風ノ旅ビト(JOURNEY)のネタバレ解説・考察まとめ

『風ノ旅ビト(JOURNEY)』とは、Thatgamecompanyが開発したアドベンチャーゲームソフト。PlayStation 3・PlayStation 4、PC、iOS版が配信されている。
スタート画面はどこまでも続く広い砂漠から始まる。赤いマントのような外套を身にまとった「旅ビト」を操作しながら進行していくのだが、ゲーム画面に文章による操作説明は表示されず、「旅ビト」も言葉を発しない。美しいビジュアルと音楽のみで演出されたゲーム世界を、様々な謎を解きながら旅をする。

「旅ビト」が音を発すると表示される模様で寺院や布類の模様でも見られる。
または光るシンボルのこと。各チャプターにアイテムのように落ちており、触れると「旅ビト」のマフラーが長く伸びる。

白の巨人

壁画を作動させたときに、「旅ビト」の意識に流れ込んでくる映像に出てくる白い姿の巨人。姿は白ビトに似ている。
ファンの間では「カーチャン」とも呼ばれている。

壁画

「Chapter3 砂漠」で2つ目の地点にある壁画。

各チャプターに設置されており、過去の文明について描かれている。

裏世界

裏世界での「Chapter1 遺跡」に該当するステージ。

裏面・隠しステージといった公式の領域ではなく、壁抜けバグを使用する事で侵入できる正規ステージ外の領域のこと。
マップの裏側が見れたり、拡張エリアとして楽しめるが、表世界では起こり得ないバグが起こるので注意が必要である。

『風ノ旅ビト』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

マントの模様

周回を重ねるごとに、「旅ビト」のマントの模様が増えていく。

チャプター6の壁画

チャプター6をクリアするときに、「白い巨人」が見せる壁画(これまでのチャプターを振り返る壁画)に、各チャプターでマッチング相手がいた場合、赤ビトの絵が二人になる。

世界観の考察

『風ノ旅ビト』は、文章による一切の説明がないため、全てはプレイヤー自身の解釈や考察に委ねられている。
だが、壁画に現れた「白ビト」達の歴史を繋げていくと、以下のような考察ができる。

かつて砂漠だったこの世界には、「白ビト」達が住んでいた。
「白ビト」達は木々の覆い茂る豊かな森に住んでいたが、あるとき空を飛ぶ布を巡って戦争が始まる。
兵器まで作られ、戦争はますます加速し、森の木々は次第に減っていく。
戦争によって文明は破壊され、全てを失い残された「白ビト」達は高い山を目指した。
それは戦争の懺悔による巡礼か、それとも山頂に何らかの資源を求めたのかは分からない。

そして、「白ビト」の姿が見えない砂漠の世界を、プレイヤーである赤いマントの「旅ビト」が山頂を目指して旅をする。
山頂に辿り着き、旅を終えた「旅ビト」は、白いマントを手に入れる。
それは、かつてこの地にいた「白ビト」の姿を彷彿とさせる姿だった。

壁画を読み解いて考察できる以上の内容から、「旅ビト」とは「白ビト」の子孫なのではないかと思われる。

nobomu11
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@nobomu11

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