グッドモーニング・キス(GMK)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『グッドモーニング・キス』とは高須賀由枝の漫画であり、1997年から連載された『グッドモーニング・コール(GMC)』の続編として2009年から『りぼんマスコットコミックスCookie』にて連載された。中3の頃にひょんなことがきっかけで同居をしていた主人公の吉川菜緒と上原久志が、大学生になり進路に悩む姿や社会人として様々な困難に立ち向かう姿が描かれている。大人としての恋愛の悩みや不安と葛藤する人間模様に多くの人が共感し夢中になれる作品である。2017年にはドラマ化もされている。

大学1年生で明るく大人しいが、周囲に流されやすく天然気味な性格の女の子。別の大学に通う恋人の上原久志とは中学の同級生で中学3年生の頃の同居がきっかけで交際がスタートしている。中学の同級生で親友の紺野まりなとは、高校に続き同じ大学に通っている。
大学生活にも慣れ始めた頃に突然やってきた父親に、以前久志と同居していたことがバレてしまい実家に連れ戻されてしまう。このことがきっかけで久志からプロポーズをされ、結婚の約束を交わすことになる。そんな中、東京の大学院に進学するという久志に合わせて、東京での就職活動を始めるが応募した数十社すべてから断られてしまう。そのため、大学卒業後は両親が住む田舎に戻り、地元の役場で臨時職員をすることなる。再就職活動を始めた菜緒のもとに、高校時代のアルバイト先だったラーメン店から正社員雇用のオファーが舞い込んでくる。迷わずオファーを受けた菜緒は、1年後にラーメン店の東京進出に合わせて上京することになるのだった。

上原 久志(うえはら ひさし/演:白石隼也)

出典: www.suruga-ya.jp

菜緒の恋人で、菜緒とは別の理系の大学に進学する。幼い頃に亡くなった両親がなくなったため兄の上原卓也と二人暮らしをしていたが、卓也の結婚を機に中学3年生の時に家出をする。背が高くルックするもいいため、中学・高校・大学では女子たちから人気だったが、実は大食いで食べ物のことになると豹変する一面もある。しかし、恋愛に対して鈍いため自分がモテていることに全く気づいていない。
大学1年の時に、菜緒と以前同居していたことが菜緒の父親にバレてしまう。このことがきっかけで菜緒にプロポーズをし、菜緒と結婚の約束をする。大学卒業後は東京の大学院へ進むが、後に就職をするか博士課程へ進むかで悩むことになる。菜緒の後押しもあり博士課程へ進み、フランスの研究所へ行くなど研究者としてのスキルを徐々に上げていく。

友人

紺野 まりな(こんの まりな/演:荒井萌)

出典: mantan-web.jp

イケメンに目がなく中学時代からイケメンの情報を集めることを趣味にしている大学1年生の女の子。一見明るくしっかりしてそうに見えるが、素直に気持ちを口に出せない性格のため打たれ弱い一面を持っている。中学から親友の吉川菜緒とは同じ大学に通っている。中学から交際している恋人の光石が遠方の大学に進学してしまい、会えない寂しさから電話でもケンカになってしまう。そんな時はいつも、自分の気持ちに素直な菜緒と自分を比較して落ち込んでしまっている。
大学卒業後は東京へ就職するが、慣れない土地での一人暮らしや同僚との関係に疲れてしまう。そんな中、上京が決まった菜緒とルームシェアをすることになり心にゆとりが生まれたまりなは、新しい未来へ踏み出そうと光石へ別れを切り出す。しかし、光石からはプロポーズをされてしまい戸惑いながらも二人で話し合いを重ね、光石との結婚を決意する。

光石(みついし/演:長嶋柊吾)

出典: twitter.com

吉川菜緒と紺野まりなとは中学の同級生。まりなとは中学3年から交際しているが、医者の息子ということもあり高校も進学校に通っていた。高校卒業後1年間浪人をし、北海道にある獣医師の大学に進学した。高校から少しずつすれ違い始めていたまりなとは、電話でもケンカが増え自然消滅寸前までに陥っていた。そんな中、東京に就職をしたまりなから別れを切り出された光石は、「別れたくない」とまりなにプロポーズをする。まりなが実は仕事への悩みや結婚への不安を抱えていたことを知り、二人で話し合いを重ね改めて結婚を決意する。

阿部 順(あべ じゅん/演:長澤航也)

出典: more.hpplus.jp

吉川菜緒とは中学からの同級生で同じ大学に通っている。乙女っぽい性格や考え方をしていて、恋人とのラブラブデートに憧れている。中学時代には「告白大王」と呼ばれていたことから、周囲からフラれることを期待されるキャラクターになっていた。中学3年の時のバレンタインで本命チョコをもらった大石つかさとは、つかさがイギリスに旅立って以降もメールで連絡を取り合っているが恋仲にはなれていない。
大学4年間色恋沙汰は全くなく、彼女いない歴=年齢を継続している。大学卒業後は親戚のコネで地元の企業に就職する。菜緒が東京に上京した後は、東京出張のたびに上原久志や菜緒と会っている。一見悩み事とは無縁に見えるが、実は仕事の理不尽さから不眠になり心療内科に通っていることを久志に打ち明けている。

太田佳代(おおたかよ/演:吉田まどか)

吉川菜緒と紺野まりなの大学からの友人でメガネがチャームポイントの女の子。菜緒たちからは「太田ちゃん」と呼ばれ常に一緒に行動している。雑貨が好きで将来は自分の雑貨店を持ちたいという夢を抱きながら、雑貨店でアルバイトをしている。菜緒たちと一緒にいるうち自然と阿部順とも仲良くなり、少しずつ阿部の人柄に惹かれ好きになっていく。卒業旅行で阿部に告白するチャンスがあったが、告白できないまま大学を卒業してしまう。
大学在学中に就職先が決まらず、卒業後はアルバイトをしていた雑貨店で準社員として働いていた。地元ということもあり同じ地元で就職した阿部とたまに話す機会があるが、自分の気持ちは阿部に伝えずにいる。

駒沢 健吾(こまざわ けんご)

上原久志とは中学から大学までの同級生で、久志にとっては唯一心を許している友人である。頭がよくルックスも悪ないため、常に切れ目なく彼女がいた。大学時代には、久志と菜緒の引っ越しの手伝いや卒業旅行などで安定の運転技術を披露する。
大学卒業後は、大学の先輩の紹介で大手企業に就職が決まる。大学の頃から交際していた恋人の妊娠や浮気が発覚し破局したことを、社会人になってからも不定期で行ていた飲み会の席で久志や阿部順に相談・報告している。

北浦 希(きたうら のぞみ/演:手塚真生)

吉川菜緒と上原久志とは高校の同級生で、身長が高くスレンダーな女の子。高校卒業後は、東京の大学に進学するために兄と二人暮らしをしている。もともと女子からの人気が高かったが、大学進学後も変わらず女子人気が高い。
菜緒が就職のために上京した後、菜緒から久志が大学院で同じ分野の研究をしていることを聞く。久志が通う大学と自分の大学が近かったことから、徐々に久志と二人で会う機会が増えていく。そんな時、久志から二人で会うことに菜緒が不安がっていると聞き慌てて菜緒に謝罪をする。しかし、時折見せる久志の気遣いや優しさに徐々に惹かれていく。久志から紹介された研究者の岡玉に、久志への気持ちを久志本人にバラされてしまう。

吉川家

菜緒の父親(演:おかやまはじめ)

菜緒の父親で、実家の農業を継いでいる。大学生になった菜緒の自宅を突然訪問した際に、菜緒と上原が以前同居していたと知り菜緒を実家に戻そうとする。菜緒を迎えに来た久志から結婚の話をされるが、二人の結婚を反対し続ける。
大学時代に学費や生活費を自分で稼いでいたこともあり、久志が自分と同じ苦労人だと知ると少しずつ菜緒との交際を認めていくようになる。両親がいない久志が、年末年始に菜緒と一緒に帰省するたびにお年玉を渡したり、博士課程に進む久志の学費の心配をしたりする一面も見せる。

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