死役所(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『死役所』とは、あずみきしが2013年11月号から『月刊コミック@バンチ』(新潮社)にて連載中の漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ作品。主人公の死役所職員『シ村』が毎日途切れる事なく迎える相手、それは死者。シ村は死者をお客様と呼び死後の手続きを進める。作り笑いと辛辣な物言いに顰蹙を買う主人公だが交流を重ねる内にお客様との心の距離を縮めていき、それぞれの死後の世界へ見送りする。死後だからこそ知る真実や生前からの思いや行動、様々な人間関係が交錯するヒューマンドラマ作品である。

『死役所』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

死役所コミックの巻末にある「業務報告書」で作者あずみきし自身の作品エピソードが紹介されている

・1巻より自分の作品にはあまり感情移入しないと記していた作者だが5巻の「林晴也」は感情移入したという。他にも悲しい話や切ない話には気持ちが移る旨記載がある。
・作者が小学生の頃本を図書館で借りた「そうしきノート」という本の内容に感銘を受けたという。憎い相手の葬式の様子をノートに記すというような内容だったらしいが同じ事をした作者はあえなく母親に見つかり叱られたそうだ。その後死役所を発行するようになった作者は当時の事を母親に話したが本人は覚えていなかったとの事。むしろそれでこんな話を描けるようになったんだなと感心されたとの事。
・「加護の会」女性信者の緑は生まれも育ちも加護の会の設定との事。義務教育期間中のみ外の学校に通っていた。外部との接触を頑なに拒む異常性が頷ける設定である。
・初期設定時(ネーム時)ニシ川はショートカットではなくセミロングヘアだった。ハヤシは黒髪の堅い見た目性格はぶっきらぼうだったらしい。
・9巻「託す」甲斐ふく子のモデルは作者の祖母らしい。(嘱託死の件ではなく言語障害のある喋り方において)
・作中出てくる申請書はお客様が手書きをする場面の為字体をそのつど変えて書いているが自分の思いつく字体は限られてしまう為ファンレターの字体を参考にしている事もあるとの事。

テレビドラマ『死役所』の主題歌・挿入歌

挿入歌:Oasis『Don't Look Back In Anger』(第6話)

himeyura0924
himeyura0924
@himeyura0924

目次 - Contents