ギターウルフ(Guitar Wolf)の徹底解説まとめ
ギターウルフとは、ロックンロール、ガレージロック、パンクロックから強い影響を受けた音楽性で、国内外を問わず世界中のファンや有名ロッカーから支持を集める日本を代表するロックバンドである。1987年に結成してから革ジャン革パン、3コードを基本とした音楽スタイルを貫ぬき、狂気ともいえる圧巻のライブパフォーマンスで1993年以降は海外ツアーを行い世界中を飛び回っている。2017年以降は自身が主催するロックフェス「シマネジェットフェスヤマタノオロチライジング」を開催している。
LOVE&JETT
2018年9月25日発売。
1. LOVE&JETT
アルバム『LOVE&JETT』からの先行シングルでギターウルフ流の直球ラブソングだが、これまでより音質が良く割とテンポも抑えめに演奏されている。オンライン配信のみで発売された。
アルバム
WOLF ROCK
1993年6月発売。
1. WOLF ROCK
2. ACE OF SPADE
3. NDIAN GUITAR
4. APACH LEAHER
5. RED ROCKABILLY
6. MARS TWIST
7. SHOOTING STAR NOISE
8. JUPITER JOAN
9. MACHIN GUN GUITAR
10. JACK THE RIPPER
11. RUMBLE
12. GLORIA(bonus track)
ギターウルフの1stアルバムで最初はアメリカで発売された。ハウリングしまくり、音が割れまくりでものすごいやかましいが、これがギターウルフのやり方であり、これこそがギターウルフなのだ。一曲目の『WOLF ROCK』は今ではあまりやらないロカビリー色の強い曲である。(ロカビリーとは、50年代〜60年代にかけてアメリカで流行した音楽でロックンロールに強い影響を与えた。代表的なミュージシャンはエルビス・プレスリー。)アメリカのロックギタリスト「リンクレイ」のカバー曲「ACE OF SPADE」「JACK THE RIPPER」「RUMBLE」アメリカのロックバンド「The Doors」のカバー「GLORIA」収録。
ランウルフラン
1994年4月発売。
1. RUN WOLF RUN
2. CAPTAIN GUITAR
3. JETT ROCK
4. BABY INDIAN
5. 荒野のギター
6. オールナイトでぶっとばせ!!
7. KICK OUT JAMS
8. RUMBLE
9. UFO SHAKIN'
10. THUNDERS GUITAR
11. EL TORO
12. 惑星ブルース
国内では初のアルバム。1stよりもさらに爆音になりすごい迫力の1枚である。ライブで必ずやる曲「オールナイトでぶっとばせ!!」はギターウルフの代表曲で、サビの「オールナイトでぶっとばせ」の部分では観客も叫び非常に盛り上がる曲である。アメリカのロックバンド「MC5」のカバー「KICK OUT JAMS」は多くのバンドにカバーされているロックの定番曲だが、ギターウルフは原曲よりスピード感あふれるアレンジに仕上げている。
ミサイルミー
日本では1995年6月発売。アメリカでは1996年11月19日発売。
1. ミサイルミー
2. ハリケーンロック
3. カンフーラモーン頂上作戦
4. 環七フィーバー
5. ミッドナイトバイオレンスロッキンロール
6. リンクレイマン
7. ギタースター
8. レイシングロック
9. ジェットロッキンロール
10. デビルストンプ
11. ジェットブルース
12. 金星ドライブ
マルチトラック・レコーダーで録音された3rdアルバムは恐ろしいほどに爆音で衝撃的だ。26分で12曲収録というすごい勢いで駆け抜けるガレージサウンドが始めから終わりまで展開されており、スタジオの熱気を真空パックしたようなアルバムである。人気曲「環七フィーバー」はセイジのバイクへの愛が伝わってくる曲でありとてもスピーディーな楽曲。「ミサイルミー」はベースのビリーがボーカルを担当しており、彼のパワフルなボーカルが聴ける貴重な曲でファンからの人気も高い。
狼惑星
日本では1997年9月21日発売。アメリカでは1997年10月21日発売。
1. カワサキZII750 ROCK'N'ROLL
2. オオカミ惑星
3. インベーダーエース
4. モーターサイクルレザーボーイ
5. ファーイーストマン
6. ワイルドゼロ
7. 惑星ハート
8. エネルギージョー
9. JETT LOVE
10. サティスファクション
11. カンフーラモーンの恋
12. LET'S GET HURT
13. オールナイトでぶっとばせ!!
14. RUMBLE
15. レッドロカビリー(bonus track)
メジャーデビュー作の4thアルバムは、メジャー史上最も音質の悪いアルバムと評価を受けた。インディーズ時代からのレパートリーで構成された今作は、人気曲の「インベーダーエース」「カワサキZII750 ROCK'N'ROLL」「JETT LOVE」などが収録され、宇宙、バイク、ジェットが歌詞に散りばめられている。イギリスのロックバンド「ローリングストーンズ」のカバー「サティスファクション」はスピーディーな楽曲にアレンジされていて、いかにもギターウルフらしいカバーだ。
ジェットジェネレーション
1999年1月21日発売。アメリカでは1999年6月22日発売。
1. ジェットジェネレーション
2. フジヤマアタック
3. カミナリワン(Jet Version)
4. カンフーラモーン
5. ティーンエイジU.F.O
6. 宇宙人ガール
7. 爆音ブラッド
8. ガクランライダー
9. 冷蔵庫ゼロ
10. 島根スリム
11. サイボーグキッズ
12. サマータイムブルース
13. 環七フィーバー(Jet Version)
メジャー第2弾の5thアルバムは、これまでの作品の中で最も爆音になっており7日間というスピードで制作されたらしい。「ジェットジェネレーション」はシンプルで疾走感のある曲で、ファンからの人気が高い。アメリカのロックミュージシャンである「エディ・コクラン」のカバー「サマータイムブルース」ではベースのビリーがボーカルを担当している。初回生産限定で革ジャケット仕様になっている。オリコン最高40位を記録した。
ロックンロールエチケット
2000年2月19日発売。アメリカでは2004年10月19日発売。
1. God Speed You!!(Etiquette Version)
2. ジェットヴィールス
3. 熱風ジロー
4. ロックで殺せ!(Etiquette Version)
5. トイレットフェイス
6. 金星ドライブ
7. Sore Loser
8. 狼とドライブ
9. 星空ジェット(Etiquette Version)
10. 地球ラブ
11. ティアドロップ少年
12. ROUTE 66
13. ラーメン深夜3時
14. ハイウェイBABY
15. ロックンロールエチケット
メジャー3作目も変わらず爆音で走りまくる荒削りなガレージロックでスタジオの熱気が伝わってくる。前作は4分台の曲もあったのに対し、今作は「熱風ジロー」「ロックで殺せ!」「ロックンロールエチケット」のような1分30秒から2分で終わる曲が多く、全15曲で34分32秒のアルバムだ。多くのミュージシャンにカバーされているロックの定番曲「ROUTE 66」が収録されている。初回生産限定はピンク色の革ジャケット仕様だ。オリコン最高72位を記録。
LIVE!!
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目次 - Contents
- ギターウルフの概要
- ギターウルフの活動経歴
- 結成から2004年まで
- 2005年以降
- ギターウルフのメンバー
- 現メンバー
- セイジ
- トオル
- GOTZ
- 旧メンバー
- ビリー
- UG
- ヒカル
- ギターウルフのディスコグラフィー
- シングル
- SOMETHIN' ELSE
- THE WILD GUITER
- MISSIL ME
- CAN-NANA-FEVER
- BAD REPUTATION
- KAWASAKI ZII 750 ROCK'N'ROLL
- カミナリワン
- 環七フィーバー
- ロックで殺せ
- God Speed You!!
- アイ・ラブ・ユー、OK
- ウルトラクロスVol.1
- ウルトラクロスVol.2
- ウルトラクロスVol.3
- LOVE&JETT
- アルバム
- WOLF ROCK
- ランウルフラン
- ミサイルミー
- 狼惑星
- ジェットジェネレーション
- ロックンロールエチケット
- LIVE!!
- UFO ROMANTICS
- LOVEROCK
- Golden Black
- DEAD ROCK
- 火星ツイスト
- 宇宙戦艦ラブ
- ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプローションVSギターウルフ
- 野獣バイブレーター
- チラノザウルス四畳半 T-REX FROM A TINY SPACE YOJOUHAN
- LOVE&JETT
- ミニアルバム
- ジェットサティスファクション
- VHS/DVD
- ギターウルフVSサンフランシスコウルフ
- 狼ヒーロー
- RED IDOL
- LIVE AT 世界→オオカミライジング
- GuitarWolf 69 COMEBACK SPECIAL at 日比谷野外大音楽堂 2009.4.4
- ギターウルフの代表曲
- 環七フィーバー
- オールナイトでぶっとばせ!!
- ジェットジェネレーション
- インベーダーエース
- ギターウルフのミュージックビデオ(MV/PV)
- カミナリワン
- UFOロマンティクス
- 高校生アクション
- 野獣バイブレーター
- チラノザウルス四畳半 T-REX FROM A TINY SPACE YOJOUHAN
- LOVE&JETT
- ギターウルフの名言・発言
- セイジ「気合をテクでカバーしようとする瞬間からギタリストは墜落していきますほんとに、ギターは弾かずにお酒でも飲んでればいいんです」
- セイジ「まぁ、アメリカで演奏してると向こうは日本語わからないわけだから、ひっかかる音を使って行きたいとは思ってる、何言ってるのか、わかんなくても「ブッ飛ばせー!」って言えば、向こうもビクッと来るだろうし、日本語の歌詞でとうとうと歌っても向こうは面白くないだろうし」
- セイジ「ジョーン・ジェットっていう名前がかっこいいなと、ジェット機、ジェットって単語は魔法の単語で、ジェットを付けるとなんでもかっこいい、ジェットライター!ジェットマイク!マイクジェット!ジェットパンフレット!(笑)俺の曲も苦しいときのジェット頼みといって、苦しいときはジェットを付ける」
- セイジ「LOVE&JETTという曲は、人はLOVEを感じるとJETになるんだよ、それを味わってくれ!」
- ギターウルフの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ギターウルフのライブは、映画「仁義なき戦い」のテーマが流れ、ステージ上でビールを一気飲みするところから始まる
- テレビ番組『HEY! HEY! HEY! 』出演時にビリーが噛んでいたガムを吐き出してしまい、その後拾って食べた
- セイジは内装屋で10年以上働き、現場の責任者を任されていた
- アメリカのロックバンド「JOAN JETT & THE BLACK HEATS」のベストアルバムはセイジが選曲し、ジャケット写真のグッズはセイジの私物
- 日本公演で来日していたフー・ファイターズがギターウルフのライブを見に行った
- 初期メンバーは誰も楽器を弾けなかった
- 革ジャンは洗濯機で洗う
- ビリーのベースはセイジの娘が使用している