ギターウルフ(Guitar Wolf)の徹底解説まとめ
ギターウルフとは、ロックンロール、ガレージロック、パンクロックから強い影響を受けた音楽性で、国内外を問わず世界中のファンや有名ロッカーから支持を集める日本を代表するロックバンドである。1987年に結成してから革ジャン革パン、3コードを基本とした音楽スタイルを貫ぬき、狂気ともいえる圧巻のライブパフォーマンスで1993年以降は海外ツアーを行い世界中を飛び回っている。2017年以降は自身が主催するロックフェス「シマネジェットフェスヤマタノオロチライジング」を開催している。
1997年5月にアメリカで発売された5thシングル。
1. KAWASAKI ZII 750 ROCK'N'ROLL
2. MIDNIGHT VIOLENCE ROCK'N'ROLL
前作同様2曲収録の5thシングルは7インチレコードのみで発売された。セイジのバイク愛が感じられ速いテンポで演奏される曲「KAWASAKI ZII 750 ROCK'N'ROLL」は日本でのメジャーデビューアルバムである『狼惑星』の1曲目を飾っている。タイトルの「KAWASAKI ZII 750」というのは日本のオートバイメーカー「カワサキ」が販売していた車種のことであり「ZII」は通称「ゼッツー」と呼ばれている。
カミナリワン
1998年4月1日に日本で発売された6thシングル。。
1. キャプテンギター
2. カミナリワン
3. モーターサイクルBABY
4. SLOW DOWN
今回から日本のレーベルであるキューンレコードと契約し、これまでシングル盤は2曲収録だったが4曲収録されCDでの発売になった。後に7インチレコードとしても1998年5月に日本で発売された。なお、7インチ盤の収録曲は「モーターサイクルBABY」が抜かれ3曲に変更されている。オリコン最高89位を記録。
環七フィーバー
1998年11月21日に発売された7thシングル。
1. 環七フィーバー
2. ミッドナイトバイオレンスロックンロール
3. Brand New Cadillac
4. 土曜の夜はロックンロール
今回も日本のキューンレコードからの発売で4曲収録、このシングルはとにかく爆音で音が割れまくりになっている。人気が高い「環七フィーバー」の他、ギターウルフの中では落ち着いたテンポの名曲「ミッドナイトバイオレンスロックンロール」が収録されており、イギリスのパンクバンド「THE CLASH」のカバーである「Brand New Cadillac」は爆音ガレージロックサウンドでアレンジされている。
ロックで殺せ
1999年8月21日発売された8thシングル。
1. ロックで殺せ!
2. 星空ジェット
3. ジェットブルース
4. サンダースギター
今回もとにかく爆音でジェットロックンロールが聴ける。「ロックで殺せ」「星空ジェット」と2曲続けてストレートなパンクバンドのような曲が続く勢いのある作品だ。2曲ともアルバム『ロックンロールエチケット』に収録された。オリコン最高89位を記録。
God Speed You!!
2000年1月19日発売の9thシングル。
1. God Speed You!!
2. サタデイキッヅ
3. KING CREOLE
4. アイスキャンディ
変わらず爆音サウンドのロックンロールで、パワフルなドラムとシャウトが聴ける「God Speed You!!」は正に爽快である。「エルビス・プレスリー」のカバー「KING CREOLE」はギターウルフが持つパワーが爆発しており、信じられないほど破壊的なサウンドにアレンジされている。全曲通しても7分36秒しかなくあっという間に聴き終わる。オリコン最高60位を記録した。
アイ・ラブ・ユー、OK
2001年4月11日発売の10枚目のシングル。
1. アイ・ラヴ・ユー,OK
2. 憎いあの娘
3. ヘイタクシー
今回は前作より1曲減り3曲収録になっている。日本が誇るロックスターの「矢沢永吉」の名曲「アイ・ラヴ・ユー,OK」はセイジの弾き語りでのカバーでとても愛が感じられる歌声だ。オリコン最高65位を記録した。
ウルトラクロスVol.1
2006年5月31日発売。
1. レッドシチュエーション
2. ケンカロック
3. powwowwee
4. planet of the Lightning Bolt
ウルトラクロスVol1は、アメリカのノイズロックバンド「Lightning Bolt」とのスプリットシングルで、両バンドの曲が2曲づつ収録されている。ギターウルフは、80年代アメリカのハードコアパンクバンドのような楽曲「レッドシチュエーション」と、男らしさを感じるシンプルな「ケンカロック」の2曲だが後にアルバム『DEAD ROCK』に収録された。
ウルトラクロスVol.2
2006年8月9日発売
1. SEXナポレオン
2. 東京ゾンビ
3. HERE COMES THE NIGHT
4. SOMETHING STUPID
ギターウルフのスプリットシングル『ウルトラクロス』の第2弾は、日本のハードコアパンクバンド「STRUGGLE FOR PRIDE」との制作になった。前作同様に両バンドとも2曲づつの提供になっている。今回収録の「SEXナポレオン」「東京ゾンビ」は5分弱の大作で、後にアルバム『DEAD ROCK』に収録された。
ウルトラクロスVol.3
2006年12月27日発売。
1. 高校生アクション
2. 池袋タイガー
3. 92 skream feat.YOUHEI
4. 92 Experimental Guitar Wolf
スプリットシングル企画の最後になる第3弾は日本のDJ「DJ BAKU」が参加した。学園を舞台にした歌詞でパンクロックな曲「高校生アクション」、新ベーシストUGのボーカルが聴ける「池袋タイガー」が収録されている。「92 Experimental Guitar Wolf」はギターウルフの曲をサンプリング(曲の一部を流用し新たな楽曲を生み出す手法)されており両アーティストのファンならチェックしておきたい内容だ。
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目次 - Contents
- ギターウルフの概要
- ギターウルフの活動経歴
- 結成から2004年まで
- 2005年以降
- ギターウルフのメンバー
- 現メンバー
- セイジ
- トオル
- GOTZ
- 旧メンバー
- ビリー
- UG
- ヒカル
- ギターウルフのディスコグラフィー
- シングル
- SOMETHIN' ELSE
- THE WILD GUITER
- MISSIL ME
- CAN-NANA-FEVER
- BAD REPUTATION
- KAWASAKI ZII 750 ROCK'N'ROLL
- カミナリワン
- 環七フィーバー
- ロックで殺せ
- God Speed You!!
- アイ・ラブ・ユー、OK
- ウルトラクロスVol.1
- ウルトラクロスVol.2
- ウルトラクロスVol.3
- LOVE&JETT
- アルバム
- WOLF ROCK
- ランウルフラン
- ミサイルミー
- 狼惑星
- ジェットジェネレーション
- ロックンロールエチケット
- LIVE!!
- UFO ROMANTICS
- LOVEROCK
- Golden Black
- DEAD ROCK
- 火星ツイスト
- 宇宙戦艦ラブ
- ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプローションVSギターウルフ
- 野獣バイブレーター
- チラノザウルス四畳半 T-REX FROM A TINY SPACE YOJOUHAN
- LOVE&JETT
- ミニアルバム
- ジェットサティスファクション
- VHS/DVD
- ギターウルフVSサンフランシスコウルフ
- 狼ヒーロー
- RED IDOL
- LIVE AT 世界→オオカミライジング
- GuitarWolf 69 COMEBACK SPECIAL at 日比谷野外大音楽堂 2009.4.4
- ギターウルフの代表曲
- 環七フィーバー
- オールナイトでぶっとばせ!!
- ジェットジェネレーション
- インベーダーエース
- ギターウルフのミュージックビデオ(MV/PV)
- カミナリワン
- UFOロマンティクス
- 高校生アクション
- 野獣バイブレーター
- チラノザウルス四畳半 T-REX FROM A TINY SPACE YOJOUHAN
- LOVE&JETT
- ギターウルフの名言・発言
- セイジ「気合をテクでカバーしようとする瞬間からギタリストは墜落していきますほんとに、ギターは弾かずにお酒でも飲んでればいいんです」
- セイジ「まぁ、アメリカで演奏してると向こうは日本語わからないわけだから、ひっかかる音を使って行きたいとは思ってる、何言ってるのか、わかんなくても「ブッ飛ばせー!」って言えば、向こうもビクッと来るだろうし、日本語の歌詞でとうとうと歌っても向こうは面白くないだろうし」
- セイジ「ジョーン・ジェットっていう名前がかっこいいなと、ジェット機、ジェットって単語は魔法の単語で、ジェットを付けるとなんでもかっこいい、ジェットライター!ジェットマイク!マイクジェット!ジェットパンフレット!(笑)俺の曲も苦しいときのジェット頼みといって、苦しいときはジェットを付ける」
- セイジ「LOVE&JETTという曲は、人はLOVEを感じるとJETになるんだよ、それを味わってくれ!」
- ギターウルフの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ギターウルフのライブは、映画「仁義なき戦い」のテーマが流れ、ステージ上でビールを一気飲みするところから始まる
- テレビ番組『HEY! HEY! HEY! 』出演時にビリーが噛んでいたガムを吐き出してしまい、その後拾って食べた
- セイジは内装屋で10年以上働き、現場の責任者を任されていた
- アメリカのロックバンド「JOAN JETT & THE BLACK HEATS」のベストアルバムはセイジが選曲し、ジャケット写真のグッズはセイジの私物
- 日本公演で来日していたフー・ファイターズがギターウルフのライブを見に行った
- 初期メンバーは誰も楽器を弾けなかった
- 革ジャンは洗濯機で洗う
- ビリーのベースはセイジの娘が使用している