキーの顔の形をしている。DKアイランドにもゴールデンバナナなどのアイテムが隠されており、各ステージに繋がるエントランスではリンクリーのヒントが聞ける。

フェアリー島

バナナフェアリー島とも呼ばれる、バナナフェアリーの女王がいる小島。DKアイランドと隣接している。目を閉じたバナナフェアリーのような形をしている。入り口は狭く、小さくなったタイニーでしか入ることができない。

クレムリン軍団

キングクルールを頂点とした、ドンキーたちと敵対する軍団。主に二足歩行するワニで構成されているが、中には四足歩行のクラップトラップや、そもそもワニではないアーミィ・ジローなどもいる。クレムリン軍団に位置づけられておらず、「地元のワルたち」といった立場のパフタップの親玉パフトスがボスとしてドンキーたちの前に立ち塞がることから、地元のワルを手下として雇うこともある様子。

ドンキーたちとクレムリン軍団の因縁は『スーパードンキーコング』で、ドンキーの大事なバナナをクレムリン軍団が盗んだことが始まり。ドンキーによって倒されたクルールはそれ以降、ドンキーを目に敵にしてドンキーを拉致したり、ドンキーの仲間を攫って世界征服を目論んだりしてきた。

しかし絶対的なドンキーの敵とは言えないような要素も間々ある。『スーパードンキーコング』をもとに製作された『スーパードンキーコングGB』ではコングファミリーであるクランキーがドンキーたちを試すためにクルールにバナナを盗むよう頼んでおり、本作のコンプリート版のエンディングでも映画の撮影などで使うカチンコが用いられ「すべてはクランキー監督の映像撮影である」と捉えることができるような終わり方となっている。

『スーパードンキーコング2』ではクランキーの妻リンクリーが「キャプテンクルールちゃんは元気？」と旧知であるかのような発言しており、クレムリン軍団の内情にも詳しいこの老夫婦が真の黒幕であるという可能性も示唆されている。

ブラストマティック

クルールがDKアイランドを吹き飛ばすために造った新兵器。しかし部下の荒い操舵のせいでブラストマティックを積んだ船のような要塞がDKアイランドと衝突し、故障する。開発のリーダーだったスナイドは「ハイテクなバクダン」と言っているが、ブラストマティックが作動するゲームオーバーのデモでは、クルールの要塞から出現した砲にエネルギーが集まっていくというまるでレーザー兵器のような描写となっている。

『ドンキーコング64』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

発売から約17年経って新たなバナナコインが発見される

バナナコインの一種であるレインボーコインは、DKと書かれた土の中に埋まっている。取るには特定のアクションを使用せねばならず、ただ土の上を通過するだけでは意味がない。そのため土が草などで隠れていると見つけることがとても困難になる。

今までに発見されていたバナナコインの総数は976枚だったのだが、発売から約17年経った2017年にすべてのアイテムを収集する時間を競うスピードランナーによって977枚目のコインが発見された。そのレインボーコインがあったのは「ひるよるウッド」で、草むらに隠れてDKの土が見えないようになっていた。

元々は64DD用ソフトとして発売する予定だった

元々、『ドンキーコング64』は『ウルトラドンキーコング』というゲーム名で64DD用ソフトとして発売予定だった。64DDはNINTENDO64の周辺機器であり、本体の下に取り付けて使用する磁気ディスクドライブのこと。これによりデータ容量の制限を克服したうえで、CD - ROMでは実現できない大容量の書き換え領域を活用できる。しかし64DDは商品化が遅れたため、予定されていた多くのソフトが64カセットでの発売となり、『ドンキーコング64』はNINTENDO64のソフトにメモリー拡張パックを付けるという形で発売されることになった。

モンキーラップはレア社員が歌っている

オープニングで流れるモンキーラップ。レア社らしいジョークと共に各コングたちの特徴を歌ったラップであるが、実はこれを歌っているのはレア社の社員である。音楽を担当したグラント・カークホープ氏によれば「冗談で作ったものが採用された」とのこと。後にモンキーラップは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のコングジャングルにアレンジされて使用された。

「ひるよるウッド」は元々『バンジョーとカズーイの大冒険』の没ステージだった

『ドンキーコング64』では5つ目のステージである「ひるよるウッド」。実はこのステージは、同社が開発した『バンジョーとカズーイの大冒険』の没ステージだった。『ドンキーコング64』でそれを感じさせるようなものはないものの、『バンジョーとカズーイの大冒険』内において、「ひるよるウッド」の面影を感じる絵や、「ひるよるウッド」の入り口があったであろう空間が存在している。

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@nao_13226

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