MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-』とは、よしむらかなが『ヤングガンガン』で連載している百合系バトル漫画作品。元大量殺人者・紅守 黒湖(こうもり くろこ)が国選処刑人となって、相棒の屠桜 ひな子(とざくら ひなこ)らと共に悪党討伐を行っていく。紅守黒湖達の標的はいずれも法では裁けない凶悪犯罪者ばかりで、本作最強である紅守黒湖の戦闘シーンは最大の見所。尚『マンガUP!』では2018年からスピンオフ漫画『MURCIÉLAGO BYPRODUCT ARAÑA -アラーニァ-』が連載されている。

屠桜 ひな子(画像右下)に危害を加えられそうになった際、犯人にキレた紅守黒湖。

『THE BAD DAY』より

黒湖とひな子がファミレスで食事中に突如襲撃してきた二人組の男。ひな子に銃を向けて脅してきた時、キレた黒湖が男を刺して「あたしのひな子に銃を向けるな」と凄んだ。数多くの殺人を平然と犯してきた黒湖だが、気に入った者への愛情は深く危害を加えようとする者にはとてつもない怒りを見せる。

紅守黒湖「そうだね お疲れぇ」

御剣 燈悟(画像中央)の警告を意に返さず、屠桜 ひな子(画像右側)の手を引き取調室から退室する紅守黒湖。

『THE BAD DAY』より

電車での痴漢騒ぎとレストランでの殺傷沙汰を犯した後、警察から事情聴取を受ける黒湖。厳しい追究と警告をされるものの、「そうだね お疲れぇ」と全く意に介していなかった。

紅守黒湖「ここで鬼籍に入ってもらったほうが楽っぽいね」

真理央レガシー(画像左側)の胸にナイフを突き刺す紅守黒湖。

『THE ENTERTAINER』より

黒湖らによって橋を爆破され追い詰められた喜劇作家・真理央レガシー。「自分の前に二度と現れないなら大切な女性を解放する」と黒湖に交換条件を申し出た。黒湖は当初、淡々と「ショーを台無しにされるか死ぬか」の二択を選ばせるが、結局「ここで鬼籍に入ってもらったほうが楽っぽいね」と彼を葬ることを決める。

『MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

コミックナタリーにてよしむらかな×深見真×成田良悟の対談を公開

作者が「百合」について詳しくない担当に、唯一譲れない題材として積極的に提案したことが語られている。当時の担当からは悪人でいこうという話をされ、最終的に「百合×悪人」でまとまった。また黒湖の殺す殺さないの基準に信念はないと明かしている。その時の気分次第で殺すのでサイコパスではないと話し、他にも朽葉怜子や屠桜ひな子の人物像にも触れていた。

スマホ用ゲームアプリ『グリムノーツ』とのコラボ

2DアクションRPGグリムノーツでは、黒湖がゲスト出演を果たした。他にも屠桜ひな子・浅葱凛子・柳岡千代もNPCキャラとして出演。ゲーム内にはよしむらかなオリジナルのストーリーが展開されるステージもある。

三国志大戦とのコラボ

セガのオンライントレーディングカードアーケードゲーム『三国志大戦』。ゲーム中に登場する董 白は黒湖をモデルにしたキャラクターだ。黒湖の役を振り当てるよう要望したのはよしむらかなだという。

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『ムルシエラゴ』第五巻まとめ

『ムルシエラゴ』第五巻まとめ

遂にムルシエラゴがモーションコミックになりました。黒湖を担当した声優朴口美(口は王へんに路、読みはぱく ろみ)さんがコメントしてくれました。「こんなに、ぶっ飛んでて、ハチャメチャな役をやれて最高です。でも私…同性とは…」 ヤングガンガンで連載中のマンガ『ムルシエラゴ』の第五巻です。ネタバレは極力控えています。

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