エイリアン2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『エイリアン2』とは『ターミネーター』で監督として評価された、ジェームズ・キャメロンが監督と脚本を手掛けた1986年の映画だ。
前作から57年後という設定でエイリアンの数も莫大に増え、数々の未来兵器を使ったジェームズ・キャメロンならではの壮大なアクション映画。
前作でたったひとりノストロモ号の脱出艇で生還した、シガニー・ウィーバー演じるリプリー。そのリプリーが戦うのは、エイリアンの母親的な存在のエイリアン・クイーン。
作業用ロボットに乗ったリプリーとクイーンの対決は、大きな見どころだ。
パワーローダー(作業用ロボット)

「キャタピラー・P-5000」が正式な名称で、中に人が入って操作するパワードスーツの一種。ラストの方でリプリーがこのパワーローダーに乗り、クイーンと死闘を繰り広げた。
小型発信器
ヒックスがリプリーに手渡した小型発信器は、専用の探知機により正確な場所がわかる。リプリーはこれをニュートにつけさせる。
M10ヘルメット

小型カメラやマイク、赤外線ゴーグルなどが搭載されたヘルメットで、植民地海兵隊たちが身に着けていた。カメラの映像や音声はAPCでも確認できる。
グレネード(「M40 HEDP」)

植民地海兵隊の武器のひとつである手榴弾。見た目は散弾銃に似ている。エイリアンに囲まれたゴーマンとバスクエスがこのグレネードで多くのエイリアンを巻き込み自爆した。リプリーはエイリアンの巣に投げ込み大爆発を起こした。
モーション・トラッカー(M314動体探知機)

動くものを探知し距離と方向を表示するが、天井からくるエイリアンを感知できなかったほか、近くにいても動かないエイリアンも感知することができなかった。
ハイパースリープ

宇宙間の移動をするとき、時間の経過による加齢を防ぐためのカプセル装置。眠っている人体を冷凍した状態で維持する。
エイリアン

生きている他の生物に寄生することで、脱皮をして大きくなっていく。この『エイリアン2』で卵を産むクイーンがいることがわかった。
惑星LV-426

ウェイランド・ユタニ社が開拓者を派遣して植民地となった惑星。ここの住民と連絡が取れなくなったことで、調査に向かうことになる。このLV-426にエイリアンがいたことをリプリーは訴えるが、会社からは信じてもらえなかった。
『エイリアン2』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
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目次 - Contents
- 『エイリアン2』の概要
- 『エイリアン2』のあらすじ・ストーリー
- 地球に戻ったリプリー
- 再びLV-426へ
- 次々と起こる絶望的状況
- 社員バークの狙い
- エイリアンとの闘い
- エイリアンクイーンとの闘い
- 『エイリアン2』の登場人物・キャラクター
- 宇宙艦スラコ号乗組員
- エレン・リプリー(演:シガニー・ウィーバー)
- ビショップ(演:ランス・ヘンリクセン)
- カーター・J・バーク(演:ポール・ライザー)
- 海兵隊
- スコット・ゴーマン(演:ウィリアム・ホープ)
- ドウェイン・ヒックス(演:マイケル・ビーン)
- ウィリアム・ハドソン(演:ビル・パクストン)
- ジェニット・バスクエス(演:ジェニット・ゴールドスタイン)
- マーク・ドレイク(演:マーク・ロルストン)
- アル・エイポーン(演:アル・マシューズ)
- シンシア・ディートリック(演:シンシア・デイル・スコット)
- リッコ・フロスト(演:リッコ・ロス)
- トレヴァー・ウィズボウスキー(演:トレヴァー・スティードマン)
- ティム・クロウ(演:ティップ・ティッピング)
- コレット・フェッロ(演:コレット・ヒラー)
- ダニエル・スパンクマイヤー(演:ダニエル・カッシュ)
- その他
- ニュート(演:キャリー・ヘン)
- ヴァン・リューエン(演:ポール・マクスウェル)
- 救助隊隊長(演:スチュアート・ミリガン)
- エイリアン・クイーン
- 『エイリアン2』の用語
- ナルキッソス
- スラコ号
- 降下艇(ドロップシップ)
- APC(装甲兵員輸送車)
- パワーローダー(作業用ロボット)
- 小型発信器
- M10ヘルメット
- グレネード(「M40 HEDP」)
- モーション・トラッカー(M314動体探知機)
- ハイパースリープ
- エイリアン
- 惑星LV-426
- 『エイリアン2』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- エレベーターでクイーンが追ってくるシーン
- リプリー「その子から離れなさい!このビッチ」
- ビショップのナイフシーン
- ビショップ「正直怖いさ。アンドロイドだって不死身じゃないからね」
- 『エイリアン2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 撮影に使ったエイリアンはほんの数体しかなかった
- イギリスで撮影されたためティータイムで揉める
- リプリーが乗っていた作業用ロボットのパワーローダーは着ぐるみで中に人が入って動かしていた
- ヒックス役は当初マイケル・ビーンではなかったが、撮影していた俳優がドラッグ所持で逮捕され、急遽交代となった
- 『エイリアン2』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:ジェームズ・ホーナー『ニュートを追って』(リプリーがニュートを探しに行くシーン)
- 挿入歌:ジェームズ・ホーナー『クイーンがビショップに』(クイーンがビショップの体を突き抜けるシーン)
- ED(エンディング):ジェームズ・ホーナー『超越空間』