神様はじめました(神はじ)のネタバレ解説・考察まとめ
『神様はじめました』とは2008年から鈴木ジュリエッタが『花とゆめ』(白泉社)で連載している人間と妖の恋愛模様を描いたファンタジー少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品。主人公の桃園奈々生を中心とした、廃れた神社の神使の巴衛に助けられながら、様々な神と出会うことで奈々生の成長を描いている。父親が蒸発しホームレスになったり、神様になったりあり得ないシチュエーションに遭遇するヒロイン・奈々生が何があっても前向きにトラブルを乗り越える。人と妖の禁断の恋を明るく丁寧に描く、笑いあり涙ありの不朽の名作。
沖縄の海底にある洞窟に暮らす人魚。人魚族の母親と龍族の父親を生まれ持つ。父親からの遺伝により顔が鱗に覆われ、頭から角が生えていることにコンプレックスを抱いている。常に頭から龍神の羽衣をかぶり、夫となる者にだけ素顔を見せたい、というロマンチストな考えを持つ。霧仁に盗まれた羽衣を取り返そうとして、人違いで猫田あみをさらう。非常に短気で、つねに槍を構えている。あみを救出するためにやって来た瑞希に惹かれ、プロポーズをする。その後、ウナリは瑞希と年に一度海底で会う事を約束し、別れるのだった。
神様
鳴神姫(なるかみひめ)
CV:氷青
雷神。神使の扱いが雑なため「狛犬潰し」と呼ばれている。
前々からミカゲに巴衛を神使に欲しがるも応じてもらえなかった。最近になって人間の奈々生がミカゲ社を責務を担っていることを知る。そこで、巴衛を打出の小槌で幼児化させ奈々生から土地神の印を奪う。しかし奈々生と巴衛の絆の強さに気付き、奈々生に印を返して神社を去る。
乙比古(おとひこ)
CV:高橋広樹
風神。奈々生と香夜子のどちらが出雲で行われる神々の会議に出席するのにふさわしいかを判定したことがある。見た目は男だが心は女で、女には興味がない。やや奇抜な格好をしている、綺麗好き。奈々生からは「おじさんおばさん」と呼ばれているが、本人はその呼び方をされるのを嫌がっている。
戦神建速(いくさがみたけはや)
CV:内匠靖明
神議りに出席した神の一人。奈々生が出雲で最初に出会った神で、奈々生いわく「怖い神(ひと)」。悪羅王と巴衛を討伐の際には、巴衛を斬りつけたことがあったが、捕り損なう。現代では、黄泉の入口である黄泉比良坂で巴衛と戦った際には頭を割られて負けているが、麻毛理神所有の万能薬である桃丹で治した。イザナミを怒らせて、黄泉国滞在中に出口を閉ざされてしまった事がある。血の気が多いためデリカシーのない言動が多く、すぐに腰の刀を抜こうとする。戦神で風紀委員を務めている。
大国主(おおくにぬし)
CV:森久保祥太郎
出雲大社の主祭神。年に1度出雲大社で開催される神議りの主宰者でもある。人間の男性の姿をした美形でプレイボーイ。本人も自身の美しさを自覚している。イザナミの孫。巴衛を人間にしてやるという願い事を叶えるためにミカゲ神社を訪れた。
鞍馬山
牡丹丸(ぼたんまる)
CV:齋藤彩夏
鞍馬山の小天狗。年齢は7歳だが、同い年の天狗よりも少し翼の成長が遅いためにまだ飛べないことをコンプレックスに思っている。自身と同じ境遇だった真寿郎に強い憧れを抱いている。可愛らしい外見とは裏腹に、芯の通った強い心をもった正直者である。優しい翠郎によく懐き、厳しい二郎を敬遠している。瘴気に覆われた鞍馬山を救うために掟を破って下山をして、僧正坊の息子である鞍馬を探していたところ、奈々生と出会う。
翠郎(すいろう)
CV:平川大輔
鞍馬山にいる天狗の1人。僧正坊の息子ということでやっかまれていた鞍馬に優しく接する、鞍馬の兄天狗。優しい心と美しい容姿の持ち主。牡丹丸に懐かれている。鞍馬山は女人禁制であるため女人の扱いに慣れておらず、恥ずかしくて奈々生の目を見て話せない。17年前、真寿郎を庇って雷獣の雷に打たれたことで片方の翼を失い、飛べなくなってしまう。今は天狗の里の離れで隠居生活をしており、17年振りに鞍馬山へ里帰りした鞍馬を優しく迎え入れる。
二郎(じろう)
CV:羽多野渉
烏山の天狗。自分にも他者にも厳格で、強さを第一に求めており、逞しい身体の持ち主である。次期頭領を目指していたが、複雑な事情を経て考えを改めた。奈々生に一目惚れしてしまい、彼女が雷獣に襲われそうになった際には我が身を投げ打って助けたことで大怪我を負ったが、奈々生が持っていた桃丹のおかげで全快した。奈々生が悪羅王に精気を吸い取られてしまい余命わずかな時、烏山にいることを提案した。
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目次 - Contents
- 『神様はじめました』の概要
- 『神様はじめました』のあらすじ・ストーリー
- 出会い(巴衛が奈々生の神使になるまで)
- 土地神としての初仕事 「沼皇女のお願い」
- アイドルKURAMAが編入
- 奈々生、再び家を失う
- 奈々生が白蛇に誘拐される
- 奈々生がデートに誘う
- 巴衛がさらわれる
- 奈々生、式神を育てる
- 出雲編(奈々生が神議りに出席する)
- 黄泉国編(奈々生と霧仁が黄泉国に落ちる)
- 鞍馬山編
- 犬鳴沼編
- 過去編(奈々生が巴衛の呪いをとく)
- 修学旅行編
- 黄泉国編(奈々生たちが霧仁を追いかける)
- 黄泉国編(悪羅王の復活を阻止する)
- 奈々生と巴衛が人間になる
- 『神様はじめました』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- 桃園奈々生(ももぞの ななみ)
- 巴衛(ともえ)
- 鞍馬 / KURAMA(くらま)
- 瑞希(みずき)
- ミカゲ
- 鬼切(おにきり)
- 虎徹(こてつ)
- 妖怪
- 沼皇女(ぬまの ひめみこ)
- 青竹(あおたけ)
- 竜鯉錦(りょうり にしき)
- 不知火(しらぬい)
- 瓦魔子(がまこ)
- 龍王・宿儺(りゅうおう すくな)
- 亀姫(かめひめ)
- 夜鳥(やとり)
- 磯姫(いそひめ)
- 鬼婆(おにばば)
- 水玉(みずたま)
- ウナリ
- 神様
- 鳴神姫(なるかみひめ)
- 乙比古(おとひこ)
- 戦神建速(いくさがみたけはや)
- 大国主(おおくにぬし)
- 鞍馬山
- 牡丹丸(ぼたんまる)
- 翠郎(すいろう)
- 二郎(じろう)
- 僧正坊(そうじょうぼう)
- 黄泉国
- イザナミ
- 緋王(ひおう)
- 人間
- 毛利霧仁(もうり きりひと)
- 柊香夜子(ひいらぎ かやこ)
- 裏嶋小太郎(うらしま こたろう)
- 猫田あみ(ねこた あみ)
- 上島ケイ(うえしま ケイ)
- 磯辺(いそべ)
- 奈々生が過去に出会った人物
- 雪路(ゆきじ)
- 柊(ひいらぎ)
- 夜ノ森 水波姫(よのもり みつはのひめ)
- 助六(すけろく)
- 黒麿(くろまろ)
- 『神様はじめました』の用語
- 夜切車
- 時廻りの香炉
- 『神様はじめました』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 巴衛「危ういそんな生き物が 俺の拠り所なのだ」
- 巴衛「最上級の感謝」
- 奈々生「こんなに優しくて強くてあたたかいのにあきらめろなんてずるい 止められないよ きっともっと好きになってく」
- 瑞希「君のせいで僕は 前よりもひとりじゃなくなったよ」
- 二郎「この目に焼きつけておこう 目を閉じればいつでも花の中のそなたに会いに行けるように」
- 巴衛「あぁ 好きだとも これでお嫁に来てくれるかい?」
- 霧仁「人間でもなんでもやってやれないことはない要はやるかやらないかだ俺は人の身体に堕ちたからといって弱者に回る気はさらさらねぇよ指くわえてべそかいてる暇もない」
- 『神様はじめました』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- テレビアニメのCMにお笑いタレント・歌手のAMEMIYAが出演
- iPhone/Android向けゲームアプリ『神様はじめました~ドキドキあやかし LOVE~』
- TVアニメ『神様はじめました◎』コラボ企画 ラッピング車両の運行
- 『神様はじめました』の主題歌・挿入歌
- 第1期
- OP(オープニング):ハナエ『神様はじめました』
- ED(エンディング):ハナエ『神様お願い』
- ED(エンディング):KURAMA(岸尾だいすけ)featuring ハナエ『神様お願い堕天使☆Mix』(第10話)
- 挿入歌:KURAMA(岸尾だいすけ)『堕天使DA☆TEN☆DIE』(第2話)
- 挿入歌:鞍馬『天使LA☆TEN☆SEE』(第1期6話、第2期6話)
- 第2期
- OP(オープニング):ハナエ『神様の神様』
- ED(エンディング):ハナエ『おとといおいで』
- ED(エンディング):ハナエ『翼☆バサ☆ハザード』(第6話)