乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)のネタバレ解説・考察まとめ

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』とは、乙女ゲームの世界に転生した主人公が、自分の破滅フラグを回避すべく奮闘する異世界転生系小説であり、それを原作としたアニメである。作者は山口悟。小説投稿サイト『小説家になろう』にて本編が連載され、後に一迅社文庫アイリスよりライトノベルとして出版される。ライトノベルの2巻までが『小説家になろう』の本編に相当し、3巻以降は文庫版の書き下ろしである。2020年にテレビアニメ化され、略称「はめふら」で親しまれる。2021年に第2期が放送。

CV: 蒼井翔太、瀬戸麻沙美(幼少期)

ソルシエ王国の第三王子。金髪で青い瞳を持った美少年。双子の弟にアラン・スティアートがいる。乙女ゲームの世界では腹黒王子という設定だが、この世界ではそれほど腹黒ではない。8歳の頃、王宮を訪問中のカタリナを案内していた際、不注意でカタリナを転ばせてしまい額に傷を負わせてしまう。そのことに責任を感じ、カタリナとの婚約を約束する。
始めはカタリナに対する負い目から結んだ婚約だったが、カタリナの明るく真っ直ぐな性格に触れていく内にカタリナが好きになり、本気の婚約へと変化する。成長したカタリナが額の傷は消えたので責任を取る必要はないと婚約解消を申し出るが、額の傷は消えていないと言い張って婚約解消を拒否する。カタリナと2人っきりになろうとするたびに、カタリナの義理の弟キースに邪魔されている。火の魔力の持ち主。

アラン・スティアート

CV:鈴木達央、田村睦心(幼少期)

ソルシエ王国の第四王子。銀髪で青い瞳の野性的な少年。双子の兄にジオルド・スティアートがいる。生まれてから常にジオルドと比較され「ジオルドの残りカス」と称される。そのためジオルドに劣等感を抱き、自信を持てないでいた。しかしカタリナと出会い「人には向き不向きがあって当然だ」と言われたことで自信を取り戻す。本人は自覚していないが、カタリナのことが大好き。音楽の才能があり、魔法学園に入学してからも何度か公の場でピアノを演奏している。水の魔力の持ち主。

メアリ・ハント

CV:岡咲美保

ハント侯爵家の4女。茶色の髪に茶色の瞳の少女。植物を育てるのが上手く、ハント家の庭園を花で咲き誇る見事な庭園に仕上げる。おどおどして人目を避ける少女であったが、カタリナに植物を育てる才能を褒められてからカタリナを慕うようになり、自信あふれる少女へと成長する。婚約者はアラン。しかしメアリはカタリナに惚れておりアランに対する態度はそっけない。カタリナに近づく者を遠ざけようと画策する腹黒い所がある。水の魔力の持ち主。

ニコル・アスカルト

CV: 松岡禎丞、M・A・O(幼少期)

アスカルト伯爵家の長男。黒髪の美しい少年。基本、無口で無表情。妹のソフィアを大切に思い、両親を尊敬している。素晴らしい家族を持っている自分は幸せだと思う一方、周りの人間からはソフィアの容姿のことで同情され哀れみの視線を向けられることに悔しさを感じていた。そんなときカタリナに「良い家族を持ったニコル様は、幸せ者だ」と言われ心を救われる。以来、カタリナに好意を抱く。ジオルドという婚約者がいるので一緒になるのは諦めているが、可能な限り側にいたいと願っている。容姿の美しさで男女を問わず魅了するため、カタリナやソフィアからは小説「魔性の伯爵」の伯爵のようだと言われている。風の魔力の持ち主。

ソフィア・アスカルト

CV:水瀬いのり

アスカルト伯爵家の令嬢で、ニコルの妹。白い髪と赤い瞳の美少女。アスカルト伯爵を妬む者らが広めた中傷のせいで「気味の悪い呪われた子」だと周りから言われて育つ。そのため自分に自信が持てず弱気な少女であったが、王宮で開かれたお茶会でカタリナと出会って自分の白髪と赤い瞳を「綺麗だ」を褒められて以来、カタリナを慕うようになる。カタリナとはロマンス小説仲間。兄ニコルのカタリナに対する想いに気づいており、機会があるごとに兄のニコルとカタリナをくっつけようと画策している。ニコルのわかりにくい表情の変化に気づける数少ない人物の1人である。
前世は、佐々木 敦子(ささき あつこ)。漫画やアニメ、ゲームが大好きな少女で、前世のカタリナとオタク友達であった。風の魔力の持ち主。

マリア・キャンベル

CV:早見沙織

平民でありながら魔力を持つ金色の髪と青い瞳を持つ少女。ゲーム『FORTUNE LOVER』の主人公。ゲーム内ではカタリナから悪質な嫌がらせを受ける設定である。
幼い頃、光の魔力を発動させて以来、周りから避けられ貴族の隠し子ではないかと疑いの目を向けられる。かつての幸せを取り戻すために努力をするが報われず、学校では同年代の少女たちから避けられていた。そのため大好きだったお菓子作りもやめてしまう。魔法学園に入学してからは、平民だということで一部の貴族の令嬢から度々嫌がらせを受ける。そんな中、よく生徒会に遊びに来るカタリナと次第に打ちとけ、カタリナが手作りお菓子が大好きだと知ってからはお菓子作りを再開する。カタリナが貴族の令嬢たちから自分を守り、これまでしてきた努力の理解者だと知って以来、カタリナを慕うようになる。学園での成績はトップクラスであり、生徒会の一員となる。実家では母との2人暮らし。光の魔力の持ち主。

シリウス・ディーク / ラファエル・ウォルト

CV: 増田俊樹、日笠陽子(幼少期)

ディーク侯爵家の一人息子。赤い髪と灰色がかった瞳の持ち主。ゲームでは隠し攻略キャラ。攻略に失敗すると登場人物が全員死ぬという設定である。
とても可愛らしい顔をしており、学園の令嬢たちの間で大人気。ファンクラブの会員数はニコルを超えているらしい。成績は優秀で学年トップ。生徒会長を務める。書類を処理するスピードは信じられないほど速く、それを見たカタリナを驚かせている。お茶を淹れるのが得意で、生徒会室に遊びに来るカタリナにいつもお茶を出している。
本名はラファエル・ウォルト。ディーク侯爵が遊びで手を付けた使用人との間に生まれる。本来のシリウス・ディークとは異母兄弟。幼い頃、母と2人で暮らしていたが、ディーク侯爵夫人の手下たちに連れ去られ闇の魔法の儀式を無理やり受けさせられる。その儀式で本来のシリウスと入れ替わる予定であったが儀式は不完全でラファエルの意識はそのまま。移し替えられたのはシリウスの記憶だけであった。儀式をきっかけに闇の魔力を手に入れる。闇の魔法の儀式で母を殺されたラファエルはディーク侯爵夫人を憎み、シリウスとして生きて復讐の機会を待っていた。しかし、マリア失踪事件でのカタリナの言葉がきっかけで「生きて幸せになって」という母の最後の言葉を思い出し、自分に取り憑いて復讐を唆していた魔術師の魂を追い払って闇の魔力から開放される。魔法学園を卒業することはできなかったが、同じ敷地内にある魔法省で働くことになる。自分を救ってくれたカタリナに忠誠を誓う。

脳内カタリナ会議

議長カタリナ

CV:内田真礼

「これより破滅エンド回避のための作戦会議を始めます」
「なにか良い案のある方は?」
といった感じに会議を取り仕切る担当のカタリナ。
メンバー全員に均等に発言を割り振り、会議が混乱しかけるとメンバーを落ち着かせたりする。

強気カタリナ

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