スタンド・バイ・ミー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『スタンド・バイ・ミー』とは、モダン・ホラーの巨匠スティーブン・キング原作の非ホラー系作品。彼の少年時代の出来事を題材にしたアメリカ映画。監督は『最高の人生の見つけ方』など数々の有名作品を世に送り出したロブ・ライナー。ノスタルジックな世界観で描かれた本作は、作家として大成した主人公が、劣悪な環境、閉塞的な町に育った少年時代のひと夏の出来事を振り返る形で展開していく。絶望しかない未来、死体探しの旅というひと夏の冒険を通して、少年たちが心の葛藤を描きながら大人へと成長していく友情物語である。

エースたちの脅しに屈して死体を取られそうになったとき、ゴーディが放った名言が「英雄になるんだろ?こんなことじゃだめだ」である。

大切な友人たち、そして、その友人たちの支えにより自分の信念に目覚めたゴーディ。そんな彼が大人として成長した瞬間の名言のひとつである。

ゴーディ/ゴードン・ラチャンス「何だってできるさ」

出典: eigahitottobi.com

「一生この町で生きていかなければならないのか…」と失望したクリスの言葉に対して放ったコーディの名言が、「何だってできるさ」である。

閉塞的な生まれ育った町、劣悪な家庭環境、そこから逃れられないかもしれない不安と将来の絶望感を語るクリスに、そのクリスから支えてもらい少し大人に成長したゴーディが、お返しにクリスを勇気づけているときの名言である。

ゴーディ/ゴードン・ラチャンス「12歳だったあの時のような友だちは、それからできなかった。もう2度と...」

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「12歳だったあの時のような友だちは、それからできなかった。もう2度と...」という言葉は、大人になったゴーディが物語を書き終えた時に放った名言。

誰しもが経験するであろう子供時代の友情。そんな友情はその時にしか味わうことができない。そのことを親友の死をきっかけに改めて感じ取っている、胸に沁みる言葉である。

誰しもが経験するであろう子供時代の友情。そんな友情はその時にしか味わえることができない。
そのことを親友の死をきっかけにして大人になってから改めて感じとっている、大人になった作家であるゴーディ・ラチャンスがこの物語を書き終えた時に放った名言。

『スタンド・バイ・ミー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ロケ地

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スタンド・バイ・ミーの舞台となった田舎町「キャッスルロック」は実際のところは存在しておらず、舞台とされたのは、同じオレゴン州にある人口1500人ほどの「ブラウンズビル」という町になっている。今でもその町は舞台のロケ地として使用された姿のまま残されており、現在でもなお『スタンド・バイ・ミー』を愛するファンたちの巡礼の観光地として人気となっている。

原作者は人気作家のスティーヴン・キング

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原作者スティーヴン・エドウィン・キングは、アメリカのモダン・ホラー作家。そのジャンルの第一人者として有名である。彼の書いた小説は『シャイニング』や『ミザリー』など、数多く映像化されている。また、『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』など、本作と同様に非ホラー系の作品も手掛けている。日常の中にひっそりと潜んでいる「不思議」を題材にした作品を書くのを得意としている人気作家である。

原作者スティーブン・キングの少年時代が題材に

本作はモダン・ホラーの巨匠スティーブン・キングの少年時代の出来事を題材にした作品。当然、主人公ゴーディは彼自身であり、スティーブン・キング本人が「あの頃の友情は2度と来ない」として、当時のことを思い出して大泣きしたというエピソードが残っている。

名画『理由なき反抗』の名シーンを再利用

エースら不良グループが、レイ・ブラワーの死体がある場所に向う走行シーンの場面、正面からやって来るトラックに向かって車を走らせる危険なシーンは、ジェームズ・ディーンが主演した名画『理由なき反抗』を利用したものである。

小説版で読むことができる「旅のその後」

小説では旅の後の話も描かれている。死体探しの旅の後、クリス達は不良に暴行を受け、腕を骨折。それでも不良の兄を庇など、映画ではあまり焦点が当たらなかったチェンバース兄弟についての描写がある。また、ゴーディとクリスはハイスクールまで親友だったことも書かれている。

クリス役でブレイクした俳優リヴァー・フェニックス

演じているのはリヴァー・ジュード・フェニックス、美少年として人気が高かったが、1993年23歳の若さで亡くなっている。コカイン中毒だった。弟に俳優のホアキン・フェニックスがいる。

『スタンド・バイ・ミー』の主題歌・挿入歌

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