Foo Fighters(フー・ファイターズ)の徹底解説まとめ

Foo Fighters(フー・ファイターズ)は、1995年に結成されたアメリカのロックバンド。カリスマ的人気を誇ったバンド、NIRVANA(ニルヴァーナ)のドラマーを務めたデイヴ・グロールが同バンドの解散を機に、フロントマンとして新たに結成。男臭く、力強いサウンドと熱いライブパフォーマンスで人気を誇り、常に世界中のスタジアムを席巻している。グラミー賞へのノミネートが31回、うち15回の受賞で「最もグラミー賞を獲得したバンド」として知られ、2021年には「ロックの殿堂」入りを果たした。

2021年リリースのアルバム。アルバムからの先行シングルとして発売されてヒットした「Shame Shame」が収録されている。

1. Making a Fire
2. Shame Shame
3. Cloudspotter
4. Waiting On A War
5. Medicine at Midnight
6. No Son of Mine
7. Holding Poison
8. Chasing Birds
9. Love Dies Young

Foo Fighters(フー・ファイターズ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

The Pretender

Foo Fighters「The Pretender」

ライブでは常に最高潮の盛り上がりを見せる、代表曲の一つ。繰り返されるリフと、怒りを帯びたデイヴのシャウトが強烈な緊張感を生み出し、サビで一気に解き放たれるエネルギーは聴く者すべての心を揺さぶる。怒りとパワーが爆発する、バンドのライブを象徴するアンセムとなっている。

Monkey Wrench

Foo Fighters「Monkey Wrench」

疾走感あふれるサウンドと痛烈な歌詞が絡み合う、初期の焦燥感を凝縮した一曲。荒々しいギターリフと力強いドラミングが、デイヴの心の叫びを代弁するかのように突き刺さり、新たな一歩を踏み出す決意と葛藤が感じられる。

Best Of You

Foo Fighters「Best Of You」

静と動のコントラストが心を揺さぶる、魂を削るような名バラード。静かに始まるパートから一転、爆発的なサビで感情が解き放たれる構成は、聴く者に強いカタルシスを与える。
「あなたの最高の部分を引き出したい」という切実な願いが、力強くもエモーショナルな歌声で歌われ、ファンの中では屈指の人気を誇る名曲だ。

Learn To Fly

Foo Fighters「Learn To Fly」

軽快なポップさとバンドの重厚さが絶妙に融合した、爽快なロック・アンセム。親しみやすいメロディと希望に満ちた歌詞が、多くの聴衆に勇気を与えた。MVで見せるメンバーのユーモラスな演技も印象的で、バンドの持つポジティブな魅力を象徴する一曲となっている。

Foo Fighters(フー・ファイターズ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

FUJI ROCK FESTIVAL '15で話題をさらった「デイヴが立った」事件

デイヴ自らデザインに携わったという玉座

2015年に開催された日本の大型ロックフェスイベント、FUJI ROCK FESTIVAL '15のGREEN STAGEにおいてヘッドライナーを務めることを発表されていたFoo Fightersだが、直前のライブでフロントマンのデイヴ・グロールはステージから転落し、足を骨折。こうした経緯からFUJI ROCK FESTIVAL '15の当日は彼のために設えた「玉座」が置かれ、デイヴはそこに着席する形でライブが進行していった。
MCでスクリーンにYouTubeの映像を流し、自身がどのように骨折したのかを解説し、レントゲンの写真や「玉座」のデザイン画まで公開してしまうような和やかな時間も交えつつ、気迫たっぷりにライブは進行していった。
そしてデイヴはライブ中盤、おもむろに松葉杖をついた状態ではあるが立ち上がり、この日集まった日本のファンの顔を見ようと花道を歩き始める。そして花道のど真ん中で、「My Hero」と、「Times Like These」のアコースティック・バージョンを披露するというファンサービスも見せた。デイヴのこのパフォーマンスにファンは大いに喜び、ライブレポートのブログ記事や、ニュースサイトの記事など、さまざまなインターネット上の媒体で「デイヴが立った」という一文が登場した。足を骨折してもなおステージに立ち、最高のパフォーマンスを届けようとする、デイヴ・グロールの不屈の精神とファンへの愛が、多くの人の心を強く動かしたことが伝わるエピソードである。

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