ギターウルフ(Guitar Wolf)の徹底解説まとめ

ギターウルフとは、ロックンロール、ガレージロック、パンクロックから強い影響を受けた音楽性で、国内外を問わず世界中のファンや有名ロッカーから支持を集める日本を代表するロックバンドである。1987年に結成してから革ジャン革パン、3コードを基本とした音楽スタイルを貫ぬき、狂気ともいえる圧巻のライブパフォーマンスで1993年以降は海外ツアーを行い世界中を飛び回っている。2017年以降は自身が主催するロックフェス「シマネジェットフェスヤマタノオロチライジング」を開催している。

2代目ベーシストUG加入後のアルバム『DEAD ROCK』に収録されている。MVを見てわかるとおり、学ランを着た高校生がギターウルフの演奏を聴き暴れまわり、何故か跳び箱を飛んでいるというよくわからない映像になっている。セイジは「UGが入んなかったら高校生アクションなんて曲作んなかったからね」と語っている。19歳でギターウルフに加入したUG本人は高校には通っていない。

野獣バイブレーター

11thアルバム『野獣バイブレーター』収録。タイトルからもわかるがセイジのセンスが爆発した作品になっており、「バババババババッ、バイブレーター」と叫びながらギターをかっこよく弾くというのはセイジにしかできない芸当である。道路の真ん中で演奏する3人がキマっていて、シンプルで硬派なMVになっている。

チラノザウルス四畳半 T-REX FROM A TINY SPACE YOJOUHAN

12thアルバム『チラノザウルス四畳半』に収録されている。天井の低い四畳半の部屋で、恐竜の被り物をした3人が演奏したり踊ったりと、暴れまわるハチャメチャな映像が見れる。四畳半というのはセイジが昔住んでたアパートのことだが、実際は3畳だったらしい。

LOVE&JETT

13thアルバム『LOVE&JETT』に収録されている。ギターウルフ流の直球ラヴソングで、電車の中でピンクのライトに照らされながら演奏するメンバーが見れる。歌詞の字幕がついてるのがギターウルフでは珍しい。最高にLOVEでJETTな作品は、2018年に加入した新ベーシストGOTZが初めて参加したMVでもある。

ギターウルフの名言・発言

セイジ「気合をテクでカバーしようとする瞬間からギタリストは墜落していきますほんとに、ギターは弾かずにお酒でも飲んでればいいんです」

2001年ROCKIN ON JAPANのインタビューにてセイジの発言。ギターの練習はしないというセイジらしい発言だが「気合をテクでカバーしようとしたとこからギタリストは墜落していきます」というのは、世界中でライブをやって上手いギタリストをたくさん見てきた彼だから感じたことなのかもしれない。テクニックの上に気合があるのではなく、あくまでも気合や情熱があってこそで、その上に小手先のテクニックがある。その順番を逆にしてはならないということか。

セイジ「まぁ、アメリカで演奏してると向こうは日本語わからないわけだから、ひっかかる音を使って行きたいとは思ってる、何言ってるのか、わかんなくても「ブッ飛ばせー!」って言えば、向こうもビクッと来るだろうし、日本語の歌詞でとうとうと歌っても向こうは面白くないだろうし」

インタビューで「フレーズはどこから出てくるんですか?」と聞かれたときの発言。バンド初期の頃から海外で受け入れられ人気の高い理由がわかる発言だ。

セイジ「ジョーン・ジェットっていう名前がかっこいいなと、ジェット機、ジェットって単語は魔法の単語で、ジェットを付けるとなんでもかっこいい、ジェットライター!ジェットマイク!マイクジェット!ジェットパンフレット!(笑)俺の曲も苦しいときのジェット頼みといって、苦しいときはジェットを付ける」

「いろんなフレーズにジェットを使うのはジョーンジェットの影響ですか?」と聞かれたときの発言。たくさんの曲にジェットというワードを使っている理由がわかる発言だ。

セイジ「LOVE&JETTという曲は、人はLOVEを感じるとJETになるんだよ、それを味わってくれ!」

アルバム『LOVE&JETT』のセールスポイントはありますか?と聞かれたときのセイジの言葉。独特の感性すぎて常人には理解できないがこんな発言を聞いたらどんな曲か気になってしまう。ジェットという言葉に並々ならぬ思いを持つであろうセイジならではの発言だ。

ギターウルフの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ギターウルフのライブは、映画「仁義なき戦い」のテーマが流れ、ステージ上でビールを一気飲みするところから始まる

もともと始めたきっかけは置いてあった缶ビールを、何となくステージで一気飲みしたら会場が盛り上がったことがきっかけで、そこからギターウルフのライブでは一気飲みパフォーマンスが恒例になっている。

テレビ番組『HEY! HEY! HEY! 』出演時にビリーが噛んでいたガムを吐き出してしまい、その後拾って食べた

セイジは「ビリーはユーモアのあるやつだった」と語っているが、そのことがよくわかるエピソードだ。

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