おすすめしないけど伝説的な映画まとめ!『ソドムの市』など

ここでは間違っても人に勧められないけれど映画史の中で伝説となっている映画をまとめた。マルキ・ド・サド原作、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の『ソドムの市』、実際に起きた保険金目当ての猟奇殺人を映像化してしまった『地獄の貴婦人』などを紹介している。

「鬼が来た!」予告編

スゴい映画ですね。カンヌ映画祭でグランプリを受賞したのは伊達じゃないというか。でも、精神的にはやっぱりキツかったです…。

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非常に怖かった。最後のクライマックスはある程度予想できました。でも、最後の最後は、ああいう展開になるとは予想もつきませんでした。終わった後も、しばらく席を立てませんでした。

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映画の衝撃的なクライマックス、全ての複線を粉々に打ち砕くどんでん返しの展開には舌を巻きました。

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▼悪魔のしたたり

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”考えた人の趣味を疑う、変態ホラー映画!残酷っていうかサイテー。”

1974年に後悔...いや、公開された史上最凶のモンドでビザールな変態ホラー映画。狂った舞台演出家が、誘拐してきた女性を相手に、夜な夜な狂気の残酷非道の限りを尽くす。殺人、洗脳、カニバリズム、拷問、ギロチン...。そして彼が目指したアートは完成するが、あまりにもバカバカしい。彼の悪事に気付いた刑事がいたが、賄賂を要求して自業自得な目に。そして演出家自身も因果応報な目に合うのだった。全く観る必要はないかもしれませんが、世界一最低な映画の一つであることは間違いない。ラストシーンはあまりにもひど過ぎる!

『悪魔のしたたり』

※映画内のごくごくワンシーンなので、割と大丈夫です。

ハッキリ言います。長い人生の中でこの映画に出会えなかったとしても全く後悔する必要がない映画です(というか、出会わないほうが幸福な人生を送れることでしょう)。

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とにかく、あらゆる意味で最低な映画。これよりもシドい映画は世界中探してもあまりない。

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やってることに嫌悪感が走るのは必至なので観る方がいましたらそのつもりでの鑑賞を勧めます。

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▼シュウシュウの季節

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”美しい映像、健気に生きる少女、その末路がコレでは、可哀そうすぎる!”

かの『ツインピークス』でパッカード未亡人を演じたジョアン・チェンが初監督を務めた1998年の作品。ヤン・ゲリンの小説『天浴』を映画化。1970年代の文化大革命末期、都会の少年少女に労働を学ばせようと辺境の地に送る下放政策により田舎に送られた少女が辿る数奇な運命を描く。物語前半は綺麗に健気に生きる娘とチベット人の男との爽やかな心の触れ合いを描く...までは良かったのですが、両親の元に帰るために必要な許可書を手に入れるため、自身が取った行動によって、彼女の運命は一気にどん底まで堕ちていくのだった...。このコントラストが見事すぎてあまりにもヒドイ話になっている!

『シュウシュウの季節』予告編

いい映画だと思うけど、観終わるとなんともやるせない気分になり、落ち込んでしまう。

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人間の醜い部分を覆い隠すような美しい風景描写が非常に印象的でした。出来が悪い作品ではありませんが、私は嫌いです。

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前半のみずみずしさと、最後の方の展開が、全く違っていて、見終わった後は、確かに虚脱感…。

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▼セルビアン・フィルム

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”セルビアの代表作品?残酷変態オンパレードをスタイリッシュな映像で。

旧ユーゴスラビアの映画監督って言えば、エミール・クストリッツァ(彼はサラエヴォだって!)ドゥシャン・マカヴェイエフ(彼はベオグラード)位で、セルビアは映画辺境の地だと思っていた。が、ここまでフリーダムにヒドイ所とは...。あまりにも過激な内容でに世界各国で上映の際に多くのシーンがカットされたセルビア製の変態ハードゴア・スリラー。元ポルノ男優が、謎の女から芸術的なポルノ映画への出演を打診され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。その先は口に出すのもおこがましい、キチガイ変態倒錯殺人戦慄の性行為のオンパレード。こりゃ直視できません。こんな描写を美しい映像で撮る事自体が異常でしょう!

『セルビアン・フィルム』予告編

予告編もちょっとキツイですが、本編と比べれば...。

世の変態にマジキチ行為ランキングを問うならば上位にランクインすると思われる。とんでもないクソ映画かと思いきや、結構撮り方も丁重で、役者さんも上手で、悔しいですが魅入ります。

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何が一番恐ろしいって、意外としっかり作られているから、こんな陰惨なシーンばかりで救いのないオチの映画なのに、実は結構面白く観られちゃったんですよね。

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