Syrup16g(シロップ16g)の徹底解説まとめ
「Syrup16g」とは、日本のスリーピースロックバンドである。Vo&Gtの五十嵐隆を中心に、1996年に結成され、2002年に日本コロムビアからメジャーデビューを果たす。「諦め」「嫉妬」「劣等感」などを漂わせる歌詞がリスナーの心を掴み、根強いファンが多く存在する。2008年には日本武道館でライブを行うも、それと同時に解散を発表。バンドは一度解散をする。しかし、2014年に再結成を果たし、活動を再開している。
Syrup16gのメンバー
現メンバー
五十嵐 隆(いがらし たかし)
Vo&Gt担当。1973年6月1日生まれ。埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身。作詞作曲を担っており、Syrup16gの核ともいえる人物。ガラガラの声が特徴的。高校生の頃にの学園祭で飲酒をしたり、バンド解散後は何もせず引きこもっていたりとアウトローな面が多いが、そこも彼の魅力である。また、作曲のペースが非常に速いことでも有名だ。
顎に蓄えた髭が特徴だったが、再結成に伴い顎鬚が無くなり、髪はストレートになる。
キタダ マキ
Bass担当。1969年7月4日生まれ。静岡県出身。本名は「北田万紀」。バンド内で最年長。『delayed』発売のタイミングで加入。ステージやメディアでは基本的に一切喋らない。サポートミュージシャンとして「Salyu」「スネオヘアー」「椎名林檎」といったアーティストのレコーディングやライブに参加している。
中畑 大樹(なかはた だいき)
Dram担当。1974年7月25日生まれ。青森県出身。金髪がトレードマーク。ライブでのMC、一部の楽曲ではレコーディングエンジニア、CDやDVD、グッズのデザインなどを担当。Syrup16gの他にも「VOLA & THE ORIENTAL MACHINE」「YakYakYak」「SABAH」「peridots」のメンバーでもある。また、サポートミュージシャンとしても精力的に活動しており、「plenty」「ハルカトミユキ」「tacica」などといったミュージシャン達の楽曲にもドラマーとして参加している。
旧メンバー
佐藤 元章(さとう もとあき)
旧Bass担当。1972年10月29日生まれ。神奈川県出身。スキンヘッドが特徴で2002年6月に腰が悪いことが原因となりバンドを脱退した。本人曰く五十嵐とは親友と呼べるほどの仲である。
Syrup16gのディスコグラフィー
シングル
『パープルムカデ』
2003年9月17日発売
(2010年に『My Song』と2枚組で再発)
1. パープルムカデ
2. (I'm not) by you
3. 回送
4. 根ぐされ
当時、フルアルバムしかリリースしてなかったSyrup16gにとって初のシングルとなるが、曲数的にもはやミニアルバムとも言えるぐらいのボリュームがある作品だ。ライブの定番曲でもある「パープルムカデ」が収録されている。また、最後の曲である「根ぐされ」はドラムの中畑がレコーディング及びミックスを担当した。
『My Song』
2003年12月17日発売
(2010年に「パープルムカデ」と2枚組で再発)
1. My Song
2. タクシードライバー・ブラインドネス
3. 夢
4. イマジン
5. テイレベル
この作品も、もはやシングルというよりミニアルバムと言える程の曲数が収録されている。2曲目の『タクシードライバー・ブラインドネス』はライブの定番曲であり、非常にファンからは人気のある曲だ。また、3曲目の『夢』では「幸せはヤバいんだ」「夢叶えてしまった」といった歌詞が特徴的であり、普通なら誰しも「夢を叶えること」「幸せになること」に憧れるものであるが、彼はそれを悪いことのように歌っている。そんな五十嵐の独特な世界観を感じることができる作品だ。
『リアル』
目次 - Contents
- Syrup16gの概要
- Syrup16gの活動経歴
- Syrup16gの原点
- バンド結成からメジャーデビュー
- 「キタダマキ」の加入、異例のスピードでCDをリリース
- 活動休止
- 活動再開から突然の解散
- 「日本武道館」での解散ライブとその後
- 五十嵐隆の生還、そして再結成へ
- 終わらないツアー
- Syrup16gのメンバー
- 現メンバー
- 五十嵐 隆(いがらし たかし)
- キタダ マキ
- 中畑 大樹(なかはた だいき)
- 旧メンバー
- 佐藤 元章(さとう もとあき)
- Syrup16gのディスコグラフィー
- シングル
- 『パープルムカデ』
- 『My Song』
- 『リアル』
- 『うお座』
- 『I・N・M』
- ミニアルバム
- 『Free Throw』
- 『Kranke』
- アルバム
- 『COPY』
- 『coup d'Etat』
- 『delayed』
- 『HELL-SEE』
- 『Mouth to Mouse』
- 『delayedead』
- 『syrup16g』
- 『Hurt』
- 『darc』
- 『delaidback』
- ベスト盤
- 『動脈』
- 『静脈』
- 『a complete unknown -syurup16g complete box by unknown project-』
- DVD
- 『BLACKSOUND/BLACKHUMOR』
- 『遅死10.10』
- 『GHOST PICTURES』
- 『「the last day of syrup16g」syrup16g最後の日 The complete document of LIVE FOREVER 〜the last waltz of syrup16g〜 live at 日本武道館』
- 『再発患者』
- Syrup16gの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 生活
- Reborn
- さくら
- 負け犬
- 遊体離脱
- 天才
- 落堕
- ex.人間
- 正常
- パープルムカデ
- My song
- リアル
- 翌日
- 生きているよりマシさ
- 冷たい掌
- Deathparade
- Syrup16g(五十嵐隆)の名言・発言
- 五十嵐隆「武道館でライブをするときは死ぬ」
- 五十嵐隆「明日は来ないね。明日はない。終わってしまうね。 ってさっき思ったんですけど、プレーヤーから次の日が見える歌をいっぱい書いたから、 よかったらこれからも聴いてください」
- 五十嵐隆「五十嵐的には最も影響を与え続けているのは、まぎれもなく"俺"自身です。 嘘だと思うなら一曲でも"あの曲に似ている"という曲を教えてください。きっとないはずです。 あっても言わなくていいです」
- 五十嵐隆「にごっている、という事。そして(本物の)シロップのように無色透明な存在を夢想するあまりに、にごっていく世界。 と己。ソとドとシとラとソの中間にある無限の宇宙感。永遠のコドク。生命力」
- 五十嵐隆「俺、世界平和の為に歌うよ!」
- 五十嵐隆「幻想は幻想として美しいから価値がある」
- Syrup16gの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ドーナツ屋で生まれたバンド名「Syrup16g」
- Syrup16gの前身バンドは「SWIMS」
- 他バンド・後輩バンドとの深い親交関係
- 五十嵐は高校時代に文化祭で飲酒
- 畑中は『プリキュア』の曲も担当
- 事務所の意図によって脱退させられた元ベーシスト佐藤