グッドモーニング・キス(GMK)のネタバレ解説・考察まとめ
『グッドモーニング・キス』とは高須賀由枝の漫画であり、1997年から連載された『グッドモーニング・コール(GMC)』の続編として2009年から『りぼんマスコットコミックスCookie』にて連載された。中3の頃にひょんなことがきっかけで同居をしていた主人公の吉川菜緒と上原久志が、大学生になり進路に悩む姿や社会人として様々な困難に立ち向かう姿が描かれている。大人としての恋愛の悩みや不安と葛藤する人間模様に多くの人が共感し夢中になれる作品である。2017年にはドラマ化もされている。
菜緒が臨時職員として配属された生活課の課長で、菜緒の父親とは小・中・高の同級生。妻と子供2人がいる。一見優しそうに見えるのだが、初勤務の菜緒をラブホテルにまで誘おうとするなど浮気癖がある。
城山(しろやま)
菜緒が臨時職員として勤めることになった役場の広報課の職員。菜緒の母親とはジム仲間。優しく話しやすいのだが、押しが強い。世話好きでお見合いを企画するのが好き。菜緒にも無理やり見合い写真を押し付け、久志を慌てさせたこともある。
横田(よこた)
「一番星」2号店にアルバイトとして入った、ぽっちゃり体型の20歳男性。素直な性格をしているが、あまり仕事ができないタイプ。仕事中に有名人が来店したことをSNSに発信しようとして店長の佐多一星に怒鳴りつけられ、アルバイト初日で辞めてしまった。しかし、将来自分のラーメン店を持つという夢が諦められず、数日後には一星に頭を下げ無給で働き始める。
佐藤 達也(さとう たつや)
出典: ameblo.jp
「一番星」2号店の客としてやってきた際に菜緒がスーツを汚してしまったIT社長の男性。恋人がいるのに自分の誘いに乗ってくる女性を「ビッチ」呼ばわりする最低な一面を持っている。一番星でトラブルが起こり働けなくなった菜緒を期間限定で自分の会社で働かせたり、人間関係で落ち込んでいるまりなを縁切り神社に連れて行くなど、何かと菜緒たちをサポートすることが多い。
久志の大学院関係者
岡玉 実(おかだま みのる)
出典: ameblo.jp
上原久志が通う大学院出身のモーベル賞候補のチームに入っている研究者で、久志が博士課程へ進むきっかけとなった人物。若かりし頃はぽっちゃり体型でモテなかったことからイケメンを異常に嫌っていた。そのため、教授推薦の就職を断ってまでも研究室に入りたいと熱望している久志を拒否し続けていたが、元教え子の勧めもあり渋々久志を研究室に迎え入れる。
その後は久志をフランスの研究室に行かせたり、久志と吉川菜緒との将来のことを心配するなど何かと久志を気に掛けるようになっていく。「一番星」2号店のラーメンが大好物で、店の常連でもある。
梶原(かじわら)
フランスの国立研究所に研究員として勤める岡玉実の元教え子の女性。上原久志が岡玉の研究室に入るきっかけとなった人物で、博士課程に進んだ久志を1ヵ月フランスの研究所で面倒を見る。久志の大学に来た際に花壇でおにぎりを頬張る久志を見かけたことから、久志を「おにぎり君」と呼び始める。事実婚だが、ドイツの研究所に勤めるフランス人の夫がいる。
羽鳥(はとり)
フランスの大学院生で博士課程3年生の男性で、梶原と同じ国立研究所の研究員。梶原の影響で久志を「おにぎり君」と呼んでいる。一度就職したのちに大学に戻っているため実は36歳。27歳の時に大学院に戻りたいと言い出したことがきっかけで彼女にフラれてしまった過去を持つ。過去の経験から、久志に菜緒を大事にするようアドバイスする一面もある。
ソフィー
フランスの国立研究所で技術員をしているフランス人の女性。日本のアニメと漫画が大好き。同じ研究員の羽鳥といい雰囲気のようだが恋人未満の微妙な関係。
その他
伊賀上ひろし(いがうえひろし)
出典: blog.livedoor.jp
大学進学のために上京した大学1年生で、決断力がなく自己主張ができない男の子。人づきあいが大の苦手ということもあり、借りたマンションの部屋が上原久志とダブルブッキングをしてしまった際の久志の決断力・行動力・交渉力に目を輝かせてしまう。さらに久志が大食いということを知ると、男らしい久志に憧れ始める。
自宅近くにあるカフェでアルバイトをしている女子大生のゆみに恋をする。しかし、久志に近づこうとするゆみを止めたいあまり、自分も久志に好意を持っているとゆみに言ってしまう。久志が誤解を解く機会になればと自宅での鍋パーティーに何度かゆみを誘うが、肝心の伊賀上はゆみへの誤解を解くことができずにいた。
ゆみ
伊賀上ひろしと上原久志が住むマンションの近くにあるカフェでウェイトレスをしている女子大生。大学の友人達からは「ゆみたん」と呼ばれている。人付き合いが苦手で、友人たちとの付き合いにも疲れていた。アルバイト先のカフェにやってくる伊賀上が久志に恋していると勘違いしている。
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『グッドモーニング・コール』とは、少女漫画雑誌『りぼん』で1997年9月号から2002年4月号まで連載され、アニメ化やドラマ化もされた高須賀由枝の作品である。 主人公の中学3年生の吉川菜緒と同級生の上原久志は、家庭の事情から一人暮らしをすることになるが、ひょんなことがきっかけで同居することになってしまう。菜緒と上原の中学生らしい甘酸っぱい恋愛模様や、二人を取り巻く友人たちとのほのぼのとした日常生活が描かれていることから、10代を中心とした多くの女性たちの心をわしづかみにした作品である。
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目次 - Contents
- 『グッドモーニング・キス』の概要
- 『グッドモーニング・キス』のあらすじ
- 大学編
- 大学生にも色々あるんです
- 大人になるって大変なんだね
- 社会人編
- 初めての遠距離恋愛
- 菜緒の東京進出
- 二人に訪れる転機
- 『グッドモーニング・キス』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 吉川 菜緒(よしかわ なお/演:福原遥)
- 上原 久志(うえはら ひさし/演:白石隼也)
- 友人
- 紺野 まりな(こんの まりな/演:荒井萌)
- 光石(みついし/演:長嶋柊吾)
- 阿部 順(あべ じゅん/演:長澤航也)
- 太田佳代(おおたかよ/演:吉田まどか)
- 駒沢 健吾(こまざわ けんご)
- 北浦 希(きたうら のぞみ/演:手塚真生)
- 吉川家
- 菜緒の父親(演:おかやまはじめ)
- 菜緒の母親(演:藤田朋子)
- 吉川 菜実(よしかわ なみ)
- 吉川 伊緒(よしかわ いお)
- 上原家
- 上原 百合(うえはら ゆり/演:森絵梨佳)
- 菜緒の同僚
- 佐多 一星(さた いっせい/演:健太郎)
- 尾形(おがた)
- 原田(はらだ)
- 田中(たなか)
- 藤巻(ふじまき)
- 高橋(たかはし)
- 城山(しろやま)
- 横田(よこた)
- 佐藤 達也(さとう たつや)
- 久志の大学院関係者
- 岡玉 実(おかだま みのる)
- 梶原(かじわら)
- 羽鳥(はとり)
- ソフィー
- その他
- 伊賀上ひろし(いがうえひろし)
- ゆみ
- 篠崎 大地(しのざき だいち/演:桜田通)
- 水野(みずの)
- 大泉 ルミ子(おおいずみ るみこ)
- 仲津河(なかつがわ)
- 浅井 健嗣(あさいけんじ)
- 晴日 (はるひ)
- 『グッドモーニング・キス』の用語
- 401号室
- 402号室
- 一番星
- 三角沢駅
- 『グッドモーニング・キス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 上原久志「結婚しよう…か」
- 上原久志「親孝行したい時に親はなしって言うだろ」
- 吉川菜緒の父が上原久志にお酌をするシーン
- 紺野まりなが吉川菜緒の前で涙を流すシーン
- 研究者への夢を後押ししてくれた吉川菜緒に感謝するシーン
- 『グッドモーニング・キス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 牛乳プリンとのコラボ商品が発売されていた
- ドラマの続編が放送されていた
- 原作との相違点
- 『グッドモーニング・コール our campus days』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:on and Go!「恋スルキモチ」