MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-』とは、よしむらかなが『ヤングガンガン』で連載している百合系バトル漫画作品。元大量殺人者・紅守 黒湖(こうもり くろこ)が国選処刑人となって、相棒の屠桜 ひな子(とざくら ひなこ)らと共に悪党討伐を行っていく。紅守黒湖達の標的はいずれも法では裁けない凶悪犯罪者ばかりで、本作最強である紅守黒湖の戦闘シーンは最大の見所。尚『マンガUP!』では2018年からスピンオフ漫画『MURCIÉLAGO BYPRODUCT ARAÑA -アラーニァ-』が連載されている。

屠桜 ひな子の同級生にして、彼女の突拍子もない行動に度々突っ込みを入れている少女。ひな子と一緒に行動することが多いが、黒湖達が裏の仕事に手を染めていることは知らされていない。

常に悟兵衛に付き従うメイドで、「殺人Party」を開催したトラップ仕掛けの城を建造した。悟兵衛から提供された莫大な資金を元手に、犯罪者を探し出した上で城に誘い込み、次々と殺害したのも紫の仕業。先天性の無痛無汗症を患っている為に内臓が破壊されても平然としており、合気道の類いの武道まで習得している。「殺人Party」に参加した黒湖達の殺害を企てるも黒湖に敗北。一緒に城を脱出した後は、医療刑務所に収監。後に本来の主人である悟白亜の命令に従い、悟兵衛のメイドになったことが判明。事件解決後は悟白亜の屋敷でメイドとして彼女に仕えた。

悟 白亜(さとり はくあ)

医療刑務所の院長をしている女性で、『殺人Party』に登場した悟兵衛の行方不明の25歳になる孫娘。15年前の一家惨殺事件の被害者で当時は死亡と診断されたものの、遺体は発見されず現在は広大な屋敷に紫とアリアンナの主人として暮らしている。身体的な特徴は風貌が10歳当時のままで、白髪で盲目、欠損した両腕にはロボットの腕が装着されていた。浅葱尊や冷泉藍子、緋垣刀吉郎などこれまでの事件と関わりのある者に情報を流していたりと、物語全般に渡り暗躍している謎の多い人物でもある。

『MURCIÉLAGO BYPRODUCT ARAÑA -アラーニァ-』の登場人物・キャラクター

朽葉 怜子(くちば れいこ)

出典: sp.handycomic.jp

依頼料さえ支払えばどんな汚れ仕事でも引き受ける若き凄腕スナイパー。物静かで声が小さく男性的な容姿が特徴的。男かと間違えられた時は男扱いした者に例外なく暴力を振るう。スナイパーとしての腕は超一流で高速で迫る相手も正確に撃ち落とす技能を持つ。鴇と彼女と親しい者以外に特別な感情を持つことはなく、同性とのみする性行為に恋愛感情はない。但し黒湖など利害が一致した仲間とは協力関係を築くこともあり、『忘却の桜』や『魔弾の射手』ではその類いまれなる能力を持って活躍した。

桃山 照美(ももやま てるみ)

出典: sp.handycomic.jp

フードを目深に被った怜子の協力者で、元格闘家として地下闘技場で多くの殺人を行った過去がある。鉄製の扉を破壊するほどの力の持ち主だが、殺人パーティーで重傷を負い姿を消していた。後に怜子に救われ側近として彼女をサポートしていたことが判明。以前の戦闘力は健在だったが記憶喪失になっており、自分が何者だったかも覚えていない。しかし弱者を害することはなく、黒湖やひな子を心配する他人想いな一面もある。

カオリ

出典: sp.handycomic.jp

自らを「あーし」と呼ぶ若干幼い印象の日本人女性だが、中国マフィア「黑社會」の首領。反乱を起こした梁浩然に狙われ怜子に護衛され一緒に逃亡。実は暗殺者家業に嫌気が差し組織の首領の座を狙う「斑蛇」のボス。見た目とは裏腹に針を使い自らの利益の為に、忠実な部下でさえ亡き者にした。反乱者を討伐後は目論見通り首領の座を手に入れるも経営力はなく、他組織に乗っ取られ逃亡する羽目に。最終的には鴇の好意で彼女の自宅に居候、怜子の仕事を手伝うようになる。

弔村 鴇(とむら とき)

怜子の自宅で家事全般をやってくれる彼女の恋人。全く生活力のない怜子はいつも助けられている。過去に銀行強盗に遭った際、助けられたことがきっかけで2人の仲は進展していった。怜子の仕事についてはノータッチで本当の仕事内容も知らない。怜子の家に住みたいと頼んだが断られたカオリを哀れみ、自分の家に住むことを提案したこともある。

『MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-』の用語

登場施設・組織

純潔の薔薇(ヴァージナルローズ)

ヴァージナルローズ地下にある秘密の薔薇の間。

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『ムルシエラゴ』第五巻まとめ

遂にムルシエラゴがモーションコミックになりました。黒湖を担当した声優朴口美(口は王へんに路、読みはぱく ろみ)さんがコメントしてくれました。「こんなに、ぶっ飛んでて、ハチャメチャな役をやれて最高です。でも私…同性とは…」 ヤングガンガンで連載中のマンガ『ムルシエラゴ』の第五巻です。ネタバレは極力控えています。

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