David Bowie(デヴィッド・ボウイ)の徹底解説まとめ

David Bowie(デヴィッド・ボウイ)とは、1970年代から死の直前、2016年まで活躍したロック・ミュージシャンである。70年代のグラム・ロックから、何度も自分の音楽のスタイルを実験、改革し、20世紀後半のロック・シーンに大きな影響を与えた。ザ・キュアのロバート・スミス他、ボウイに影響を受けたミュージシャンは多い。
それまでわりと単純な歌詞が多かったロックの歌に、哲学的な深い考察を導入したことでも有名である。

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『"Heroes"』

1977年10月14日発売。

デヴィッド・ボウイの11枚目のアルバム。邦題は『英雄夢語り(ヒーローズ)』。
ベルリン三部作の2作目。前作よりもロック色は強いが構成などは踏襲している。表題曲は多くの人にカバーされている上、2012年ロンドンオリンピックの開会式でもイギリスチームの入場曲に使われた。 タイトルの""は閉鎖的な状況にいる男が儚い夢として描いている皮肉なようなもので強調されているからである。アルバムジャケットは日本人の鋤田正義が撮影。

『Lodger』

1979年5月18日発売。

デヴィッド・ボウイの12枚目のアルバム。前々作の『Low』や前作『"Heroes"』と違い、インストやロック調の曲は減りポップなナンバーが続く。参加アーティストも変化があり、キング・クリムゾンのギタリストであるエイドリアンブリューが参加している。のちにブリューはツアーににも参加している。
実はスイスでレコーディングされているがブライアンイーノが参加しているため、ベルリン三部作の最終章として扱われている。

『Scary Monsters (and Super Creeps)』

1980年9月11日発売。

デヴィッド・ボウイの13枚目のアルバム。
ニューウェーブ系の音を前面に出したアルバム。一曲目に日本人の朗読が入っているのが、少し日本人からすると面白い。
「Ashes To Ashes」はセカンドアルバムで登場したトム少佐をふたたび登場させている。

『Let's Dance』

1983年4月14日発売。

デヴィッド・ボウイの14枚目のアルバム。
メインストリームに名を挙げたアルバム。Chicのナイルロジャーズと共同プロデュース。ナイルロジャーズは2013年にダフトパンクの「Random Access Memories」に参加して話題になった。
前作より一般向けになり、ディスコやいわゆる80sらしい曲が多いアルバムである。タイトル曲ではまだ当時無名だったブルースギタリストのスティーヴィーレイヴォーンが参加している。
このアルバムのヒットにより、大規模なツアーであるシリアスムーンライトツアーが行われた。

『Tonight』

1984年9月24日発売。

デヴィッド・ボウイの15枚目のアルバム。前作『Let's Dance』の路線をそのまま引き継いだアルバムでヒットした。全英1位。

『Never Let Me Down』

1987年4月18日発売。

デヴィッド・ボウイの16枚目のスタジオ・アルバム。
ボウイの旧友であるピーターフロンプトンが参加していたが、興行的には失敗。1980年代に出したアルバムのなかで唯一全英1位を取れなかったアルバムになってしまった。俳優のミッキーロークが出演している。

『Tin Machine』

1989年6月21日発売。

シンプルなロックバンドを目指したティン・マシーンのファースト・アルバム。
音楽評価は賛否両論だったがある程度の評価はある。

『Tin Machine II』

1991年9月2日発売。

ツアーの後に発表された、ティン・マシーンの2枚目のアルバム。
残念ながら音楽的にも興行的にも失敗となってしまい、この後解散となる。

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