キメツ学園（鬼滅の刃スピンオフ）のネタバレ解説・考察まとめ

アニメ第14話

キメツ学園の新学期ということで自己紹介を促す教師の冨岡義勇。

竈門炭治郎が「はい！竈門炭治郎。家はパン屋で、6人兄弟の長男…」と自己紹介しようとするも、途中で冨岡に「ピアスを外せ」とさえぎられる。
嘴平伊之助が「俺は嘴平伊之助！」と自己紹介しようとするも、途中で冨岡に「（服の）ボタンを留めろ」とさえぎられる。
我妻善逸が「えーと、俺は我妻…」と自己紹介しようとするも、途中で冨岡に「髪を黒く染めろ」とさえぎられる。

善逸は「え…でもこれ地毛…」と説明しようとするが、冨岡に「口答えするな！！」と殴られ「理不尽！」と泣き叫ぶ。
そして、冨岡はフランスパンをくわえていた禰豆子にも「パンをくわえるのも禁止だ！」と注意しつつ、「次回、第15話 那田蜘蛛山」と次回予告をして〆る。
善逸は「スパルタ禁止！」となおも泣き叫ぶのだった。

アニメ第17話

風紀委員は朝が早いため辞めたいとボヤく善逸。しかし、女子生徒を「服装チェック」の名のもとに堂々と拝めることを理由に辞められずにいた。

「女の子をいくら眺めていても怒られないんだ」と、禰豆子や真菰、胡蝶しのぶをジロジロと眺める善逸。顔がニヤケていたが、その様子を生活指導の冨岡に見られていた。「違うんです！俺はただ服装のチェックを…」と弁明する善逸であったが、冨岡は「人の服をあーだこーだという前にお前の髪だ！」とまたも善逸を殴る。善逸は「地毛なのに！？」と泣き叫ぶ。

そして冨岡は「次回 第18話 偽物の絆」と次回予告をして〆る。善逸は地べたで「地毛なのに…」と静かに泣いていた。

アニメ「鬼滅の刃」中高一貫!! キメツ学園物語 バレンタイン編 第1話

ある日の朝6時、我妻善逸はすでに学校に来ていた。今日は2月14日、バレンタインデーである。そわそわして早く学校に来てしまった善逸は、半年前のことを思い出していた。

7月のある日、善逸は友達の竈門炭治郎に叫んでいた。「モテたい！来年のバレンタインにはせめて1個はチョコをもらいたい！」あまりに季節違いなその叫びに戸惑う炭治郎だったが、善逸は早く準備をしたいとのこと。善逸はモテるための方法を探るべく、炭治郎を引き連れて昨年チョコを多くもらった教師たちに聞き取り調査をすることにした。まずは昨年28個のチョコをもらった歴史教師の煉獄杏寿郎にモテるために気を付けていることを聞くが、煉獄は「特にない」「後ろの席まで届くように腹式呼吸を心掛けている」など何も参考にならない。「何の役にも立たないですね」と言い残し去ってしまった善逸を炭治郎は咎めるが、善逸に「こっちは恥を忍んで聞いているんだ！」と逆ギレされてしまう。

善逸のキレた声は職員室まで届き、不殺川先生や胡蝶先生の耳にも入る。同じくその声を聞いていた煉獄先生は、「大きな声は出せているようだな！感心感心！」と満足げにするのであった。

アニメ「鬼滅の刃」中高一貫!! キメツ学園物語 バレンタイン編 第2話

「モテようと思ったことはない」そう言うのは、昨年のバレンタインで31個チョコをもらった体育教師の冨岡義勇。階段の下で一人でぶどうぱんを食べているような教師だが、それなりにモテるそう。冨岡の言葉を信じられない善逸は「なんで嘘つくんですか？やり口が汚いですね」と詰め寄るが、その態度についに炭治郎がキレて、「ただでさえ冨岡先生はぼっちご飯で悲しいんだからそんなこと言うな！」と善逸を叱る。その炭治郎の言葉に「心外！」という表情を浮かべる冨岡。「俺はぼっちじゃない 喋りながら食べられないだけだ」と言い、続けて「会話をしなくても通じ合うことはできる じっと見つめ合うだけでも相手の気持ちは分かる」「誠実な人間は瞳に曇りがない 目は心の窓なんだ」と熱弁する。その言葉に、善逸は「俺はテレパシー使えないので！」「時間の無駄だったわ！」と吐き捨て去って行ってしまった。冨岡はまたしても「心外！」と言いたげな表情を浮かべ、また一人でぶどうぱんを食べ始めるのであった。

アニメ「鬼滅の刃」中高一貫!! キメツ学園物語 バレンタイン編 第3話

今度は美術教師の宇髄天元に話を聞くことにした善逸と炭治郎。外の廊下では、嘴平伊之助と数学教師の不殺川実弥が追いかけっこをしていた。

昨年は57個ものチョコをもらった宇髄。曰く、「モテるのは簡単だよ 幼稚園から小中高までは足が速けりゃいいんだよ」だそう。その言葉を「そんなことで…」と鼻で笑う善逸であったが、宇髄は「そんなことでモテるんだよ」といたって真面目に返す。「学生の妖精が女生徒たちに俊足マジックをかけているから、足が速ければへのへのもへじでもモテる」「大学からは金だよ 高いブランドものつけとけ 女が群がってくるぞ ハチミツに寄ってくるカブトムシ状態」と語り、善逸もだんだんとそれを信じかけてくる。

すると、炭治郎が「そんな言い方はないんじゃないですか？」「そんな方法じゃ、真実の愛は見つからないと思います」と疑問を呈す。その言葉と、炭治郎の一切曇りのない瞳に怯んだ宇髄は、冷や汗をかきながら「お前みたいな恥ずかしい奴みてたら体がかゆくなるからもう出て行けよ」と追い払う。「心外！」という表情を浮かべながら美術室を後にする炭治郎と善逸。憤りながら、「お前もあんな話、参考にするなよ」と炭治郎に言う善逸だったが、炭治郎は「努力精進を怠らず、誠実に生きていればいつかそれに気づいて認めてくれる素敵な女性が現れるよ」と曇りなき眼で返す。その言葉に善逸は（こいつの恋愛観は中年のおっさんのようだ…）と心中で思う。

一方美術室では、炭治郎に言われた言葉に今になって苛立ってきた宇髄がダイナマイトで美術室を爆破するのであった。

アニメ「鬼滅の刃」中高一貫!! キメツ学園物語 バレンタイン編 第4話

炭治郎や善逸のクラス、1年筍組の担任教師・悲鳴嶼行冥が話をしている。曰く、学校の近隣で女性を狙う変質者が出るとのこと。禰豆子の身を案じながら変質者注意のプリントを確認した炭治郎は、その変質者の「大声でハキハキ喋る」「突然黙って見つめてくる」「足が異様に早い」「どこまでも追ってくる」という情報にドン引きするが、ここであることに気が付く。これらの特徴は、善逸が教師たちに聞いて回った「モテるための秘訣」に合致していることを。さらにその変質者は目撃情報によると、金髪で偽物のブランド靴を履いてブランド時計を何個も腕につけて、手には2000円を握りしめているとのこと。そう、変質者の正体はアドバイスを全部参考にした善逸であった。一方その頃、当の善逸は「違うんだ…違うんだ…」とつぶやきながら頭を抱えていた。

そんな迷走・奇行に走り大失敗した夏から半年。バレンタインデーの当日を迎えた善逸であったが、8時を過ぎて他の生徒が登校し始めてもチョコをもらえる気配はなかった。すっかり絶望した顔になっていた善逸に、炭治郎はあるものを差し出す。それは、炭治郎の妹・禰豆子がつくったという大きなハート形のバレンタインチョコパンであった。禰豆子が「善逸にも渡してほしい」と持たせてくれたものだとのこと。それを聞き、チョコパンを受け取った善逸は絶叫し、顔を真っ赤にしながら喜ぶ。「食べたら俺のお腹が禰豆子ちゃんの愛でいっぱいになっちゃうわけ！？嘘どうしよ！？ねえどうしよ！？どうしよどうしよ助けてー！！幸せすぎるー！！」と叫ぶ善逸であったが、炭治郎は近くを通った伊之助や冨岡先生、用務員の鱗滝にもチョコパンを配りだした。どうやら、チョコパンは学校の知り合いほぼ全員にあげているものだったようだ。しかし、善逸はそんなことは気にせず、「チョコがもらえた」という事実にご満悦。「今日は俺にとって最高の日だよ みんなはどうだったかな？すべての人にとって幸せな日でありますように」と視聴者に問いかけ、締めくくるのであった。