デス・ウィッシュ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『デス・ウィッシュ』(Death Wish)とは、アメリカ合衆国で製作されたアクション・スリラー映画である。1974年に映画化された『狼よさらば』のリメイク作品。舞台はシカゴ、もはや警察でさえお手上げな無法地帯と化した町でブルース・ウィリス演じる外科医ポール・カージーは何不自由なく暮らしている。が、ある日何者かに襲われ妻を亡くし、娘は昏睡状態となる。家族の復讐を心に誓ったポールは「シカゴの死神」と化して自らの手で悪を成敗していく。監督のアメリカ銃社会への問題提起が伝わる映画である。

吹き替え:寺依沙織
ポールの妻。勤務時間が不規則な夫に文句を言うこともなく仲のいいおしどり夫婦。長い時間をかけて勉強をしていよいよドクターとして夫ポールと同じ病院での勤務が決まったところだったが、夫ポールの誕生日の晩、ピンチヒッターで仕事に出かけたポールが不在中、娘ジョーダンと二人で家にいたところを、三人組の強盗に襲われ射殺される。

ジョーダン・カージー(演:カミラ・モローネ)

写真左 母ルーシー 写真右 ジョーダン

吹き替え:ブリドカットセーラ恵美
ポールとルーシーの娘。ニューヨークの志望大学に合格したばかりで明るい未来が待つジョーダン。スポーツが得意でサッカーチームに所属している。母ルーシーと自宅にいたところを強盗に襲われる。強盗犯にレイプされそうになったがナイフで反撃し逃げ出そうとしたが頭に銃弾を受け、意識不明の重体となる。幸い意識を取り戻し奇跡的に回復する。

ベン(演:レン・キャリオー)

主人公ポールの義理の父。ルーシーの父親。テキサス在住で娘ルーシーとはルーシーの大学進学まで一緒にテキサスに住んでいた。シカゴで行われた葬儀には車でかけつけ、ルーシーの遺体は地元テキサスへと持ち帰った。「警察が来るのは事件が起きた後だ。自分の身は自分で守るしかない」という持論があり、その言葉がポールに「自衛」という意識を芽生えさせる。

シカゴ警察

ケヴィン・レインズ(演:ディーン・ノリス)

吹き替え:木村雅史
シカゴ警察のベテラン警察官。ジャクソン刑事とコンビを組んで仕事をしている。カージー家の強盗殺人事件の担当で、処刑人として活動している「死神」も追っている。レインズ刑事は、ポールが死神だとうすうす気づいているが、最終的にポールの正当防衛ということでポールが罪に問われないよう事件を解決として終わらせた。

レオノーレ・ジャクソン(演:キンバリー・エリス)

吹き替え:きそひろこ
レインズ刑事とコンビを組み、共にカージー家強盗殺人事件を担当し、同時に「死神」を追う女性刑事。

強盗団

ノックス (演:ボー・ナップ)

吹き替え:細川祥央
ポール一家強盗事件の強盗団リーダー。最後の最後にポールの標的となり復讐劇が繰り広げられる。ノックスは最初にポールをクラブに呼び出すが、お互いその場で仕留めることはできなかった。クラブで銃弾を受けたノックスはポールの勤務する病院に入院する。ポールの娘ジョーダンの退院日、二人が乗ったエレベーターにノックスも乗り込み、お互いの殺害、復讐熱に火をつける。その日の晩ノックスは仲間を連れてポール邸に押し入り事件を永遠に片付けるべく動くがポール射殺されてしまう。

ザ・フィッシュ(演:ジャック・ケシー)

ポール一家強盗事件の強盗団の一人。強盗団のアジトとなっているバーに出入りしている。そのバーのオーナから連絡をもらいバーに出向いたところでポールに出くわしポールによって殺害される。

ジョー(演:ロニー・ジーン・ブレヴィンズ)

ポール一家強盗事件の強盗団の一人。車の修理工場で働いている。ポール家に強盗に押し入った際、ジョーダンをレイプしようとしてナイフで顔を切り付けられた。ポールの復讐により車の下敷きになり死亡した。

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